胃腸に優しい食事とは。
胃痛や胃もたれ、胸のむかつきなど、胃腸の調子が悪い時や加齢が原因で胃が重いものを受け付けなくなり、食べ物を見ただけで食欲をなくす時ってありますよね?
しかし、食事をとらないと健康な体は維持できません。そんな経験を持つ人たちのために、安心できる胃腸に優しい食事についてご紹介します。
胃腸に優しい食事というと「消化に良いもの」などが挙げられます。一般的には、おかゆなど流動食など主に体が弱った人向けの食事が思い浮かびますが、そうと決まっているわけではありません。
胃に優しいものが何かをちゃんと理解していれば、普段通りの食事も可能なのです。
胃腸に優しい食事の条件
胃腸に負担をかけない食べ物を胃腸に優しい食べ物と言いますが、具体的にどう言ったものか1つずつ見ていきましょう。
□消化に良いもの(胃に長くとどまらないもの)
食べたものを栄養として吸収するために、消化管の中で消化活動が行われますが、この時胃腸に負担がかかります。この消化にかける時間が長ければ長いほど、胃腸にかかる負担も増えていきます。
そのため、なるべく軟らかいもの、消化に時間をかけないものが胃腸に優しいものに挙げられます。
注意点を挙げると、いくら消化に良いものでもしっかり噛んで飲み込まないと、それだけ消化に時間をかける原因ともなります。
食事のときの咀嚼はしっかりと行うことがとても大事です。
□刺激の少ないもの(辛いものなどは胃腸を荒らす原因に)
辛い物、酸味などの刺激が強いものは食欲を増進させたりするなどの長所もありますが、これらは刺激物なので胃腸に大きな負担がかかります。
そのため、健康に良いものでも節度を守らなければ、胃腸だけではなく体全体に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意する必要があります。
冷たいものなども、とりすぎには気を付けてくださいね。
□食物繊維の少ないもの
意外に思われる方もいるでしょうが、食物繊維も実は胃腸に負担をかける栄養素なのです。便秘などに効果がありますが、難消化性なので胃腸のエネルギーを使ってしまうため負担がかかってしまいます。
胃腸が弱っているときに食物繊維をとってしまうと、逆効果になってしまうのです。
以上のことから、胃腸に優しい食事の条件をまとめると……
・消化に良いものを食べる
・刺激物を避ける
・食物繊維が少ないものを選ぶ
・よく噛んで飲み込む
胃腸に優しい食事の条件が分かったところで、次回はより具体的な食べ物の例をあげてお伝えしたいと思います。次回もどうぞお楽しみください。