サリーチェ・サレンティーノ(SALICE SALENTINO)
(DOC)
生産地 | プーリア州 レッチェ、ブリンディシ県 | |
品種 | 赤、ロゼ:ネグロ・アマーロ、マルヴァジア・ネーラ・ディ・レッチェ、マルヴァジア・ネーラ・ディ・ブリンディシ 白:シャルドネ、ピノ・ビアンコ他 デザート:アレアティコ、ネグロ・アマーロ、マルヴァジア・ネーラ、プリミティヴォ |
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タイプ | 赤、白、ロゼ、デザートワイン | |
種類 | ロッソ、ロッソ・リゼルヴァ、ロザート、ロザート・スプマンテ、ビアンコ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ビアンコ・スプマンテ、アレアティコ・ドルチェ、アレアティコ・ドルチェ・リゼルヴァ、アレアティコ・リクオローゾ・ドルチェ、アレアティコ・リクオローゾ・ドルチェ・リゼルヴァ | |
〜サリーチェ・サレンティーノについて〜 プーリア州を代表するD.O.C.のひとつ、サリーチェ・サレンティーノ。バロック建築都市として有名な「レッチェ」の北部に位置する町「サリーチェ・サレンティーノ」にちなんでこのワインの名前が付きました。 D.O.C.の指定を受けたのは1976年。しかし、この地方でのワイン造りは紀元前6世紀にまでさかのぼることができます。当時から栽培されていたとされ、現在もサリーチェ・サレンティーノを代表するブドウ、ネグロ・アマーロ抜きにしてこのD.O.C.を語ることはできません。 ワインのタイプは4種類。赤、白、ロゼ、甘口とすべての種類が揃っています。 ロッソにはリゼルヴァタイプもあり、26ヶ月以上の熟成が義務づけられています。 〜ネグロ・アマーロと言う品種〜 先述した通り、紀元前6世紀にはその存在が確認されているブドウです。起源ははっきりとはわかっていませんが、他の南イタリアのブドウ品種同様、おそらくギリシャから伝わったとされています。 ネグロ・アマーロ、と言う名前から、その味は「アマーロ=苦い」とイメージされ、それがブドウ名の由来だという説もあります。でも、飲んでみるとわかりますが、どちらかというと丸みのあるやわらかな味わいを持っています。 また、ラテン語で「黒」を表すnigerと、ギリシャ語で同じく「黒」という意味のmavrosが混ざって、変化していった、と考えられる説もあります。つまり、「黒・黒」という意味!こちらはまさにブドウの色を強調しているものです。 イタリアの黒ブドウの中でも高い生産量を誇るブドウで、その昔はサンジョヴェーゼやカベルネ、ネッビオーロなどとブレンドされ、彼の地のワインのブレンド種として多用されていました。 〜料理との相性〜 白なら食前酒にもパスタ、魚料理に。ロゼと赤は肉料理との相性が一番。特にロゼはそのレベルが高いことで知られ、幅広い料理と一緒に楽しむことができます。
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