TUSCANY イタリアワインとグルメ食材の店
Interview

突撃インタビュー

2018/03/06

カンティーネ サン マルツァーノ社 マウロ ディ マッジョ氏

抜群の飲み心地で大注目!プリミティーヴォ100%ロゼ「トラマーリ」
濃厚赤チンクアンタで大人気の実力派プーリア「カンティーネ サンマルツァーノ」

カンティーネ サン マルツァーノ社 マウロ ディ マッジョ氏と
濃厚赤「コレッツィオーネ チンクアンタ」で大人気の実力派プーリア「カンティーネ サンマルツァーノ」。2つの海に挟まれた豊かなテロワールから産み出されるワインは赤ワインのみならず、近年プーリア最高と評価される白「エッダ」、プリミティーヴォ100%で造られるロゼ「トラマーリ」で濃厚だけではない美しさと軽やかさを感じる新しいスタイルのプーリアワインとしてワインジャーナリストからも注目を集めています。日本でもロゼ「トラマーリ」が和食の料理人「中村 孝明」氏、イタリアン「片岡 護」氏とコラボレーションする等、超一流のプロフェッショナル達がロゼ「トラマーリ」に注目を集めています。今回来日したカンティーネ サンマルツァーノ社のマウロ ディ マッジョ氏にお話を聞きました。

1962年19名の栽培農家からスタート

サンマルツァーノ

1962年19名の栽培農家からスタート
まず歴史からお話しさせて頂きます。サンマルツァーノは1962年、19人の地元ブドウ栽培農家が協同組合「サンマルツァーノ」を設立しました。

現在1200名もの栽培農家を抱え年間1400万本を生産
以来この地ブドウを中心に栽培していましたが、2000年頃から自社元詰めワインの生産を始め、現在では約1500ヘクタールの畑で1200の経験豊富な栽培農家を抱え、1400万本の生産規模を誇る協同組合となりました。プーリア伝統のブドウ造りの哲学と手法を守り続けています。

海の影響をうける「ワイナリー」

地図

海の影響をうける「ワイナリー」
私達がワイナリーを構えるのはプーリア州サレント北部にあたります。特にターラント県、ブリンディジ県、レッチェ県のエリアが「サレント」と呼ばれています。プーリア州は南北300キロの細長い州で幅は約30~40キロで海に囲まれた場所にワイナリーがあります。海の影響を受けるエリアです。

長きにわたって赤ワイン造りに特化したエリア
プーリアは赤ワイン用のブドウが主流でプリミティーヴォ、ネグロアマーロ、マルヴァジアネラ、ネロ ディ トロイア等が植えられています。つまり長きにわたって赤ワイン造りに特化したエリアであると言えます。チンクアンタにはプリミティーヴォとネグロアマーロが使われています。

近年始めたロゼ、白ワイン造り
私達は近年ロゼワインや白ワインも造り始めました。2016ヴィンテージが初リリースのプリミティーヴォ100%ロゼ「トラマーリ」、シャルドネ、モスカート、フィアーノミニュートロをブレンドした白ワイン「エッダ」は2014ヴィンテージから造っています。

「プーリアの伝統的なロゼはネグロアマーロ種主体で色の濃いロゼ」
サレントでは伝統的にロゼ造りが盛んで長年造られてきたエリアです。伝統的なイタリアロゼとしては北イタリア、ガルダのキアレット、中部のチェラズオーロ ダブルッツォ、押してサレントのロゼとなります。しかしながら、プーリアの伝統的なロゼはネグロアマーロ種主体で色の濃いロゼが多く造られてきました。

和食の著名な料理人である中村 孝明氏とコラボレーションしたロゼ「トラマーリ」

プール

多くの方に受け入れやすい味わいで非常に成功したロゼ「トラマーリ」
私達はこれまでになかったプリミティーヴォ100%でロゼを造り始めるのですが、ご覧の通り淡い色をしています。この軽やかなスタイルのロゼワインは市場でも受け入れられ、他の生産者達もこのスタイルに追従しています。元々ロゼを造ってはいたのですが、毎年5月~9月の限定でしか扱っていなかったので、「トラマーリ」を造る事はある意味チャレンジでした。トラマーリの販売を始めて、年間を通じて世界中からオファーがあり、多くの方に受け入れやすい味わいで非常に成功したロゼだと思います。

トラマーリ「軽やかな料理と気軽に楽しんで欲しい」
白、赤ワインの前の乾杯のワインとして、軽やかな料理と気軽に楽しんで欲しいですね。今回お出ししている「トラマーリ」2017は2017年の12月にリリースしました。2016年は6万本、2017年は10万本をボトリングしました。以前に比べロゼワインの需要は増えてきていると思います。

Q.ロゼ「トラマーリ」に使うプリミティーヴォは赤ワインに使うものとは異なるブドウですか?

