日本のバッグ専門ブランド、GALLERIANT(ガレリアント)を紹介します

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GALLERIANT(ガレリアント)は、バッグ業界で30年以上のキャリアを誇る千田 聡氏が立ち上げた、日本のデザイナーズバッグブランドです。

千田 聡氏がセレクトした国内外選りすぐりの革素材や金属パーツだけを使用してデザインされており、見た目の美しさだけでなく、道具としての機能面にも大変こだわって作られている事が特徴です。

「クラシック&モダン」をテーマとした製品ラインナップは、伝統的なレイアウトをベースに、モード的なアプローチも感じさせる設計となっており、コーディネートに馴染みながらも、さり気なく色気を添えるデザインが魅力となっております。

同ブランドの製品は、イタリアやアメリカなどの有名セレクトショップでも取り扱いの実績があり、海外からの注目度も高いブランドとなっております。ガレリアント商品一覧ページ

日本バッグ業界のトップデザイナーが立ち上げた、バッグ専門ブランド

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どうも、東ヒマのメガネっ子担当、猪野です。

本日は、千田 聡氏が立ち上げたバッグ専門のデザイナーズブランド、「GALLERIANT(ガレリアント)」をご紹介させて頂きます。

千田 聡氏は、某大手企業で約10年、メンズバッグ専門のチーフデザイナーやプランナーという経歴を経た後に、フリーデザイナーとして独立しました。その後、様々なバッグブランドの新規立ち上げに関わる等して、2011年に満を持して自身のブランドである「GALLERIANT(ガレリアント)」を立ち上げました。

現在ではそのキャリアは30年を超えており、まさに日本のバッグ業界を支えてきた重鎮デザイナーでございます。

GALLERIANT(ガレリアント)のバッグは、日本では銀座や六本木に店舗を構えるニューヨーク発の超老舗セレクトショップにも並んでおり、僕が初めて実物を見たのもそのお店でした。

東ヒマもバッグ中心のセレクトショップとして今日まで営業して参りましたが、やっとGALLERIANT(ガレリアント)のような、日本の中核を担うバッグブランドを取り扱えるようになったんだなぁと感慨深い気持ちでございます。

GALLERIANT(ガレリアント)のクオリティーが高い理由とは?

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GALLERIANT(ガレリアント)のバッグは何がすごいのかと言うと、千田 聡氏が自ら図面を引き、素材のセレクトから作業のディレクションまで、全ての企画管理を行っていると言う事です。
※上の写真が実際に千田 聡氏が作成した図面です

商社や百貨店などが企画するライセンスブランド系のバッグは、海外の有名ブランドの版権を購入してきて、企画管理はバッグ作り未経験の社内スタッフが行っている、というような場合もあり得ると思います。

それ以外にも、有名デザイナーの名前がブランド名でも、内部の作業は別の人間が担当している、という場合もあると思います。

実際、ブランドの売上を大きく左右するのはブランド名である事は紛れもない事実なのですが、ネットやSNSが普及した現代では、そうとも言えなくなってきました。

真に品質を求める場合は、ブランド名や製造国などは重要ではなく、上質な企画管理と、上質な素材がクオリティーを大きく左右するのです。

GALLERIANT(ガレリアント)は、その企画管理と素材のセレクトが最高レベルなので、素晴らしいバッグが出来上がるという事です。

使用されている素材&パーツについて

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GALLERIANT(ガレリアント)のバッグに使用されている革素材やパーツ類は、どれも最高スペックの物ばかりがセレクトされております。

特に、バッグのクオリティーを大きく左右する本革素材は大変こだわってセレクトされており、経年変化の豊かさや耐久性など、それぞれのバッグのキャラクターに合った素材が厳選されております。

詳しくは商品個別の説明文を見て頂ければと思いますが、例えば牛革の中でも高級品とされるカーフ(生後6ヵ月以内の子牛)であったり、エイジングの肝となるハンドルには、イタリア製のフルタンニン鞣し革など、海外のスーパーブランドに並ぶ高級素材が、惜しみなく採用されております。

