サンタマリア アクアマリン 深いブルーはエーゲ海の色合い「美しい」


エーゲ海


上の写真はギリシャ・サントリーニ島でエーゲ海に位置する美しい島で特徴的な景観は、白い壁と青い屋根の建物、そして深いブルーのエーゲ海で世界的に有名な場所です。
こんなエーゲ海をご覧頂きたくサントリーニ島の写真を掲載させて頂きました。

アクアマリンブレスレット


今回はエーゲ海の色に似たサンタマリア・アクアマリンに付いてのご紹介です。
色合いがエーゲ海の色そっくりなのです。
他のアクアマリンとは一線を画す程の違いを持っています。
それは色で深いブルー。
美しいとはこの事で、本当にこんな色のアクアマリンが存在するのかと思った程です。

アクアマリンブレスレット


サンタマリア・アクアマリン(Santa Maria de Itabira)

サンタマリア・アクアマリンはブラジル ミナス・ジェライス州 サンタ・マリア・デ・イタビラ鉱山で1950年代に発見され、その美しさからサンタマリア・アクアマリンと呼ばれていましたが今から約四十年前に枯渇しています。
サンタマリア・アクアマリンはその色味が素晴らしく透明感のある深いブルーが特徴で他のアクアマリンを寄せ付ける事のない美しさを持っていましたが、枯渇と共にサンタマリアは市場から消えていきます。
そんな折の1991年頃、サンタマリア・アクアマリンに匹敵する美しさを持つアクアマリンがモザンビークで発見されます。
このアクアマリンは透明度が高くインクルージョンが少なく、サンタマリア・アクアマリンだけがが持っていた深いブルーを持ち合わせている美しいアクアマリンでした。
現在ではその同じような品質・色等から産地は違いますが「サンタマリアブルー・アクアマリン」・「モザンビーク産 サンタマリア アクアマリン」・「サンタマリア アフリカーナ アクアマリン」・「サンタマリア アクアマリン」等で呼ばれています。
ただし、これは産地(ミナス・ジェライス州 サンタ・マリア・デ・イタビラ鉱山)を意味するのではなく、アクアマリンの持つ色味や品質を指して呼ばれいる事には注意が必要です。
現在ではブラジル ミナス・ジェライス州 サンタ・マリア・デ・イタビラ鉱山産 サンタマリア・アクアマリンは皆無と言ってよいと思います。
また、存在したとしても枯渇している鉱山から採掘される事も無くその産地を証明する手立てもありません。
上に掲載した2枚の写真はイタビラ鉱山産ではなくモザンビーク産サンタマリアアクアマリンブレスレットです。
今回、11本と少量ですが入荷があったのでその1本を鑑別依頼しました。

鉱物名 天然ベリル

宝石名 アクアマリン

宝石名が「アクアマリン」になるには「ブルー」の色が必修で薄いと鉱物名と同じベリルとなるので「色」が重要です。

宝石鑑別書


処理は透明材の含浸処理が行われているだけでした。
透明剤を含浸する事で耐久性を高め、透明度を上げる効果があります。
アクアマリンは固い鉱物ですがブレスレットにすると貫通穴どうしが常時当たっている状態なので欠けや割れを防止する観点からも必修と考えています。
また、太古の水入りアクアマリンだと言う事も判明しました。

宝石鑑別書


宝石鑑別書


当店で販売しているネパールガネッシュヒマール産アクアマリン・カンチェンジュンガ産アクアマリン・パキスタン スカルドゥ シガール産 アクアマリン等変わった産地もたくさん存在しますがサンタマリアのような色合いを有するアクアマリンとは今まで出会った事はありません。

サンタマリア・アクアマリンご購入の注意事項

・産地が「ブラジル ミナス・ジェライス州 サンタ・マリア・デ・イタビラ鉱山」となっている場合は上記に書きましたが注意が必要です。
※今から約40年前に枯渇している石が現在でも流通している事に疑問に感じます
尚、サンタマリア・アクアマリンは高額な石なので出来れば宝石鑑別書付きをご購入するのがベストだと考えます。
当店でご購入の際は有料になりますが鑑別書をお付けする事ができますのでお気軽にご相談下さい。

宝石鑑別書


アクアマリンは水を意味する「アクア」と海を意味する「マリン」に由来します。
サンタマリア・アクアマリンは海の女神からの贈り物に相応しい美しい深いブルーが魅惑的な石です。
アクアマリンは「ベリル」と呼ばれる鉱物の一種で古代ローマでは安全な旅や航海を約束するお守りとして使用されていました。
3月の誕生石としても有名なので、もし1つアクアマリンをご購入するならばサンタマリアでいかがでしょうか。
きっとご満足頂ける事を信じています。

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