◎セックスの際の痛み、腹部の痛み 「性器周辺が痛い・かゆい」「おしっこの時に痛みがある」「セックスの時に痛みを感じる」「胃の痛みや生理の痛みとも違う痛みがある」などの症状の場合は、トリコモナス、カンジダ、クラミジア、淋病、B型肝炎、C型肝炎 の可能性があります。 ◎トリコモナスは外陰部のかゆみの他、悪臭のする黄色や血液の混ざったおりものが増えてきます。症状が進行すると陰部が腫れてむくみを生じるので、セックスの時に痛みを覚えます。 ⇒トリコモナス ◎カンジダは陰部に激しいかゆみを覚えた後、酒かす状の白っぽいおりものが増えてかゆみが強くなります。 かゆくてかきすぎると、ただれて赤く腫れて痛みを生じ、セックスの時も痛みを覚えるようになります。 ⇒カンジダ ◎クラミジアや淋病は自覚症状が軽いので、感染に気づかないことが多く、放置しておくと子宮内膜炎を併発し、 出血と同時に痛みが下腹部に現れたりします。 ⇒クラミジア ⇒淋病 ◎B型肝炎、C型肝炎起はきていられないほどのダルさや吐き気、不眠といった症状があり、右上腹部から みぞおちにかけた肝臓周辺に鈍い痛みを感じます。 また黄疸が目や肌、粘膜などに出始めたら、B型肝炎、C型肝炎起の疑いは大です。 ⇒B型肝炎 ⇒C型肝炎 クラミジアや淋病などは放置しておくと膀胱炎や骨盤腹膜炎を併発する危険があります。 おりものに異変を感じたら早めに診察を受けましょう。 またB型肝炎は進行すると、肝硬変や肝臓ガンを併発する場合もあるので早期検査と早期治療が大切です。 ◎性器にブツブツができた 「性器にブツブツができた」「性器の周りに膿がある」「性器に異物感がある」などの症状の場合は、カンジダの可能性があります。 ◎カンジダは外陰部の強いかゆみとヨーグルト状のおりもの(白色もしくは黄白色)の症状があり、かゆみは特に 膣入り口周辺部に強くニキビみたいな白いブツブツができる事があります。 ⇒カンジダ カンジダはかなりかゆいので、かきむしってしまい陰部がただれたり、排尿痛や排尿が困難になる場合があります。少しでも症状を感じたら早めに検査をしましょう。 ◎ヒリヒリと性器が痛む、かゆい 「性器周辺が痛い・かゆい」「おしっこの時にしみる」「歩くとすれて痛い」などの症状の場合は、トリコモナス、カンジダの可能性があります。 ◎トリコモナスは耐えられないほどのかゆみと、悪臭のある黄色のおりものが出ます。 症状が進行すると、多量のおりもののためただれ、ヒリヒリと痛み、排尿時にしみたり、すれて痛みを覚えるようになります。 ⇒トリコモナス ◎カンジダは外陰部が激しいかゆみに襲われ、かきむしってしまうと赤く腫れて痛みを伴います。 かゆくて痛いという辛い症状は治まらないので、病院で診察を受けましょう。 ⇒カンジダ かゆみも痛みも辛い症状です。日常生活に支障がありますし、気持ちもいらいらするでしょう。 トリコモナスは放置すると膀胱炎や尿道炎に発展する恐れがあります。 症状を感じたら早めに検査か治療を行いましょう。 ◎おりもの量が多い、色がおかしい、臭う 「おりものの量が多い」「色のついたおりものが出る」「おりものが臭い」などの症状の場合は、クラミジア、淋病、カンジダ、トリコモナス、子宮頸がん の可能性があります。 ◎クラミジア、淋病は、膿のような感じで黄色や緑白色のおりものが増えます。 しかし感染初期の自覚症状が軽く感染に気づかないことが多いので要注意です。 ⇒クラミジア ⇒淋病 ◎カンジダは、最初に白っぽいおりものが多くなり、悪臭と共に白い酒かす状のおりものが出るようになります。 また激しいかゆみを伴います。 ⇒カンジダ ◎トリコモナスは黄色や血液の混ざったツンとした悪臭のあるおりものが出ます。また激しいかゆみを伴います。 ⇒トリコモナス ◎子宮頸がんは子宮頸管に発生するがんで、性交時の出血や血の混ざったおりものの増加がみられるようになります。感染初期は自覚症状が無いので定期的検査での早期発見が大切です。 ⇒子宮頸ガン トリコモナスなど、男性が感染した場合、自覚症状がほとんどなく、そのため知らないうちに移される事が多々あります。少しでも症状や異常を感じたら早期に検査をしましょう。 ◎インフルエンザのような発熱や倦怠感 「1ヶ月以上続く発熱」「しつこい下痢や寝汗」「リンパの腫れ」などの症状の場合は、HIV(エイズ)、の可能性があります。 ◎HIV(エイズ)は、感染の機会があってから2〜4週間後にインフルエンザのような、発熱、咽頭炎、倦怠感筋肉痛といった症状や、リンパ節の腫れ、体重が減少などの症状が出ます。 ⇒HIV(エイズ) HIVは治療をしなければ増殖を続け、免疫機能の中心的な役割を担っているリンパ球(白血球の一種)を次々に破壊します。その結果、免疫不全に陥り、様々な感染症や悪性腫瘍などを引き起こします。 現在日本では1日に4人がHIVに感染していると言われています。早期発見、早期治療でHIVからエイズの発症を防ぐことが大切です。 ◎乳房にしこりがある、乳頭から血が出る 「乳房のしこり」「乳房のひきつれ」「乳頭からの出血」「リンパの腫れ」などの症状の場合は、乳がん、の可能性があります。 ◎乳がんは、1cm位の大きさになるとしこりとして確認することができます。 また、乳房の皮膚が不自然に引っ張られたり窪んだりする事があります。 他にも、乳頭から血液の混ざった分泌物などが出る症状の場合もあります。 乳がんは初期症状が殆ど無いのが特徴なので、定期的にセルフチェックをして微細な変化に気づく事が大切です。最近では20代、30代の若年性での乳がんが増加しているので、20歳を過ぎたら月一回のセルフチェックを習慣づけて行うようにしましょう。 現在日本では20人に1人が乳がんになると言われています。セルフチェックによる早期発見、早期治療がとても大切です。 |