スライドファスナーに関しても、YKK上位モデルの他、スイスの高級ZIPメーカー「riri」のファスナーも財布など小物を中心に使用されております。

ririのファスナーは、一般的なYKK社製ファスナーに比べて10倍以上の値段がする超高級品で、スーパーブランドでさえ中々手を出さない高額パーツです。

しかし、財布などの小物にとってファスナーは要となるパーツなので、GALLERIANT(ガレリアント)の製品には多く採用されております。

縫製レベルについて

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GALLERIANT(ガレリアント)はバッグの縫製に関しても大変こだわりをもって設計されております。

特に特徴的なのは縫い糸の始末です。一般的なバッグでは、縫い糸の最後は玉止め等をして糸を切って終わりなのですが、GALLERIANT(ガレリアント)の製品は「引き込み」と呼ばれる特殊な手法で始末がされております。

簡単に言うと、縫い糸の末端を切断せず、生地の裏側に引き込んで接着剤で固定するという方法です。通常の玉止めに比べて作業時間は掛かりますが、接着している為に糸が解れ難く、加えて表面の処理も美しく仕上がります。

構造的にこのような処理が出来ない場合もあるそうですが、GALLERIANT(ガレリアント)製品の大部分の縫製が、この手法で処理されているそうです。

こういった具体的な作業内容というのは、普通の商品企画であれば工場にお任せになる所ですが、千田 聡氏は細かく作業方法を指示し、そんな細かな積み重ねによって、他ブランドには無い堅牢度を実現させております。

コストパフォーマンスについて

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GALLERIANT(ガレリアント)の平均単価は3~5万円となっており、決して安いとは言えません。しかし、このスペックと見比べれば、非常に良心的かつお手頃な価格設定になっております。

その最大のポイントは、広告費がほとんど販売価格に乗っていない事です。海外のスーパーブランドは、バッグひとつで何十万という値段がつきますが、それは材料費などでは無く、広告費が大部分を占めております。

雑誌やTV等の広告以外にも、都内の一等地に豪華な実店舗を構えたり、そのお店にスーツを着たスタッフを配置したりと、高級ブランドの運営は何かとお金が掛かるのです。

次に、余計な装飾の一切を排除している事も大きいです。簡単に言えば、GALLERIANT(ガレリアント)のバッグも、ダイヤ等の装飾を施せば、あっという間に販売価格は何倍にも跳ね上がります。

しかし、GALLERIANT(ガレリアント)の製品は、機能面に影響の無いスペックの一切を排除しております。また、雨風にさらされやすいバッグのメイン素材には高額なフルタンニン革は使用せず、価格が安く耐久性にも長けたクロム鞣しの革を採用するなど、不用意に何でもかんでも最高スペックにしない所もポイントです。

その代わり、エイジングが楽しめるハンドルにはフルタンニン鞣しのイタリアンレザーを採用するなど、コストを掛けるべき部分にのみ、惜しみない最高スペックを注いでいるのです。

そんな出し引きも上手い日本のトップデザイナーが企画管理し、要所には最高スペックの素材やパーツを使用したバッグですから、この販売価格も非常に良心的だと思います。

生産国について

ガレリアントは、日本人デザイナーである千田 聡氏が立ち上げた日本のブランドですが、生産はほぼ全て海外となります。

しかし、だからと言ってクオリティーが低いという事は全くございません。

別の記事でも何度も申し上げております通り、製品の品質は生産国で決まるのではなく、誰が企画管理したのかで左右されるのです。

業界30年の経験があるデザイナーだからこそ、どういった部分に気をつけて生産すべきかなどを熟知しており、だからこそ素晴らしいクオリティーの製品が生産出来るのです。

また、既にご存知の方も多いかと思いますが、例えばイタリア製と記された海外のスーパーブランド製品も、作業工程の多くが中国を始めとした海外で行われている場合が少なくないと言われております。

生産国の表記は、最終仕上げをどこの国で行ったかが問題となるので、海外でパーツの全てを作り上げ、それをイタリアに持ってきて縫い合わせただけでも法に触れる事無くイタリア製と表記出来ます。

