家具塗装、木工の塗装制作の工程と家具塗装、木工塗装に使用する道具、家具に使う塗料について説明

2.研磨完了
トップコート（塗膜）を綺麗に削り落とし、木地の状態になりました。

3.地塗り：（ワイピング着色）
右下の写真はワイピング着色（泥「ワイピング」のような物を塗っている所）です。その後、ウエスで拭き取ります。
色は3色からお選びいただけます。

4.中塗り（サンディング吹き）
着色後に、中塗り用サンディング吹き（ガン口径0.8〜1.5）を行います。
サンディングの種類にも寄りますが、弊社のウレタンサンディングは２（主液）：１（硬化剤）：１〜1.5（シンナー）の割合で希釈して吹いていきます。コツは均等に塗料をのせて吹くことです。
塗料を乗せすぎると、塗料の中の空気が抜け切れず（ピンホール）がでる原因になります。
夏場は温度が高い為特に注意！（夏専用シンナー乾燥の遅いタイプを使用しましょう）

5.研磨
乾燥後、改めて研磨！右側の写真はベルトサンダーですが、ミニサンダーでＯＫペーパー320#〜400#で研磨
下地まで研磨しすぎないように注意してください。
（下地まで研磨しすぎてしまう事を業界用語でアンコという）

6.コーティング・仕上げ
ウレタンフラット艶消しを吹いています。
4（主液）:1（硬化剤）:2（シンナー）の割合で吹いています。（ガン口径0.8〜1.5）
隠し味にステインのブラウン・オレンジなど自分の好きな色をわずかに入れて吹くと、微妙な深みが出ますよ！
艶はお客さまの好みに合わせて、マッド調・クリヤー調どちらでもお選びいただけます。

最終仕上げでもう少し色をつけて調整したい場合、ステインをご使用ください。
ステインは はフラット合計混合量の３％以下に抑えてください。多く入れすぎると吹きムラの原因になります。
例→フラット合計量1000ccの場合ステインの入れる量は30cc　までにしてください。

7:完成です。