生地コラム

シワになり難い生地・透けにくい生地とは

衣替えの時期にいざタンスから出してみたら「服にシワが…!」なんてことありませんか?
特に生地が薄いとシワが目立ちますし、着用時に透けないかも心配です。
本日は、シワになりにくい・透けにくい生地の特徴についてお話しします。

シワになり難い生地

まず、シワになりにくい生地には反発性があります。
反発性とは、力を加えても元の形に戻ろうとする性質のことです。
素材としては、ポリエステル、ナイロン、ウールでできた糸に反発性があります。

それぞれの特徴

ポリエステル

石油を原料に作られる合成繊維。
耐久性があり縮みや型崩れが起きにくい。
外気や日光による生地の傷みがあまりなく長期間保管できる。
水を吸いにくいため乾きやすい。
軽い。

【より詳しく】ポリエステルについて

ナイロン

合成繊維。
ポリエステルよりも耐久性ある。
摩擦に強い。
速乾性がある。

ウール

羊毛から作られる天然繊維。
保温性がある。
吸湿性があり汗をかいてもサラサラとした着心地を保てる。
多少シワになっても蒸気を当てることで直せる

【より詳しく】ウールについて

素材だけでなく、生地の作り方にもシワのできやすさに違いがあります。
織物よりも編物の方がシワになりにくいです。
織物は糸と糸の隙間がほとんどなく高密度です。
そのため力の加わった方向にしか繊維が動かず反発性が弱まりシワになります。
編物は糸と糸の隙間があるため、繊維自体が動きやすく反発性が出てシワになりにくいです。

透けにくい生地

次に、透けにくい生地は密度が高いです。
生地の密度とは、生地を作っている糸と糸の隙間がどれくらいかを示す数値です。
素材によって基準が異なりますが、糸の太さと糸の本数によって決まります。
糸の太さは、番手(ばんて)、テックス(tex) 、デニール(D)といった単位で示されます。

デニール

ストッキングでおなじみのデニール単位
生糸(きいと繊維をあわせて作る練らない糸)に対して使われます。
数字が大きいほ糸が太くなり、透け感がなくなります。

番手

よく使用される単位は番手です。一定の重さに対する長さで数値が決まります。
デニールとは逆で、数字が大きいほど糸が細くなります。
春服の柔らかく薄い生地は、冬服より番手が大きいです。
素材によって異なりますが、どの糸でも20番手以下は厚地、20~50番手は中厚地、50~80番手は普通地、80~100番手は薄地になります。
しかし、国によっては番手の表示が違う場合もありますので、注意が必要です。

通気性

生地の密度が増すと 透けにくくなりハリがでますが、通気性がなくなります。
バランスを考えつつ、湿気がこもらない素材やさらりとした肌触りのものを選ぶのがポイントです。
他の方法としては、下着を肌になじみやすい色にすると、透けにくくなります。
ベージュや肌より少し暗めの色合いのモカなど。
暗めの赤系の色も動脈が肌の下で透けないのと同じ要領で、実は透けにくい色です。
逆に肌の色となじまない青色の静脈は透けて見えます。

シワになりにくい・透けにくい生地の特徴まとめ

改めて、シワになりにくい・透けにくい生地の特徴をまとめます。
ポリエステル、ナイロン、ウール素材の編物はシワになりにくい。
番手が低い生地の密度が高いものが透けにくい。
洋服選びのお役に立てればうれしいです。

参考
洗濯しやすく使いやすい!シワになりにくい生地の種類と特徴 ヤマトミラボ
生地問屋YAMATOMI
生地の密度って何?高密度と低密度のメリットデメリット ヤマトミラボ 生地問屋YAMATOMI
生地の厚みってどうやって決まるの?知っていると役立つ厚みの豆知識 ヤマトミラボ 生地問屋YAMATOMI
ポリエステルってどんな生地?特徴とお手入れ方法、徹底解説! 大人STYLE GUIDE

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