一般ユーザーに過小評価される、世界のミシン処の実力

何が言いたいかと言うと、海外の工場は皆様が想像しているよりも遥かにレベルが高いのです。

イタリア製と記載された、誰もが知っているブランドの何十万円もするようなバッグ、皆様がそれを手に取って「やっぱりイタリア製は違うなぁ~」と思ったとしても、実はその工程の多くが他国で行われている場合があるという事です。

世界中のあらゆるブランド製品の生産国ですから、総生産量は日本等の比ではなく、だからこそ設備投資を存分に行えますので、より精度の高い製品を、より安価に生産出来る体制が整っております。

よく、何百円の製品等を見て「これだから〇〇製は…」というような声を聞きますが、そもそも国内生産ではそんな価格で物作りをする事は不可能であり、それを実現しているだけでもすごい事なのです。

海外生産における問題は、国内で生産するよりも大きなロットで発注しなければならなかったり、言葉や文化の違いのほか気軽に工場に行けない分、コミュニケーションがとり難かったり致しますが、逆にそこだけクリア出来てしまえば良い製品をより安く生産出来るという事です。

千田 聡氏は海外の工場も使い慣れたデザイナーですから、表面的なデザイン業務だけでなく、工場のクオリティー管理等の、一般ユーザーの目には見えないスキルも非常に高く、だからこそ海外の工場を使って素晴らしい品質の製品を企画管理する事が出来るのです。

結局、どこで作られた製品が一番なの?

一応言っておきますが、中国を筆頭とした海外の工場こそ世界最高品質のバッグが作れる工場なのかと言うと、それは違います。

要するに、海外の工場は、限られた予算の中で最高の結果を出すのが得意なのです。

例えば、誰もが知っているフランスの超高級ブランドのバッグの場合は、フランス国宝級の職人が、たった一人で最初から最後まで手作業で物作りをするそうです。

私も何度か実物を手に取って見た事がありますが、その品質は噂に違わぬ素晴らしい仕上がりでした。しかし、販売価格は100万円にも迫るような価格でした。

このフランスの職人に、3万円のバッグを原価1万円で作ってくれとお願いしても無理ですし、海外の工場に予算100万円で最高のバッグを作ってくれとお願いしても、フランスの職人が手掛けた製品には遠く及ばないでしょう。

つまり、どっちが上という話では無く、得手不得手がまるで異なるのです。

ちなみに日本の工房はと言うと、一言で言うとかなりムラがありますね。ただ、中には「えっ!この価格でこのクオリティー!?」というような凄腕&格安な工房もあります。特にレザークラフト系の製品に多いです。

GALLERIANT(ガレリアント)のような、ちょっとフォーマルで綺麗なバッグというのは、海外の工場の方が得意な場合が多いかもしれませんね。

とは言え、工場と言っても世界各国たくさんありすぎて、生産国で品質をどうこう言うのは非常に難しいです。どんなに職人に腕があっても、デザインや設計がおかしかったら技術だけではカバーしきれません。何度も言うようですが、誰が企画管理したのかが最重要なのです。

ベタな煽りですが、GALLERIANT(ガレリアント)は長年使えるバッグをお探しの方に大変お勧めのブランドです

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という事で、GALLERIANT(ガレリアント)の魅力をご紹介させて頂きました!

デザイナーズブランドと聞くと見た目や装飾にお金が掛かっていそうな印象ですが、GALLERIANT(ガレリアント)の製品は全て、実用性を軸にデザインや設計がされている所が最大のポイントです。

元々、千田 聡氏は大手メーカー出身というのもあり、表面的なデザインよりも堅牢度や機能性を重視したデザインが得意な方です。

そんな日本のトップデザイナーが自ら企画管理し、国内外から最高の素材を集めて作ったバッグです。

長年の相棒になる、素晴らしい品質のバッグをお探しの方に大変お勧めのブランドとなっておりますので、是非チェックしてみて下さい。

と言う事で、おしまい!ガレリアント商品一覧ページ
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