こんにちは。
東京農工大学名誉教授の横山正です。
出身は九州の福岡市です。

2011年の東日本大震災の後、2012年より東京農工大学の福島農業復興バイオ肥料プロジェクトの代表として福島県二本松市を中心に研究支援活動を行ってきました。大野達弘さんや多くの農家さんと知り合いになり、退職後、二本松市へ移住してブルーベリー園を皆さんに助けられて始めました。

私の専門は肥料科学と土壌微生物利用学で、ブルーベリーの栽培は初めてです。
ただ、東京農工大学は日本のブルーベリーの発祥地です。そのブルーベリーの大先生である荻原勲先生から、大きくて美味しいブルーベリー果実の生産管理に関して沢山の指導を受けて進めております。


福島に「までい」という言葉があります。 「大切に」「丁寧に」「じっくりと」「心をこめて」「手間暇を惜しまず」という意味を持ちます。福島に来て、これを学び、「までい」の心によりそって、ブルーベリー果実生産をしています。

 

また、将来の子供達のために、SDGsの「飢餓をゼロに」「気候変動に具体的な対策を」「陸の豊かさも守ろう」を応援しています。

コガネムシやオウトウショウジョウバエ用の農薬は少し使いますが、減農薬栽培です。コガネムシ類に対して自家製のフェロモントラップでの防除を試みています。また、化学肥料の使用量を減らすため、土壌微生物を用いたブルーベリーの栽培技術の開発に挑戦しています。

 

退職してからの就農は年も取ってきて大変ですが、家内とゆっくり進めています。


ブルーベリー園を開設して5年目になります。
大きくて美味しいブルーベリーが、沢山実りだしております。
是非、ご賞味いただければと存じます。