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潤いを与えて、元気に保つ。オイルケア。

革は天然素材のため、長く使うほどにダメージを受けてしまいます。しかし、手入れをするとそれに応えてくれるように、きれいな状態を保つことができます。ひとによって使い方はさまざまですが、革製品を気持ちよく長くお使いいただくために、覚えておいてほしい手入れの方法をご紹介します。

潤いを与えて、元気に保つ。オイルケア。


手入れのなかで最もやりがいがあると言える、オイルケア。潤いや油脂分を失った革を放置しておくと、色が褪せたりぼろぼろになってしまう可能性があります。乾燥した革にクリーム状のオイルを与えると、革がしっとりと元気に。そして艶も増して、いい表情を取り戻します。

  • 潤いを与えて、元気に保つ。オイルケア。

    1 ほこりを落とす
    乾拭きやブラシがけをして、ほこりを落とします。縫い目部分も念入りに。

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    2 布にオイルを取る
    きれいな柔らかい布に、オイルを1円玉くらいの量を取ります。財布等の小物なら、米粒くらいが適量。

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    3 手早く塗り広げる
    手早く全体に薄く塗り広げる。円を描くように塗ると、きれいに塗り広げられます。付け過ぎると、シミの原因に。



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    4 乾燥、乾拭き
    塗り終えたら、30分~1時間かけて乾燥。最後に柔らかい布で余分なオイルを拭きとったら、終了。



潤いを与えて、元気に保つ。オイルケア。

<ポイント>
少量のクリーム状のオイルを手早く薄く均一に塗り広げること。革の種類によっては、オイルを塗ると色落ちをする場合もあります。はじめてケアする際は、クリーム状のオイルを目立たない部分で試してからご使用することをおすすめします。

<オイルケアのタイミング>
革の種類や革製品のご使用頻度によって、オイルケアのタイミングは異なります。新品のときより表面がかさついてきたら、手入れどき。革の状態を確認したうえで、オイルケアを行ってください。トーンオイルヌメウルバーノシリーズなどは、革に十分な量のオイルが含まれているため、長年のご使用で革がかさつくまではオイルケアの必要はありません。革にオイルが残っている状態だとケア用のオイルが染み込まず、べとつきが残る可能性があります。





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