肉を食べないとダイエットに逆効果!?常識を覆す新たな食事法

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ダイエット中にお肉を避けると、かえって逆効果!

お肉は太るというイメージがあることから、ダイエット中にはお肉を控えているという人も多いのではないでしょうか。しかし、その7割は誤解です。もちろん食べ過ぎは太りますし、脂身は体に良いものではありませんが、部位選びと調理法次第ではダイエットの強い味方になる食品なのです。それでは、ダイエット中にお肉をとることのメリットをご紹介します。

たんぱく質をとることができる

たんぱく質は、私たちの体を作っている重要な栄養素です。体に付いている筋肉や皮膚、爪、髪といった全ての組織がたんぱく質からできています。
「ダイエットにはたんぱく質が大切」と言われるいちばんの理由は、基礎代謝をアップさせるからです。
私たちの体は、年齢とともに活動量が低下していくと、筋肉の量も減ってしまいます。それにより、基礎代謝が低下して、同じ食事をとっていても太りやすくなってしまうのです。筋肉の量と基礎代謝は比例関係にあるので、筋肉量アップを意識することが大切です。

次に、食事誘発性熱産生についてです。食事を食べると体が温かくなるのを感じると思いますが、これは摂取した栄養素が体熱となって放出されるからです。3大栄養素と呼ばれる炭水化物・たんぱく質・脂質の中で、食事誘発性熱産生がいちばん高い栄養素がたんぱく質となっています。

脂肪燃焼成分L-カルニチンが含まれている

L-カルニチンはほとんどの肉に含まれていますが、特に多いのが羊肉です。
脂肪燃焼は細胞内のミトコンドリアで行われますが、脂肪細胞だけではミトコンドリア内に入り込むことができず、必ずカルニチンと結合してアシルカルニチンになる必要があります。つまり、カルニチンがないと脂肪が燃焼されないということです。
この脂肪燃焼メカニズムによって、カルニチンを摂取することで脂肪燃焼が促進されると考えられています。

ビタミンB群が豊富に含まれている

ビタミン類の中でも、特にビタミンB群は炭水化物・たんぱく質・脂質の代謝に関わる重要なビタミン類です。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6は、代謝に重要な働きをすると考えられており、これらのビタミンが不足すると栄養素がエネルギーに変えられず体内に脂肪が溜まる原因にもなります。
肉類にはビタミンB群が多く含まれているため、食事をしてもエネルギーへの変換が上手く行われれば太りにくいと考えられているのです。

効果は鶏肉以上!ダイエットに最適なお肉を紹介

低カロリーで高たんぱくな肉といえば鶏肉ですが、ダイエット中とはいえ、同じものばかりを食べていれば飽きてしまいますよね。 栄養バランスを考えても、いろいろな種類のお肉を食べる方が栄養バランスも良くなるため、効果的なダイエットができるようになるのです。 ここでは、鶏肉以外のダイエットに適しているお肉3種類をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

羊肉

カルニチンは赤身の肉の部分に多く含まれる成分です。牛・豚・鶏肉にも含まれてはいますが、肉類の中で最も多く含まれるのが羊肉です。100g当たりのカルニチンの量は、牛肉(ランプ)が130.7mg、羊肉(マトン)ではさらに多くの208.9mgとなります。
臭みが気になる、クセが強いと思われがちですが、味付けや調理法次第では他の肉には劣らないほど美味しく食べられますよ。

カンガルー肉

日本ではあまり耳にしないカンガルー肉ですが、オーストラリアではスーパーマーケットでも普通に買うことができる馴染みある肉です。食べ方はステーキだけではなく、ソーセージやハンバーグミートボールなど、他の肉と変わりません。
カンガルー肉はあっさりとした味わいです。脂肪が少なく、赤身の部分が全体を占めており、簡単に噛み切ることができるので食べにくさはありません。
高たんぱく低脂肪を極めたいというのであれば、鶏肉よりもカンガルー肉がおすすめです。

ダチョウ肉

ダチョウ肉は低脂肪、低カロリー、高たんぱくの肉です。味は牛肉に近く、柔らかくて臭みや癖がありません。鶏もも肉の100gあたりの脂肪は4.8gですが、ダチョウ肉は2.5gと約半分です。
ダイエット中はできるだけ筋肉を増やすためにも、やはり脂質を抑えて高たんぱくの食事をしたいところです。ダチョウ肉は、そんな願いを叶えてくれる肉と言えるでしょう。

部位ごとでも差がある!結果から逆算したお肉の選び方

同じ種類の肉でも、部位によってカロリーや含まれる栄養素は異なります。ダイエットに取り組んでいる人は、それぞれの理想の完成図があるはずです。ぜひ、自分の目的に合わせて部位を選んでみてください。

運動を頑張りたい人にはフィレ肉

フィレ肉は腸腰筋のことをいい、牛肉でいうとサーロインの内側に付いています。サーロインと並んで高級な部位と言われていますが、サーロインよりも脂肪が少ないという特徴があります。 フィレ肉は、ロース肉に比べてパントテン酸というビタミンが多く含まれています。パントテン酸は、ホルモンや抗体を作る働きに関与するビタミンで、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。不足すると頭痛や疲れの原因にもなるので、運動して疲れた体を回復させる効果も期待できます。

筋肉を増やして代謝を高めたい人にはもも肉

もも肉の特徴は、なんといっても低脂肪であるという点です。肉に含まれる脂肪は飽和脂肪酸といい、摂りすぎると生活習慣病や肥満の原因になることがあります。 できるだけ脂肪の摂取を減らして、たんぱく質で筋肉を増やしたいという人にはおすすめの部位です。

美肌を目指したい人には肩肉

肩肉の特徴は、もも肉と同じように低脂質高たんぱくという点で、もも肉より多く含まれている成分は亜鉛です。亜鉛には細胞の生まれ変わりを促進させる新陳代謝を活発にする働きがあります。
肌のターンオーバーを早めたい、きれいになりたいという人には特におすすめの部位です。


ダイエット中はカロリーを抑えることばかりを気にしてしまいがちです。しかし、たんぱく質をしっかり摂取しなければ筋肉が減り、痩せにくい体になってしまいます。
肉には良質のたんぱく質の他にも、脂肪燃焼効果のあるカルニチンやビタミンが多く含まれています。部位や種類に気を付ける必要はありますが、肉はダイエットをより効果的に行うために欠かせない食材と言えるのです。


ライター:片村優美
プロフィール:管理栄養士
管理栄養士として総合病院にて10年弱の経験を積む。健康に関する講座、保健指導員などからウェブコンテツの執筆・監修など活動幅を広げている。子供から高齢者までの幅広い年代へ食の大切さを広めたいと邁進中。

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