ダイエットに効果的なダチョウ肉！その潜在能力とレシピを紹介

ダチョウ肉って実はすごい！他の肉類には含まれていない栄養が豊富

ダチョウ肉は、日本ではまだあまり馴染みのない食品です。なかには「ダチョウって食べられるの！？」と驚く人もいるのではないでしょうか。鶏肉は白身の肉というイメージがありますが、ダチョウ肉は赤身の肉で、牛肉に近い色をしています。色を想像しただけでも栄養満点なイメージが伝わってくるダチョウ肉ですが、実際のところはどうなのでしょうか。低カロリー・低脂肪でダイエットにも効果的なダチョウ肉の底力を詳しくご紹介します。

多く含まれるビタミン・ミネラル

ダチョウ肉には糖質・たんぱく質・脂質を燃焼させるときに欠かせないビタミンB群を多く含んでいます。そのため、体に脂肪が溜まりにくく、ダイエット効果が期待できます。また、肌の健康を守る働きもありますので美容にもおすすめです。 さらに、赤血球を作るために必要な鉄、骨を丈夫にするリンが入っているので、貧血に悩んでいたり、骨粗しょう症の予防をしたい女性にはぴったりのお肉といえます。

ダチョウ肉は低カロリーで高たんぱく

牛・豚・鶏肉と比較すると、100gのあたりのカロリーは最も少ないのですが、たんぱく質は最も多く含まれています。ダイエットは、いかにカロリーを抑えながらたんぱく質を摂取するかということが大切なポイントですので、肉類の中でも特にダイエットに適したお肉といえるでしょう。ダチョウと他の肉を比べるグラフ※ダチョウ肉は平成13年度新家畜資源利用開発研究報告、牛豚鶏は日本食品栄養成分表5訂より

L-カルニチン（脂肪燃焼成分）

L-カルニチンは脂肪燃焼に欠かせない成分です。私たちの体では、年齢とともに量が減っていくと考えられていますので、その分補ってあげなくてはなりません。「歳を重ねるとともに太りやすくなってきた」という人は、L-カルニチンを摂取することでダイエットがうまくいくかもしれません。

クレアチン

アミノ酸の一種であるクレアチンは、疲労を和らげたり、筋肉を増やす効果のある成分です。パフォーマンスを上げたいスポーツ選手もよく摂取しています。筋肉を増やすことはダイエットにおいて欠かせないポイントですので、効率よく痩せたいという人には役立つ成分といえるでしょう。

このように、ダチョウ肉は低カロリーで高たんぱくという特徴の他に、ダイエットに役立つL-カルニチンとクレアチンという成分が多く含まれています。ダイエットはツラくて続かないという人でも、ダチョウ肉を食べるだけで成功できるかもしれません。

ダチョウ肉の部位ごとに紹介！美味しく食べられるレシピを紹介

ダチョウ肉の部位別におすすめのレシピをご紹介します。ダチョウ肉はステーキやソテーをはじめ、煮込み料理など自宅でも他の肉と変わらないように料理することができます。

フィレ肉のステーキ

フィレ肉は、1羽から少量しかとることのできない希少な部位です。脂肪が少ないのが特徴ですが、肉質は柔らかく、ステーキやソテーに向いています。

【材料 2人分】

【作り方】

1. フィレ肉は、焼く1時間前には冷蔵庫から出しておきます。 冷えていると熱が均等に伝わらず、焼きムラの原因になりますので注意しましょう。

   

2. フライパンにオリーブオイルを敷いて、軽く塩コショウをしたフィレ肉を中火で焼いていきます。

3. 片面を2分、裏返して1分半を目安に加熱します。

4. 火からおろして1分半ほど休ませます。 寝かせることで中心部まで熱が通り、全体に旨味が行き渡ります。

モモ肉のカルパッチョ

ダチョウのモモ肉は、1羽の中で1番摂れる量が多い部位です。肉のキメは粗めですが、ステーキ、刺身と幅広く活用できます。

【材料】

【作り方】

1. 

   モモ肉は薄くスライスをして冷蔵庫で冷やしておきます。

2. 

   トマトは角切りにします。

3. 

   フライパンにオリーブオイルを敷き、トマト、ソースの材料をすべて加えます。

4. 

   材料を混ぜて全体的にグツグツしてきたら火を止めます。

5. ソースの粗熱をとり、冷蔵庫で冷やします。

6. 皿に冷やしたダチョウ肉を乗せて、ソースをかけて完成です。

ドラム肉の和風煮込み

【材料】

【作り方】

1. はじめにゆで卵を作っておきます。

2. 

   フライパンにサラダ油を敷き、モモ肉を焼きます。片面を3分ずつが目安です。

3. 

   砂糖、酒、水、長ネギの青い部分、にんにく、生姜を入れて、煮立ったらアクを取ります。

4. フライパンに蓋をして7分ほど煮込みます。

5. 醤油とゆで卵を加えてさらに7分ほど煮込みます。

6. 器に盛り付けて完成です。卵は2つに切ると綺麗な仕上がりになります。

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ダチョウ肉には、ダイエットに良いとされる条件が揃っています。 普段と違うお肉を使うのはハードルが高いと感じる人でも、いつものレシピをダチョウ肉に変えるだけでOKです。 ダチョウ肉を使ってワンランク上の料理を目指してみてくださいね。

ライター：片村優美
プロフィール：管理栄養士
管理栄養士として総合病院にて10年弱の経験を積む。健康に関する講座、保健指導員などからウェブコンテツの執筆・監修など活動幅を広げている。 子供から高齢者までの幅広い年代へ食の大切さを広めたいと邁進中。

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