タイヤ交換するときのタイヤサイズの選択について

タイヤが消耗したときや、自分の乗り方に合った性能のタイヤに換えたいときの、タイヤサイズ選択の参考にして下さい。

1 リムの形式を確認します。

リムの刻印されている形式とサイズがタイヤを選ぶ基準になります。

リムには、WOとHEの形式があり、互換性がありません。

詳しくは 下記をご覧ください 。

2 タイヤサイズを確認します。

タイヤの側面に表示されているサイズと形式を確認します。(サイズ表示のないリムや、形式を省略して、サイズを表示しているタイヤもありますので、リムとタイヤの両方を確認すれば間違いありません。)

3 タイヤサイズとは?

HE26×2.10
WO26×1 3/8
タイヤの直径
(インチ表示)
タイヤの幅
(インチ表示)

WO700×28C
タイヤの直径
(ミリ表示)
タイヤの幅
(ミリ表示)

4 リムとタイヤの互換性

一般的な自転車(シティサイクル、ホームサイクルなど)の場合、リムサイズと同じのタイヤを選択します。

マウンテンバイクの場合

ロードバイクの場合

ツーリングバイクの場合

以上の互換性は一般的な基準で、すべてのリムとタイヤが可能ではありません。リムメーカー推奨サイズ内で使用して下さい。

クロスバイクには、さまざまなリムが採用されていて特に難しいです。

クロスバイクのタイヤを細くしたい場合、リムの幅を基準として、幅以上のサイズのタイヤでしたら、ほとんどが取付可能です。

5 タイヤ交換の注意点

  1. タイヤが消耗して交換する場合、中のチューブも劣化しています。せっかくタイヤを新しくしても、チューブが原因でパンクが起こってしまう事も多いです。タイヤを交換する時は、チューブも一緒に交換をおすすめします。(MTBなどの場合、スペアチューブとして、とっておくと便利です。)
  2. タイヤサイズを変更した場合、チューブのサイズも合わせて交換が必要になります。チューブのサイズは、タイヤに合わせて太くても細くても良くありません。
  3. タイヤサイズを太くする場合、車体とタイヤのクリアランス(隙間)に注意が必要です。リムには取付可能でも、車体に当たって使用できない場合があります。
  4. MTBに細いタイヤをはくと、走行感が軽く、街乗りでは乗りやすくなりますが、あまり細すぎるタイヤにすると、車輪の径が小さくなり、ハンドリングがクイックになったり、安定感の面で問題がある場合があります。
講座トップ 基本編