更年期障害 ~その不調、更年期障害かも?~



“更年期障害”。よく聞かれるようになった言葉ですが、「ある程度の年齢を重ねた女性がなるもの」としか認識していない方が多いのではないでしょうか。
一般的に知られている更年期障害の症状は、のぼせ(ホットフラッシュ)やイライラ・落ち込みなどですが、更年期障害の症状は多数あり、まさか更年期障害かも?と思うにはかけ離れた症状が起こる場合もあります。
また、症状の現れる年齢にも個人差がありますが、「まだ更年期には早いから違うかな?」と思ってしまう方も居ます。しかし、最近では若い世代でもホルモンバランスが乱れることによって更年期障害と同じような症状が出ることもあります。
きちんとした認識と対策を行うことで、辛い心身の症状が緩和されると思います。
知っているようで、知らない更年期障害についてみていきましょう。

□更年期障害が起こる原因

まず、更年期障害が起こる原因をみていきましょう。
個人差はありますが、閉経を迎えるのは50歳~51歳頃が多いとされています。この前後、5年間(45歳~55歳)の間を更年期と呼びます。
閉経をすることによって、卵巣の機能(働き)が衰えることで女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することで起こります。
女性ホルモンには2種類あり、それぞれが違う働きを持っていますが、この2つの女性ホルモンのバランスによって女性が女性らしく生活していけるのです。

女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類のホルモンに分けられます。この2つのホルモンは、女性が女性として生きていく上で欠かせないホルモンであり、この2つのホルモンのバランスによって生理というものがあるのです。
このホルモンのバランスが崩れると、生理不順などの症状が現れてきます。
妊娠が成立しない場合、1ケ月ごとに生理周期を繰り返していきます。この期間であっても、ホルモンの分泌量は変化するため、体調や精神的な影響も変わりやすいのです。
特にプロゲステロンの変動が激しいのは、排卵後~次の生理の間までは心身の不調を感じやすいため、出来るだけ疲れやストレスを溜めず、穏やかに過ごすことが大切です。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とは…
・女性らしいカラダを作る働き
・肌の潤いやハリ、髪のツヤを保つ働き
・血管を強くしなやかにして動脈硬化を防ぐ働き
・骨密度を保つ働き
・善玉コレステロールを増やす働き

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは…
・子宮内膜や子宮筋の働きを調節する働き
・体内の水分量を保つ働き
・食欲を増進させる働き
・基礎体温を上昇させる働き
・(眠くなる・イライラする・憂鬱になる)←これ、生理前にありませんか?




このエストロゲンというホルモンの分泌量が低下すると、エストロゲンによって調節されてきた様々な体の機能が低下してきます。また、エストロゲンが低下することで卵巣から脳へ「エストロゲンを分泌して~」とサインを送るのですが、このサインによって脳を興奮状態にさせてしまい自律神経のバランスが崩れてしまいます。

その為、体の不調だけではなく心の不調にも繋がってしまうのです。


□更年期障害の症状


のぼせ…こちらは、多くの方が認識している症状です。ホットフラッシュと呼ばれ、急に顔が暑くなったり汗が止まらなくなったりといった症状が出ます。この原因としては、自律神経のバランスが崩れて、血管の収縮や拡張が正常に働かないことだと言われています。


疲れやすい…更年期障害だけでなく、月経前などにもよく起こる症状でもあります。この症状は「周囲の人に理解してもらえないことが辛い」という声が多いです。疲れてだるいだけでなく、何もする気力がわかないなど、うつ症状となってしまう方も居ます。そうなる前に、対策を行うことが重要です。


頭痛…こちらも多くの女性が悩んでいる症状です。元々、頭痛持ちの方は閉経とともに症状が軽くなったと言う方も居ます。しかし、頭痛はあまり経験したことの無い方が更年期になり症状を訴える場合もあり、個人差があります。エストロゲンの分泌が減少することによって、脳血管の痙攣や収縮が関連していると考えられています。

年齢を重ねていくにつれて、更年期障害以外の疾患が起こる確率も高くなることから、頭痛が続く場合には1度専門医の受診をおすすめします。

肩こり…もう年齢的にも五十肩だ。と思っていませんか?実は、更年期障害の症状かもしれません。肩だけでなく、首のコリも更年期になると症状が出てくるようです。日常生活では、ストレッチや入浴などで血流を良くすることで症状の緩和に役立つこともあるようです。


腰痛・腹痛…この症状も年齢的に仕方ないと諦めている方も多いように感じます。確かに、閉経に伴う骨粗しょう症は多く、骨がもろくなることも関連しているのかと思います。現在では、骨粗しょう症の検査や治療も手軽に受けれるようになってきていますので、医師に相談してみるのも良いかもしれません。腰・骨盤などは体の土台となるものですので、大切にしていかなければいけません。

腹痛に関しては、更年期障害の症状以外にも、子宮内膜症や卵巣腫瘍などの疾患が原因の場合もありますので、症状がある場合には受診することをおすすめします。

めまい…更年期障害の症状だけでなく、起こることもある症状ですが更年期の女性には多い症状です。


動悸(息切れ)…この症状はエストロゲンの分泌が減少し、自律神経のバランスが崩れることで起こる症状であると考えられています。更年期障害の治療をしても症状に改善が見られない場合は、呼吸器科などの診察を受けてみることをおすすめします。