違う畑から造られています。赤ワイン用のプリミティーヴォとはクローンが異なります。香り高く新鮮な酸味とフレッシュさが特徴のプリミティーヴォクローンを使用しています。そして、まだ樹齢の若いブドウ樹を使用しています。それによりフレッシュな味わいが引き立っています。「トラマーリ」とは2つの海の間という意味で、まさに海の影響を受けたテロワールのロゼワインです。

Q.新しいワイン「トラマーリ」、「エッダ」の市場での反応はどうですか?

試飲特に女性のワインジャーナリストからのリアクションが良いですね。「トラマーリ」、「エッダ」の香りの高さに注目が集まっているようです。これまで伝統的にプーリアで主流だったネグロアマーロを使った濃い味わいのロゼではなく、淡いロゼ造りにチャレンジしている事も注目されている一因だと思います。イタリアのプレスを招待して様々なイベントも行い、世界中にこの新しいワインを発信しています。今回、日本でも和食の著名な料理人である中村 孝明氏とコラボレーションしたイベントを行い和食とのコラボレーションを世界中に発信していこうと思っています。

有機物が少なく鉄分が豊富に含まれている赤土の土壌

畑

有機物が少なく鉄分が豊富に含まれている赤土の土壌
私達の畑の土壌の話をしましょう。赤い色の土壌です。赤土というは有機物が少なく鉄分が豊富に含まれている土壌です。プーリアはオリーブとブドウが良く栽培されていますが、一般的に土地が肥沃である為に、(ブドウやオリーブが)育ち過ぎてしまいます。私達は逆にそれを抑えるような性質を持つ土壌でブドウを栽培しバランスをとっています。

「温度が上がり過ぎない、いわゆる「冷えた土壌」を保てる」
土壌の厚みが約60~90センチでその下部は石灰岩の岩盤となります。上部に赤土があって、下部に岩盤がある事は私達が栽培するブドウの品質を高める為にはとても重要な役割をしています。ここは暑く雨が降らないエリアであるので、土壌の下部に石灰岩がある事でフレッシュかつ温度が上がり過ぎない、いわゆる「冷えた土壌」を保てることが出来るのです。

アルベレッロ伝統的な仕立てでブドウ栽培「アルベレッロ」
カンティーネサンマルツァーノでは特に古い樹齢のブドウ樹では「アルベレッロ」と呼ばれる伝統的な仕立てでブドウ栽培を行っています。機械が入っていけず、手作業で行わなければなりません。アルベレッロの栽培法で造っているワインが上級キュヴェの「チンクアンタ」、「ヴィンドーロ」、「セッサンタアンニ」、「セッサンタドゥエ」となります。アルベレッロで栽培されたブドウと醸造の品質向上と相俟って、非常に高品質なワインが産まれています。

研究の為に農場を新たに購入
私達は研究の為にマッセリア(農場)を100ヘクタール購入しました。その目的はプリミティーヴォやネグロアマーロの別のクローン、現在では忘れ去られた古代品種を再発見の為の研究栽培を行っています。ただ一つ問題があって、購入したマッセリアが考古学的に重要なエリアであることが後から解って、何かしようとすると厳しい規制がかかる事ですかね。畑の周りに宿泊可能な建物を造っています。工事にあと2年はかかるでしょうね(笑)

ルールや既成概念に囚われる事無く造り上げたワイン「チンクアンタ」

Q.イタリア国内ではプリミティーヴォとネグロアマーロの人気はどうですか?

