ディナーをちょっと贅沢にする、ローストポークの簡単レシピ

ローストポークに最適な部位はモモ肉！

ローストポークは、豚肉のかたまり肉を使用し、じっくりと火を通して柔らかく仕上げた料理です。定番の豚肉料理というと、ソテーやステーキといったスライス肉を使用することが多いですが、かたまり肉を使用するローストポークは焼いてから切って仕上げるため、焼いた面と中側の色味が異なり、テーブルを華やかに飾ってくれます。
そのため、パーティーやおもてなしなど、普段とは違う料理でテーブルを飾りたい時に活躍してくれる料理です。
そんなローストポークを作るときに最適な部位は、もも肉のかたまりです。もも肉は名前の通り、足の部分の肉で、身が引き締まっているので、歯ごたえがあり、豚肉の旨味をしっかりと感じられます。また、脂肪が多い肉は身が崩れやすいですが、もも肉は脂肪が少ないため調理がしやすいです。

どの調理器具を使えばいい？器具ごとのレシピを紹介

ローストポークは、基本的には先に表面を焼き付けて、旨味を逃さないように中にゆっくりと火を通していきます。
牛肉で作るローストビーフは赤い肉が特徴的ですが、ローストポークは中心部までしっかりと火を通す場合もあります。
外側をカリカリに焼き上げるアレンジもあるので、お好みによってレシピを選んでください。

また、ローストポークは温度加減や焼き時間の調整が難しい料理です。どの調理器具を使うかによっても仕上がりが変わってくるので、今回はご家庭にあるフライパン、オーブン、炊飯器の3つを使った簡単レシピをそれぞれご紹介します。

フライパンで作るローストポーク

【材料】

豚もも肉ブロック …… 400g
塩コショウ …… 適量
サラダ油 …… 大さじ2

【作り方】

肉の周りに塩コショウを振ります。
フライパンを加熱して油を敷きます。
もも肉の塊を入れて、すべての面を焼き付けていきます。
蓋をして少々水を加え、弱火で蒸し焼きにします。（時間の目安 45分）
ときどき様子を見ながら肉を返します。
時間が経ったら火からおろして、アルミホイルで包み20分余熱で火を通します。
アルミホイルを外し、5～10分程度おいて熱をとります。
熱が冷めたら切り分けて、完成です。野菜やソースと一緒にきれいに盛り付けましょう。

オーブンで作るローストポーク

【材料】

豚もも肉ブロック …… 400g
塩コショウ …… 適量
サラダ油 …… 大さじ1

【作り方】

肉の周りに塩コショウを振り、室温で30分～1時間おきます。
フライパンに油を敷いて、1の肉のすべての面を焼き付けていきます。
オーブンを100℃に余熱します。
天板にクッキングシートを敷き、その上に肉を乗せて片面につき20～25分ずつ焼きます。（ひっくり返し、もう片方も焼きます）
肉を取り出してからアルミホイルに包み、30分ほど余熱で火を通します。
アルミホイルを外して完成です。熱いと上手に切れないので、あら熱をとってから切り分けましょう。

炊飯器で作るローストポーク

【材料】

豚もも肉ブロック …… 400g
塩コショウ …… 適量
サラダ油 …… 大さじ1

【作り方】

肉の周りに塩コショウを振り、室温で30分～1時間おきます。
フライパンに油を敷いて、1の肉のすべての面を焼き付けていきます。
火からおろして粗熱をとったら、ジップロックなどの密閉袋に入れます。
炊飯器に肉を入れて、肉がしっかり浸かるまで水を注ぎます。
皿で落としぶたをしてから炊飯器の蓋を閉め、90分間保温モードで加熱します。
時間が経ったら肉を取り出して、そのまま放置して粗熱をとります。
粗熱がとれたら肉を切り分けて、皿に盛り完成です。

ローストポークのソース作り

ローストポークは、おいしいソースがあって初めて完成すると言っても過言ではないほど、ソースが重要な役割を果たします。そのため、市販のものを使っても良いですが、自分でソースを手作りしたほうが、より一層おいしさを引き出し、満足感があります。ジューシーなローストポークにぴったり合う、3種類のソースをご紹介します。