ハンドメイドルアーの製作方法について塗装工程とハンドメイドルアー塗装道具について説明しています。

１：ボディー完成
ボディーを完成させ次に塗装に入ります。

２：シェイプの終ったルアーをＺＥＳＴ一液ウレタンにディッピング
気泡が付かないようにゆっくりと瓶から取り出しましょう。頭から一回、ひっくり返して尻尾から一回、 もう一度ひっくり返して頭から一回と最低３回ほど行えば充分ですが、海でのハードな使用の場合は対象魚によってもう数回追加した方が丈夫なルアーが作れます。
塗料の密着を良くするためと、仕上がりをキレイにする為にディッピングして乾燥する度にサンドペーパーをかけましょう。
POINT:ゆっくり２０秒ほど漬け込むようにディッピング

３： 下地のできたボディにサンドペーパーをかけてウレタン塗料ゼストブラックを吹き付けます。
今回はリアルフィッシュカラー０４イワシを使ってイワシカラーに仕上げます。
ＺＥＳＴが考える、釣れるイワシカラーを塗る為に必要なカラーを調合してセットにしてあります。
リアルフィッシュカラーはエアブラシ用に既にチューニングしてあります。
二液性で混合比率はカラーが５に対して硬化剤が１。付属のスポイトで５滴に対して、硬化剤が１滴という感じで混ぜてください。

４： ウレタン塗料は室温２０℃で約１２時間で乾燥します。
環境にもよって変化するので、１日以上乾燥させるとベストです。
特殊塗料スケールシルバーを吹き付けます。スケールシルバーはエアブラシで吹き付けるだけでアルミ箔を貼ったような仕上がりになる、ユニークな塗料です。
アルミを貼るのがどうも苦手な方や、一度に多くメイキングする方など、スピードアップになります。
乾燥時間も早く、１時間ほどで次の作業に移れます。
スケールシルバーは塗膜が薄い為に下地をきれいに作れば作るほどメッキ調に美しい光を放ちます。

5.鱗模様
スケールシルバーを塗ったボディにカッターなどでウロコ模様を付けてみました。

6.密着剤塗装
エラなどお好みで装飾を施します。
カラーリングする前に塗料の密着を良くするための密着剤を吹き付けておきます。強い塗装面を作りたい時にオススメです。

7.ヘッド部分塗装
頭の先の方を、キャンディイエローで塗装します。
キャンデイカラーシリーズはスケールシルバーの光を透過するクリアー系の塗料なので出来上がりは輝きのあるメタリックイエローのような仕上がりになります。

7.背中の塗装
背中をキャンディブルーで塗装します。

8. ベリー部塗装
ベリー(お腹)部分をゼストホワイトで塗装します。
ここまでの塗装でいったん乾燥させます。

9.黒点の塗装方法
イワシの黒点を塗る為に、テープなどを使ってマスキングしますあらかじめマスキングテープをボディに貼って黒点の位置を決めて、ポンチやカッターなどで黒点のマスキングを作ります。
マスキングテープを再度貼り付けて、ゼストブラックで塗装します。リアルフィッシュカラーは一度乾燥してしまえば、ラッカーなどと違いテープなど貼り付けても塗膜が強いので剥がれることはありません。

10. 黒点
こんな感じで・・・
POINT:薄っすら見えるぐらいにすると、キレイです。

11.口周り
口先をキャンディレッドで塗装します。これで今回、塗装は終わりなので一日以上置き乾燥させます。

12.最終ディッピング
仕上げのコーティングをします。
下地作りのときと同様に気泡が付かないようにゆっくりと抜きあげます。ＺＥＳＴのリアルフィッシュカラーと一液ウレタンを使っていれば、色流れはしないので面倒な色止め作業をせずに、そのままディッピングしていただけます。
尻尾の方から一回ひっくり返して頭から一回もう一度ひっくり返して尻尾から一回の計３回ほど行えば通常お使いになるには充分ですが、大きな対象魚や障害物の多いフィールドなどの場合は、ディッピング回数を増やしてください。

12. リップ･フック取り付け
乾燥を待って、リップやフックなどパーツを取り付けて完成です。