秋から冬にかけて少しずつ肌寒くなってきました。今年は猛暑続きの夏から急に寒くなったことで、体調を崩した方も多いのではないでしょうか。
ますます寒くなるこれからの季節に向けておすすめなのが『スパイス』。スパイスは「香辛料」というだけあって辛いもののイメージがありますが、実は辛味の成分は一部のみ。日本の伝統的な食材である生姜・わさび・山椒などもスパイスに含まれます。
さらにスパイスは漢方薬や薬膳に取り入れられることも。冷え対策として体を温めたり、血流を良くしたり、美肌効果や胃腸の働きを助けたり、リズムを整えたりと様々な効能があります。

あらゆる人におすすめ“ウコン”!その特徴は?

これから年末に向けてよく耳にする「ウコン」。このウコンもスパイスの1種です。
ウコンとはインド原産の生姜の仲間。ショウガ科ウコン属の多年草で、日本では沖縄県や鹿児島県、宮崎県といった温暖な地域で栽培されおり、世界で50種類以上の品種があると言われています。主な品種は「春ウコン」「秋ウコン」「紫ウコン」「黒ウコン」です。

この中の「秋ウコン」は「ターメリック」と呼ばれるスパイスです。秋に白い花を咲かせることから「秋ウコン」と呼ばれるようになったターメリックですが、鮮やかな黄色が特徴で、この黄色はカレーやからしの着色料の原料です。
また生薬としても使用されたり、インドの伝承医学アーユルヴェーダでもよく使われる伝統的な食材です。


ターメリックは先ほどお話ししたカレーやからしの着色料として使用される程、鮮やかな黄色の色味が特徴です。この黄色は秋ウコンに含まれているポリフェノールの1種である「クルクミン」の色素成分。このクルクミンはお酒を飲んだ次の日を快活に整えてくれます。


またビタミンB6、葉酸、カルシウム、マグネシウム、鉄分等のビタミン・ミネラルといった美容や健康をサポートする栄養素も豊富に含んでいます。そのため男女問わずあらゆる年代の人におすすめのスパイスです。

自社で無農薬栽培した宮崎県産の秋ウコンを生ウコン本来の薬用成分をほぼ失わずに加工したサプリメント。先ほどご紹介した効能の他に腸活や温活にもぴったりな成分を含んでいます。

スパイスがたっぷり入ってる!ぺろっと食べられるオリジナルカレー

フレンチシェフ監修・オリジナルのてまごこちカレーはスパイスがたっぷり入っています。

先ほどご紹介した自社で無農薬栽培した宮崎県産の「秋ウコン・ターメリック」。薬用ハーブの1種パクチーと同じ植物である「コリアンダー」、カレーの匂いの主成分であり炒ると香り高くなる「クミン」、紀元前4000年ほど昔から健康に良いと考えられ薬用・料理に使用される「フェネグリーク」、スパイスの王様とも呼ばれる「こしょう」、食欲増進・冷え対策にも活躍する「赤唐辛子」、漢方・薬膳にも使用される完熟したみかんの皮を乾燥させた「陳皮」、生薬としても使用される「ホワイトペッパー」、ナツメグ・シナモン・クローブの3つの香りを持つと言われる「オールスパイス」といったスパイスを使用しています。

それらの香辛料と宮崎県産の野菜や鶏もも肉をたっぷり入れ、じっくり100時間煮込んで作る本格フレンチカレーは、野菜の甘みが引き立ちコクのある味わいに。忙しさや飲み会などで疲れ気味な年末年始でも、ぺろっと食べられるオリジナルカレーです。

これからの冷え対策や温活に欠かせない“しょうが”

手軽で身近な「生姜」もスパイスの1種です。ショウガの主な成分である「ジンゲロール」と「ショウガオール」。「ジンゲロール」はショウガを口に入れた時に感じる辛味成分のひとつで、めぐりに役立ちます。「ショウガオール」は体を内側から温めます。冷え対策や温活にぴったりなスパイスです。

トマトと生姜のクリーミースープ

【材料】

  • ホールトマト・・・1/2缶
  • 牛乳(豆乳でもOK)・・・200ml
  • コンソメスープ・・・100ml
  • 生姜パウダー・・・大さじ1
  • 塩・コショウ
  • 粉末パセリ・・・適宜

【作り方】

1. コンソメスープを熱し、ホールトマトと牛乳、生姜パウダーを加え、弱火でかき混ぜながら煮込みます。
2. 全体がきれいなトマト色になってきたら火からおろし、フードプロセッサーやミキサーで撹拌し、滑らかにします。
3. 再度②を弱火にかけ、沸騰する直前で火を止め、塩・コショウで調味します。
4. 器に盛り、粉末パセリをふって出来上がり。

【コツ】

豆乳を使う場合は分離しやすいので、より丁寧によく撹拌してください。
熱を加えすぎないこともコツです。
また、トマトのゴロゴロ感を出したい場合や、時間がない場合は、フードプロセッサーにかけず、そのまま調味の工程へ移ってOK!