プリミティーヴォもネグロアマーロも同じくらい人気がありますね。伝統的にはネグロアマーロが根強い人気ですが、プリミティーヴォも人気を伸ばしています。アメリカ、ドイツやスイスではプリミティーヴォが人気となっています。

Q. 日本でも大変人気となっている「チンクアンタ」についてお聞かせください。

チンクアンタワイナリー50周年を迎え、パーティーを行う事になりました。そのパーティーにお披露目する為にこれまでとは違うコンセプトのワインを造ろうと思いました。重厚なトップワインではなく、飲みやすいタイプのワイン造りを模索しました。それが「チンクアンタ」です。

畑の中でもトップクオリティのブドウを厳選しブレンドして仕上げる事にしました。基本的にはネグロアマーロ、プリミティーヴォ50%ずつですが、品質を保つ為に毎年ブレンド比率は変えています。ネグロアマーロとプリミティーヴォはそれぞれヴィンテージが異なります。ネグロアマーロが1年古く、プリミティーヴォが1年新しい。2つのヴィンテージの違うブドウを合わせたワインが1つずつヴィンテージが上がっていくので、+1、+2という表記をしています。ちょっと複雑ですよね(笑)。ルールや既成概念に囚われる事無く造り上げたワインです。

< 50周年を記念して造られたもう一つのワインが「アニヴェルサーリオ セッサンタドゥエ」です。プリミティーヴォ100%で造られている「セッサンタアンニ」の上級キュヴェで熟成期間を長くとっています。勿論樽熟成でフレンチオークとアメリカンオークを使用しています。

樽フレンチオーク、アメリカンオーク、コーカサス産オークで樽熟成
メインで使用しているのはフレンチオークでアメリカンオーク、一部にコーカサス産オークを使用しています。アメリカンオークとフレンチオーク、コーカサス産のオークを使い分けています。

それぞれ特徴があって、フレンチオークはヴァニラ、ココナッツ、クローブの等のニュアンスが表れます。

アメリカンオークはトースト香、キャラメル香等が表れます。一方コーカサス産のオークはビターな風味を上手く引き出してくれます。

上級キュヴェは必ず樽熟成を行っています。「チンクアンタ」はコーカサスオークとフレンチオークを使用、セッサンタアンニ、セッサンタドゥエにはフレンチオークとアメリカンオークを使用します。アメリカンオークはプリミティーヴォには欠かせません。甘やかで丸みのあるブーケを表現するのに役立っています。ネグロアマーロ100%の上級キュヴェ「ヴィンドーロ」はコーカサス産オーク100%で仕上げています。

サンマルツァーノからプリミティーヴォ100%極上ロゼ!2つの海が育むミネラル豊かな抜群の飲み心地!

私達がプリミティーヴォ100%でロゼを造り始めるんですが、ご覧の通り淡い色をしています。このスタイルは市場でも受け入れられ、他の生産者達もこのスタイルに追従しています。元々ロゼを造ってはいたんですが、毎年5月~9月の限定でしか扱っていなかったので、「トラマーリ」を造る事はある意味チャレンジでした。トラマーリを販売を始めて、年間を通じて世界中からオファーがあり、多くの方に受け入れやすい味わいで非常に成功したロゼだと思います。白、赤ワインの前の乾杯のワインとして、軽やかな料理と気軽に楽しんで欲しいですね。
トラマーリ ロゼ ディ プリミティーヴォ2017

試飲
コメント

美しいローズピンクの綺麗な色調です。グラスの注ぐとチェリーやラズベリーの華やかなアロマが立ち上ります。飲むと、海風由来のミネラル感がありスッキリしていて爽やかの口当たり。すっきりとした心地よい飲み心地がこの価格帯では群を抜く仕上がり。春を感じさせる優しい色調と軽やかな味わいのトラマーリ。海老やカニを使った料理、個人的にはトマトを使ったサラダやパスタもとても相性が良いと思います。ご夕食にパーティーに、イベントにワイワイと楽しみながら是非飲んで下さいね!

新樽100%の芳醇な香りと引き締まったドライな味わい「エッダ」

私の実家の畑でのみ造られたブドウから「エッダ」がボトリングされます。私の父は香りの豊かな白ブドウに対して情熱を傾けていた人でした。私の両親が住む自宅の周りに畑があるんですが、父は香り高いプーリアのモスカート(モスカテッロ セルヴァティコ)、ミニュートロ、シャルドネを植えていました。年産約3万5000本程です。畑は少し緩やかな丘陵地になっていて27ヘクタールの広さです。本当は「シャルロット」(娘の名前)というワイン名にしたかったのですが、既に他のワインで使用されていたので「エッダ」(プーリアの方言で彼女という意味)という名前にしました。
エッダ2016

