虫干し


お着物に関する事で、着付けと共に最難関とされる管理、始末。
その中でも、お着物の状態をより良く、長く保つ為に不可欠な虫干し。

こちらではその虫干しの事につきまして少しお話させていただきます。


まず、虫干しって?!


今時の方々ではあまり目にする機会も無いかもしれませんが、
そういえば昔、おばあちゃんが家の中で着物をいっぱい吊るして何かやってたな〜、
と言うそれです。

良く、うちは桐の箪笥に入れているから大丈夫!
たとう紙に入れてちゃんとしまってあるから大丈夫!
と仰られる方がいらっしゃいますが、
やはり何年も何もしないとカビが生えたり、色が変わったりと、
ただ置いておくだけでもお着物を傷めてしまいます。

そんなデリケートなお着物を定期的に外の空気に触れさせて、
湿気を飛ばしたり、広げた時に虫が付いていないか、
シミが出てきていないか、などチェックしつつ、
干していただくのが「虫干し」なのです。

元々はお蚕さんから作られた正絹のお着物、
やはり動物性たんぱく質由来のものなので、
化繊のものなどとは違い、色々と変化してしまうものなのです。
ただ、それが高級品としての悲しい定め、
良いものほど手がかかりますし、変化が起きやすいもの。
そんな素敵なお着物を、末永くお使いいただく為にも、
「虫干し」が大事です。どうぞこちらをご参考に、
少し箪笥の中をチェックしてみて下さいませ。


虫干しの時期・時間帯は?

さてさて、ここからは具体的なその虫干しの仕方ですが、
湿気を飛ばすという事で、湿度の比較的低い時期、時間帯が最適です。
時期で言いますと、

       ●梅雨明け後の7月末〜8月の2・3日晴れた日の続いた後の乾燥した晴れの日。
    ●秋霖明け後の10月頃の2・3日晴れた日の続いた後の乾燥した晴れの日。
●一番寒い2月頃の2・3日晴れた日の続いた後の乾燥した晴れの日。


上記の時期で、お時間は比較的乾燥している時間帯の、
午前10時位から15時位までが最適です。
夕方・夜間は湿気が多少多くなりますので、
出来れば避けていただきたいと思います。


虫干しの方法とは?

では、時期と時間が分かりましたので、
早速干してみましょう。

出来れば着物専用のハンガーなどがありますので、
そちらをお使いいただければと思いますが、
無ければ普通のハンガーや長い綺麗な棒や紐に吊るすのでも構いません。
両袖を伸ばして広げて吊るしてください。
お時間がありましたら、お着物を裏返して裏側も干していただければ最良です。
吊るしていただきました時に、
汚れのチェックや虫がついていないかなど、
軽くはたいていただきつつ、埃などを落としていただければと思います。
(その際にシミやカビなどを発見しましたら、
まずは触らずに専門店にご相談下さいませ。)


その際に一番ご注意いただきたいのは、
色ヤケの原因となりますので、
干される場所は直射日光の当たらない風通しの良い場所で行ってください。

2〜3時間干していただきましたら、
またたとう紙などにしまい、保存していただくのですが、
その際にはたとう紙などのチェックもお願いいたします。
たとう紙は言うなれば紙ですので、
そのたとう紙が黄変したり、カビたりする事もあります。
そのシミがお着物に移ったりもしますので、
そのようなたとう紙がありましたら速やかに交換をお願いいたします。

たとう紙にしまう際も、あまり2、3枚と入れないで、
1枚ずつお願いいたします。(※湿気がこもりやすいので)
あとは証紙などのテープやコーリンベルトなどの金属製のものなども、
一緒に入れないようにご注意ください。
酸化や黄変、色ヤケの原因となります。


また、保存時には防虫剤なども入れつつ、
(今は無臭のものもありますので、出来れば無臭のものが良いと思います。)
あとは、乾燥剤や防湿材なども併せてお入れいただくと良いと思います。
お着物専用のものもイロイロとありますので、
湿気対策としてお入れいただければ安心です。


お気軽虫干し?!

本来は上記のように虫干しをしていただくのが最良なのですが、
お気軽と言うか、少し簡単な方法としましては、
上記の時期に箪笥の引き出しを少しあけていただくだけでも大分違います。
何しろお着物にとって湿気は大敵ですので、
大切なお着物をより良くお召いただく為にも、
娘様やお孫様など、後世の方々にお召しいただく為にも、
虫干しなど、最良の管理をされていつまでも大切にお持ちいただければと思います。


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