イライラ・不安…不安やイライラ、感情のコントロールが難しくなり、怒りっぽくなる症状もあります。ホルモンは感情と密接な関係性があり、月経前後などに感情の起伏が激しくなることも少なくありません。


不眠・寝つきが悪い…なかなか更年期障害と繋げて考える方は少ないかと思いますが、更年期障害の1つに不眠というものあります。自律神経のバランスが崩れることで、寝つきが悪かったり、眠りが浅いといった症状が出ることがあり、睡眠によって疲労を回復させることが出来ずに、別の不調にも繋がってしまう原因でもあります。


□更年期障害の診断と治療


〇医療機関での検査や診断は、主に問診(月経の有無や出産歴、子宮や卵巣などの病歴確認)や、血液検査などがあります。血液検査では、血中のホルモン濃度や検査時期によってホルモンバランスの確認などを行います。その他、骨密度の検査や子宮がん検査などを行い、症状が他の疾患によるものではないことを確認することが多いです。(医療機関や症状によっては、検査や診断に違いがあります)

〇医療機関での治療は、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、不安やイライラなどの精神症状が強い場合には睡眠導入剤・精神安定剤の処方などがあります。近年、注目を集めているホルモン補充療法(HRT)ですが、副作用などが起こる場合もあり選択しない方も居るようなので主治医との相談が必要です。


診断、治療を受けるには医療機関への受診が必要になりますが、実際に受診する方は少ないかと思います。症状は辛いし、そんな時に待ち時間が苦痛。。。とじっと我慢している方も多いかと思います。しかし、子育てもひと段落しこれから仕事や趣味を活動的に過ごす為には、健康な体と心が無くてはなりません。その為にも、対策や予防・症状の緩和について考えて欲しいと思います。


□更年期障害に関する漢方薬とは?


まずは、婦人科系統の3大漢方薬として知られている漢方薬をご紹介します。体質や、症状に合わせて選択することが出来ます。


◆◆ 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)◆◆


「血」の不足を補い、巡りをよくして体を温める薬です。月経異常や更年期障害、自律神経失調症、慢性頭痛など幅広く使用されています。その他、めまいや神経痛などの改善にも効果を期待され処方されることがあります。

対象となるのは、やせて体力のない「虚証」タイプの人で、冷えや貧血、むくみなどのある人に向いています。


体力虚弱で,冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく,ときに下腹部痛,頭重,めまい,肩こり,耳鳴り,動悸などを訴えるものの次の諸症:

月経不順,月経異常,月経痛,更年期障害,産前産後あるいは流産による障害(貧血,疲労倦怠,めまい,むくみ),めまい・立ちくらみ,頭重,肩こり,腰痛,足腰の冷え症,しもやけ,むくみ,しみ,耳鳴り


◆◆ 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)◆◆


「血」の巡りをよくしてくれる代表的なものです。典型的には、体力は中くらいで赤ら顔、のぼせやすいが足が冷える方、下腹部が張る感じのする人に向く薬で、月経異常や更年期障害の他、頭痛、肩こりなどにも処方されます。

また、昔からニキビやクマ、しみなどの皮膚トラブルにも使用されています。

近年では、血行障害による病状にも使用されています。


比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:

月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症 注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび


◆◆ 加味逍遙散(かみしょうようさん)◆◆


月経異常や更年期障害特有の症状によく使用されます。体力があまりない人で、肩がこる、めまいや頭痛があるなどのほか、のぼせや発汗、イライラや不安などの不定愁訴と呼ばれる心身の不調に広く使用されています。

加味逍遙散は、「血」に対しての効果だけではなく、「気」に対しても効果が期待されるためストレスによる心身の不調を合わせて改善する効果が期待されています。


体力中等度以下で,のぼせ感があり,肩がこり,疲れやすく,精神不安やいらだちなどの精神神経症状,ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:

冷え症,虚弱体質,月経不順,月経困難,更年期障害,血の道症,不眠症



その他、不眠などの症状には下記の漢方薬もあります。


◆◆ 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)◆◆


体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う次の諸症:

高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘


◆◆ 桂枝加苓朮附湯(けいしかれいじゅつぶとう)◆◆


体力虚弱で、手足が冷えてこわばり、尿量が少なく、ときに、動悸、めまい、筋肉のぴくつきがあるものの次の諸症:

関節痛、神経痛


◆◆ 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)◆◆


体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:

不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感


漢方薬は適応する症状が幅広い為、更年期障害のように多数の症状が重なって起こる場合には効果的であると考えられています。

また、更年期障害に限らず、プレ更年期と呼ばれる若い世代の女性にも是非活用していただきたいと思います。体と心は1日、1つの出来事が原因で不調になるわけではありません。日々の積み重ねがあっての不調なのです。つまり、心身ともに健康でいる為には、今から積み重ねていく必要があります。

女性が女性らしく、毎日を笑顔で過ごせるように願っています。

いつでもご相談下さい。


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