試飲
コメント

シャルドネ種80%、華やかな香りのモスカート種15%、フィアーノミニュトーロ種5%のブレンドからなるワインです。醗酵と熟成は全て225リットルのフランス産オークの新樽を使います。新樽比率はなんと100%という贅沢な仕上げです。華やかな白い花のアロマと、完熟したリンゴの香りが複雑に混じりあう。オーク樽熟成に由来する香ばしさと果実味が官能的な味わいを産み出しています。中盤からは引き締まったドライな味わいが感じられ、魚料理から白身肉料理まで幅広く楽しむ事が出来ます。

肉料理から魚料理まで幅広く楽しめるプーリア伝統的土着品種ネグロアマーロ

ネグロアマーロは収穫期がプリミティーヴォより遅く、9月下旬です。プリミティーヴォは9月の雨が始まる前に収穫を終えてしまうのですが、ネグロアマーロは収穫期に天候の影響を受けるときもあります。プーリアでは伝統的にネグロアマーロが重要視されていました。酸とタンニンがしっかりとあるワインですね。お肉料理やソースを使った鶏肉、豚肉料理等のしっかりとした料理からお魚料理も合います。私達が造るネグロアマーロは滑らかでありながらスパイシーなニュアンスもあり幅広く料理と楽しむ事が出来ます。
タロ ネグロアマーロ2016

試飲
コメント

カシスやブリーベリー等溢れるベリー系のアロマに胡椒やバルサミコ、バニラのアクセント。柔らかく豊かな果実味にバランスの取れた産とミネラル感。長い余韻が心地よく続きます。お肉料理からソースを使ったお魚料理まで。幅広く楽しめるワインです。

滑らかな口当たりとブドウの豊かな風味

プーリアはオリーブとブドウが良く栽培されていますが、一般的に土地が肥沃である為に、(ブドウやオリーブが)育ち過ぎてしまいます。私達は逆にそれを抑えるような性質を持つ土壌でブドウを栽培しバランスをとっています。ここは暑く雨が降らないエリアであるので、土壌の下部に石灰岩がある事でフレッシュかつ温度が上がり過ぎない、いわゆる「冷えた土壌」を保てることが出来るのです。
タロ プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア2015

試飲
コメント

鮮やかな赤紫色。ブラックベリーやプルーン等の黒果実のアロマにカカオやバニラのアクセント、滑らかな口当たりがあります。余韻にほんのりとしたブドウの甘味が感じられます。

ネグロアマーロとマルヴァジア ネーラの伝統的プーリアのブレンド!

サリーチェサレンティーノでは伝統的に80%以上のネグロアマーロとマルヴァジア ネーラを使用します。ネグロアマーロは酸とタンニンを円やかに纏めてくれるのがマルヴァジア ネーラです。
タロ サリーチェ サレンティーノ2014

試飲
コメント

ガーネットがかった深みあるルビーレッド。チェリーや熟したプルーン等の果実味、タンニンをしっかりと感じつつも中盤から広がるハーブやスパイスの風味がアクセントとなり飲み飽きの来ない味わいがあります。

50周年を記念した渾身の1本複数VTをブレンド、樽の産地にまで徹底してこだわった圧巻のフルボディ

ワイナリー50周年を迎え、パーティーを行う事になりました。そのパーティーにお披露目する為にこれまでとは違うコンセプトのワインを造ろうと思いました。重厚なトップワインではなく、飲みやすいタイプのワイン造りを模索しました。それが「チンクアンタ」です。畑の中でもトップクオリティのブドウを厳選しブレンドして仕上げる事にしました。基本的にはネグロアマーロ、プリミティーヴォ50%ずつですが、品質を保つ為に毎年ブレンド比率は変えています。ネグロアマーロとプリミティーヴォはそれぞれヴィンテージが異なります。ネグロアマーロが1年古く、プリミティーヴォが1年新しい。2つのヴィンテージの違うブドウを合わせたワインが1つずつヴィンテージが上がっていくので、+1、+2という表記をしています。
コレッツィオーネ チンクアンタ +6NV

