TUSCANY イタリアワインとグルメ食材の店
Interview

突撃インタビュー

2010/4/10

マァジ社アレッサンドラさん Ms.Alessandra マッシミラさん Mr.Massimo

世界でもっとも有名なアマローネ マァジ&セレーゴ アリギエーリ訪問

ダンテの子孫 マッシミラ ディ セレーゴ アリギエーリ伯爵令嬢と
「神曲」で有名な詩人ダンテの子孫セレーゴ アリギエーリ伯爵家が所有するワイナリー「セレーゴ アリギエーリ」。ワイン醸造等の技術面のサポート、そして経営、販売面をマァジが担い、この2社のパートナーシップは強力なものになっています。

今回、ヴィーニタリに合わせて開かれたマァジ主催の「マルコポーロディナー」のご招待を受け、650年以上もの歴史を誇る「セレーゴ アリギエーリ」家の素敵なお屋敷に行ってきました!

マァジのセラーを訪問

マルコポーロディナーの前に、まずマァジのセラーを訪問。完璧な品質管理にただただ圧倒されました。

マァジ カンティーナ前アマローネの品質を決める最大のポイント「アッパッシメント」。これは、収穫したブドウを「すのこ」の上に並べて乾燥させる工程ですが、たくさんのすのこが置かれた部屋の温度・湿度が一目瞭然でわかるシステムを導入。その日の気温や天気、風によって室内の環境は変化するわけですが、その都度、最適なアッパッシメントになるように調整されるのです。

ブドウが並べられるすのこも、アッパッシメントの部屋もマァジの長い歴史を感じさせるものですが、その品質の高さを支える技術はまさに最先端のもの。伝統と革新が共存していることを肌で実感しました。

すのこの置かれた部屋回の訪問で、改めてマァジはイタリアの中でも、そして世界レベルで見ても、間違いなくトップレベルの実力を誇る生産者だということを再認識しました。

マァジは、ワイン造りに必要な知識や技術を持っていることにとどまらず、それをどう役に立て、広めていくかまで、一貫しています。繁殖力の低さのために絶滅し、忘れ去られていたヴェネトの土着品種「オセレータ」をわずかに残った4株から見事に復活させた実績。よりよいアッパッシメントを実現するための貴腐菌の研究。そして、ヴェネトの土着品種を使ったアルゼンチンでのワイン造り。さらに、それらの研究結果を様々な場で発表して「技術の共有」をはかること。

大樽の前で650年前に遡る「ダンテ・アリギエーリ」の息子によるワイン造りを起源とするセレーゴ・アリギエーリとの協力関係を築いていることもマァジの実力の高さを表しています。名門家族の伝統を重んじ、それを後世へと続けていく責任と、さらにそれを発展させる向上心があるからこそ、世界中に絶賛される「ダンテの子孫のワイン」を造り出すことができる。今回、マァジのアレッサンドラさんとダンテの子孫のマッシミラさんにお会いして、そのことを深く実感しました。

セレーゴ アリギエーリ邸のマルコポーロディナーに行ってきました!

セレーゴ アリギエーリ伯爵の邸宅マルコ ポーロ ディナーというのは、マァジとセレーゴ アリギエーリのワインと、世界各地の料理とのマリアージュを楽しむというなんとも贅沢なコンセプトで開催される夕食会。今年のテーマは伝統的なローマ料理とのマリアージュ。なんと、ローマ トラステヴェレの名店「パリス」のシェフがローマから腕をふるいに来られました!

濃厚でスパイシーなソースを添えた牛肉に合わせたのがこのヴァルポリチェッラ・デッラニヴェルサリオ。実はメインにマァジの上級アマローネも用意されていましたが、このヴァルポリチェッラもこのメインディッシュを引き立て、かつ負けないボディの濃厚な味わい。丁子の独特な風味とアロマが、リパッソによってもたらされた凝縮感あふれる深い味わいと溶け合って、見事なマリアージュを造り上げていました!料理の写真※写真左 グアンチャーレを使った 「リガトーニ アッラ アマトリチャーナ」、中央 丁子を利かせた赤ワインソースの牛肉、右 羊のリコッタチーズのケーキとチョコレート
ディナーの様子

インタビューを終えて

ディナー主催者の集合写真

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