バーベキューに必要な肉の量は?メンバーや人数での目安は?

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「バーベキューで用意すべき食材の量が分からず、お肉や野菜の多く用意しすぎて余ってしまった…」という経験はありませんか?

バーベキューのお肉は少なければ気分を盛り下げてしまいますが、かといって量を用意しすぎると、あまってしまい、出費も多くなります。しかし、参加者がどれくらい食べるのかを予想しながらお肉を準備するのはなかなか難しいですよね。
また、あまった食材は次の日などの料理に使えば良いのですが、常温になってしまったお肉や野菜は再び冷やしても味や品質が落ちてしまいます。

そこで今回は、せっかくの食材を無駄にしないようにバーベキューに必要な食材の量の目安についてお伝えします。ぜひ参考にしてみてください!

男性の場合

男性の場合、1人当たり300gのお肉があれば安心です。バーベキューのときにお肉を食べることを楽しみにしている男性は多いですが、参加者同士でお酒を飲みながら交流を深めることも重要視します。TPOにもよりますが、お肉の量はほどほどに、お酒を多めに用意すると満足度が高いかもしれませんね。

女性の場合

女性の場合、1人当たり200gのお肉を目安にしましょう。男性はお酒をメインにお肉をつまむのに対し、女性はお肉と一緒にサイドメニューも楽しみたいと思う方が多いのでは? 良いお肉を少量ずつ、またサイドメニューやデザートなどバリエーションを多くして色々楽しめるのが良いかもしれませんね。

バーベキューに必要なのは、お肉だけではありません。焼きそばやおにぎりなどの主食の他、栄養面を考えて焼き野菜なども用意する必要があります。先ほどのお肉の量と合わせて、サイドメニューやデザートの適切な量も見ていきましょう。

焼き野菜

焼肉屋では野菜は頼まない、という人もいるらしく、バーベキューでは野菜の必要性はそれほど多くありません。しかし、お肉だけでは飽きてしまう可能性もありますし、健康的にもあまりよろしくないのは確かです。
栄養面を考えると、肉の量の1/3は野菜を食べることをおすすめしますが、それを基準として1人当たり100〜150gほどの野菜を用意すると良いでしょう。
具体的には玉葱1/8個、ナス輪切り2枚、かぼちゃスライス1枚、パプリカ1/8個、アスパラガス1/2本、エリンギ1/2本でおよその可食部が150gとなります。

また、冷凍枝豆は保冷材の代わりにもなるので、10人に対して1袋(2〜300g)用意しても良いでしょう。

一品料理

屋外で行うバーベキューは、大人数でわいわいする様子をSNSにアップすることを楽しみにしているメンバーも多いはずです。また、主催者側は参加者が喜ぶようなメニューを考えたいですよね。

料理は味だけでなく見た目も大事!写真映えするスキレットやダッチオーブンを使用した料理も取り入れてみるのはいかがでしょうか。アヒージョや魚の蒸し料理(アクアパッツア)、ポトフ等は女性受けもよく見た目にも鮮やかですよ!
しかし、他の肉量などとの兼ね合いで全員がサイドメニューを1人前食べられるとは限りません。サイドメニューはつまむ程度と考え、人数の半分量を用意する程度にとどめましょう。

主食

子どもが多い場合や、お昼の時間帯にバーベキューを行う場合などは、お酒と一緒にお肉を楽しむよりも、「主食を片手にお肉を待つ!」というケースが多くなります。
そのため、おにぎりはコンビニのおにぎりのサイズ(米量約120g)を大人は人数分、子どもは人数×2個用意しておくと安心です。また、おにぎりは屋外に置いておくと傷むのが早いので、肉を焼き始めるタイミングで配るのが良いでしょう。

焼きそばや焼うどんもバーベキューでは人気です。しかし、鉄板を使用する料理は肉を焼いた後の残り火で行うことが多く、その時間帯になると参加者のお腹は満たされているかもしれません。そのため、他の主食の量にもよりますが、焼きそば系は人数の1/4量程度で足りるはずです。

もしも鉄板を用意することができない場合は、食パンホットドックはいかがでしょうか?作り方はとっても簡単! 薄切りの食パンを網の上で軽く両面あぶり、ソーセージやフランクフルトと焼き野菜やレタスを挟み、ケチャップとマスタードで食べます。この「食パンホットドック」はオーストラリアのでは一般的で、バーベキューでもよく作られます。

簡単で、余っている焼野菜などをはさむなど、自分好みのカスタマイズもできて楽しいですよ。

デザート

食後のデザートは別腹、という言葉があるほどデザートは喜ばれます。最近ではスイーツ好きな男性も多く、男女問わずデザートは重要です。
バーベキューにおけるデザートの定番としては焼きマシュマロなどがありますが、ここでおすすめするデザートは焼きリンゴ&焼きバナナです。

焼きリンゴは食べやすい大きさに切り、レモン汁をまぶしておいたリンゴをホイルに乗せ、バターとシナモン、砂糖と一緒にじっくり焼きます。焼きバナナは皮のままホイルに包んで焼きましょう。どちらも焼けてくると、甘い香りがしてきて、10分〜20分ほどで焼き上がります。

バーベキューのデザートには、口をさっぱりとさせてくれるフレッシュフルーツも好評です。バーベキュー会場でカットするのは何かと面倒なので、あらかじめ食べやすい大きさに切って、保冷剤を入れた保冷バックで冷やして持っていきましょう。リンゴは8等分を2切れずつほど食べられる量、バナナは4人で1本程度、そのほかにオレンジやパイナップル、イチゴや季節の旬のフルーツなどを一人あたり1切れ食べられる計算で用意できれば充分です。

家族ぐるみのバーベキューの場合、子どもが参加することは多いでしょう。子どもはそれぞれ好みや嗜好が異なるため、幅広い食材を準備しておくと安心ですね。ここでは、子どもが参加するバーベキューでは用意しておいたほうが良い食材やそれらの分量をご紹介します。

子どもの年齢によって食べる量はまちまち

食べ盛りの子であれば、大人と同じくらい、またはそれ以上食べるような子もいるでしょう。しかし、沢山食べれる子を基準にしてしまうと、あまらせてしまう可能性が高くなります。
小学校低学年以下であれば肉量は1人当たり大人の量の半分程度、幼稚園以下であればお肉は大人の分を分ける程度がおすすめの分量です。

子ども向け食材の用意

お肉の量はそこそこに、おにぎりやピザ、じゃがバターやソーセージ、焼き鳥、棒が付いたフランクフルト、ポテト、マシュマロなど子ども向け食材を用意しておくと、楽しみながら色々食べられて飽きも来ないはず。大人がまだ食べているのに、「もう―帰りたーい!」などと言われないような対策として、楽しみながら食事をしてもらうことも考えておきたいですね。

適切な量でバーベキューを楽しもう!

少しの工夫と準備があれば、誰でも簡単にオシャレなバーベキュー料理が作れます。バーベキューはお肉と野菜をただ焼くだけでも楽しめますが、せっかくなら仲間と美味しくて楽しい時間を過ごしたいですよね。 今回ご紹介したレシピは初心者でもとっても簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。


ライター:井澤綾華
プロフィール:管理栄養士の資格を持ち、レシピ開発や食に関する記事を数多く手掛ける。北海道の玉ねぎ農家の嫁。その目線で、北海道新聞にて毎月食と農をつなぐコラムを掲載中(2019年6月現在)。食べる人に寄り添った、食に関する情報をジャンルにとらわれず発信しています!

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