試飲
コメント

熟成するバリックは、ヴァニラやカカオ、クローブのニュアンスを与えるフランス産と、スパイス感を与えるコーカサス産を使い分けるなど、求める味と品質に到達するために既成概念にとらわれない細部まで徹底したこだわりを見せています。たっぷり詰まったエキスを想像させる濃い赤紫色、ブラックベリーやプルーンを煮詰めたように濃縮した果実香に、ほんのりとスパイスのニュアンス。口に含むと完熟フルーツが口の中いっぱいに広がり、滑らかで長い余韻へと続く極上の飲み心地。

完熟ネグロアマーロの凝縮感黄金の名を持つワイン「ヴィンドーロ」

ヴィンドーロはブーリアの伝統的ブドウ、ネグロアマーロ100%で造られコーカサス産のオーク樽100%で熟成させます。ピエモンテやトスカーナの伝統的なワインを好まれる方にも楽しめるワインだと思います。
ヴィンドーロ2013

試飲
コメント

完熟プルーンやカシスのジャム、黒鉛、樽由来のバニラのニュアンスが絡み合う複雑で力強い香りがグラスから立ち上ります。果実味は凝縮感に溢れ、完熟したタンニンの滑らかさと上品な樽香があり、長い余韻が感じられます。ワイン単体でも美味しいですが、赤身のお肉やジビエからデミグラスソースハンバーグといったお肉料理全般と相性が良いです。

凝縮感を限界まで追求60年古樹をさらにセレクションした超濃密プリミティーヴォ

上級キュヴェには必ず樽熟成を行っています。「チンクアンタ」はコーカサスオークとフレンチオークを使用、セッサンタアンニ、セッサンタドゥエにはフレンチオークとアメリカンオークを使用します。アメリカンオークはプリミティーヴォには欠かせません。甘やかで丸みのあるブーケを表現するのに役立っています。ネグロアマーロ100%の上級キュヴェ「ヴィンドーロ」はコーカサス産オーク100%で仕上げています。
セッサンタアンニ プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア2013

試飲
コメント

限界まで追及した凝縮感をまざまざと感じる、口の中を覆い尽くす甘やかな果実味と圧倒的な存在感。しっかりした味付けの肉料理や熟成チーズのほか、単体で瞑想用ワインとして味わっていただくのもおすすめ。南のワインがお好きな方には是非味わっていただきたい1本です。

樹齢60年以上の古木から最高のブドウのみを選別!

ワイナリー50周年を記念して造られたもう一つのワインが「アニヴェルサーリオ セッサンタドゥエ」です。プリミティーヴォ100%で造られている「セッサンタアンニ」の上級キュヴェで熟成期間を長くとっています。勿論樽熟成でフレンチオークとアメリカンオークを使用しています。
アニヴェルサーリオ セッサンタドゥエ プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア リゼルヴァ2013

試飲
コメント

広がりのある複雑なアロマにはプラムやサクランボのジャム、そしてタバコやスパイシーなニュアンスが感じられます。リッチで厚みのある味わいはやわらかで気品のあるタンニンが感じられます。カカオやコーヒー、バニラのニュアンスとともに長い余韻へと続きます。熟した果実が詰まった濃密で甘い香りがグラスから広がり、飲むと凝縮した果実感が舌の上を支配します。非常にきめの細かいタンニンと上質な酸が重厚な果実味と美しくバランスを取り、力強くも心地よい美味しさが続きます。赤身のお肉やジビエなどと。また、ワインだけでもお楽しみいただけます。

インタビューを終えて

試飲ではロゼ「トラマーリ」の胸をすくような清々しさと飲み心地の良さが光っていました。世界中で人気があるのも頷ける美しい味わいです。和食の料理人「中村 孝明」氏やイタリアン「片岡 護」氏とロゼ「トラマーリ」と料理のマリアージュを行われる等、その品質の高さは超一流のプロフェッショナル達からもお墨付きをもらっています。パーティやご夕食を華やかに彩る美しいロゼワインです。

厳選した樽熟成の上級キュヴェ、「チンクアンタ」、ヴィンドーロ、セッサンタドゥエの完成度の高さに改めて驚かされましたが、スタンダードラインのネグロアマーロの素晴らしい出来映えも見逃せません。味わいの豊かさと滑らかさのバランスが取れていて、お肉料理から魚料理まで幅広く楽しめる使い勝手も良い守備範囲の広さがありながら、お手軽価格がとても魅力的です。「チンクアンタ」と合わせて是非お試し頂きたいワインです。
カンティーネ サン マルツァーノ社 マウロ ディ マッジョ氏とトスカニースタッフ

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