マスコミ掲載履歴 雑誌 2011年






2011年12月 雑誌掲載

竹虎会社概要 雑誌で、竹虎(株)山岸竹材店が取り上げられました。現代の生活に合う竹製品を自らが楽しむ姿を通して発信する事例として、竹虎四代目のインタビューなどが掲載されています。
竹虎会社概要  
竹虎四代目30年ブログ  


やまぎし よしひろ
1963年高知県生まれ。近畿大学卒業後、85年、山岸竹材店に入社。97年に同社ホームページを立ち上げ、ネット直販事業に参入し、主導する。2005年、山岸竹材店社長に就任。


CAMPANY DATE
 創業・1894年
 業種・虎斑竹を用いた竹製品の製造・販売
 従業員・20名
 本社・高知県須崎市


現代の生活に合う竹製品を自ら楽しむ姿を通して発信する
竹虎 株式会社山岸竹材店社長 山岸義浩氏

高知県須崎(すさき)市安和(あわ)に本社工場を構える山岸竹材店は、「竹虎」の屋号で知られ、竹製品の製造と、本社に併設した店舗とホームページからの直販を手がけている。二〇〇一年五月、本格的にインターネット販売を開始。自社の強みを明確に打ち出して製品をアピールするとともに、徹底した顧客サポートで多くのリピーターを獲得している。ここ数年、ネット販売市場の伸びは停滞しているが、同社は○五年以降、常に売上を伸ばしているという。 
同社のホームページには、四代目の山岸義浩社長(48歳)がいたるところに登場する。会社案内から自身のプロフィール、製品紹介まで、山岸社長の姿を目にしないページはなく、社長が顔を見せることもある。自信と自社の理念や製品への思いなどを伝えるページには動画もアップされており、さながら店頭での実演販売を思わせる。そうした情報発信のあり方について、山岸社長は次のように語る。 
「私がホームページに出ているのは、ただ自分が出たがりなだけ(笑)。ですが、ネット販売とは、究極のワンツーマンビジネスだと思っています。私を含め社員も顔を出せば、出すほど、ありがたいことに、お客様は安心して製品を購入して下さいますし、親近感も抱いてもらえるようでうす。私たちが手がける製品は嗜好性が高く、多くの人にお買い求めいただくものでは、ありませんが、だからこそ、自社と製品の存在を情報発信し続けなければならないんです。

当社の竹製品は、表面の虎皮模様が珍しい虎斑竹(とらふだけ)を素材としています。全国で唯一この安和の平地と山の際から山頂までの三間でしか製品化に適したものが育ちません。江戸時代には土佐藩の禁制品であり、年貢として納められる貴重な竹でした。価値のある竹文化の伝統を一〇〇年後にも残していきたいんです」(以下、発言は同氏)

インターネット販売に活路を見出す

同社は山岸社長の曾祖宇三郎(うさぶろう)氏が一八九四年(明治二七年)、大阪市で竹材商として創業した。当初、岡山県に自生する別種の虎斑竹を扱っていたが、絶滅の危機に瀕していたため国から天然記念に指定され、自由に伐採できなくなった宇三郎氏は似た竹がないか全国を探し回り、安和にある虎斑竹の存在を知って、何度も船で通い仕入れ口を開拓したという。だが、戦時中の大阪大空襲によって本社建物が全焼し、虎斑竹が縁で結婚した夫人の生家があった安和に疎開。戦後、安和で事業を再開すると竹製品製造へシフトし、一九五一年に株式会社化して専業メーカーとして成長していった。 
六三年生まれの山岸社長は近畿大学を卒業後、八五年に同社に入社したが、当時、同社の経営は苦しかったという。
「私が入社してまもなく、売上の三分の一を占めていた取引先が竹製品市場の先行きの暗さを理由に自主廃業してしまったんです。そこで百貨店の催事などに出店し始め、私も作務衣(さむえ)を身につけて店頭に立つようになりました。お客様に製品を買っていただき喜んでもらえることが、とても嬉しかったですね。景気もよかったので売上も好調でした」 
しかし、バブルが崩壊し、百貨店業界の業績が低迷するのと歩を合わせるように同社の売り上げも落ちていった。DM通販や、観光地のホテルや土産物店での委託販売も取り組んだが、いずれも芳しい結果を得られなかった。そのような日々が続くなか、知人からネット販売の存在を聞き、九七年、パソコンを購入して独学し会社ホームページを立ち上げた。簡素な製品一覧を整備したという。
「九七年当時、国内のインターネット人口は一〇〇〇万人超でした。誰かが買ってくれるだろうと思っていましたが、実は二〇〇〇年までの三年間で、竹の繊維で漉いた土佐和紙のハガキ五枚セットが一度、三〇〇円しか売れなかったんです。維持費など自腹でしたので、もうやめようかと思っていたときにある講演会に参加し、『これからは、本物、女性、ITの時代になる』と聞きました。当社が扱う虎斑竹は本物だという自負がありましたし、竹製品の購入者の八割は女性です。当社が手がけている製品を世に出せる時代が来ると直感しました。のちにわかったことですが、二〇〇〇円以前のネットユーザーはほとんどが男性でした」 
自社と製品の存在方法を伝える方法はインターネットしかないと確信した山岸社長は、二〇〇〇年八月、ネット販売の勉強会に入会して研究を重ね。〇一年五月に現在の元になるホームページの更新を始めると、同年末にはネット経由の売上が月商一〇〇万円を超え、その後も順調に売り上げを伸ばしていった。結果的に、その過程で販路は自社店舗とホームページだけになり、〇四年、ネット事業を担当するEC事業部を設置。現在、山岸社長を含め五名の社員が日々、ホームページの更新から顧客対応や管理までを行っている。山岸社長は、〇五年に四代目として同社社長に就任。〇六年から自身のブログ「竹虎四代目がゆく!」を日曜日以外毎日、土佐弁で執筆している。
同社の製品をネット経由で購入した顧客には、受注確認や発送完了を伝えるメールが都合、五回届く。製品が入った荷物には、発送担当者の顔写真入りのお礼状や同社の日常を伝える瓦版などが同梱される。さらに、希望者には毎週発行するメルマガも届けている。山岸社長は、「すべて他のショップから学んだこと」というが、こうしたきめ細やかな顧客サポートの徹底が、多くのリピーターを獲得する秘訣となっているのだろう。

ホームページ舞台に自ら楽しむ "竹の生活"を伝える

同社は、昔ながらの竹ざるや青竹踏みなどほかに、竹炭や炭を原料とする洗剤や石鹸、シャンプーなど、「竹」を軸に関連商品を数多くつくっており、その取り扱いは現在約四〇〇〇点。ホームページでは約一二〇〇点を扱っている。
「古くから、日本人の生活には竹が欠かせませんでした。ところが、いまや青竹踏みを知らない若者もいる。竹が昔のようにたくさん使われるようにはならないでしょうが、生活に役立つ様々な製品をつくることができます。以前はなかった新しい竹製品だったり、昔とは違った使い方ですが、それを入口に竹の魅力を知ってもらいたいんです」
そうした山岸社長の思いは、同社のホームページ内にちりばめられている。自身の個性的なキャラクターを押し出し、一つひとつの製品への思いを自身の言葉で語る。ときに、竹林の中で虎斑竹と同社の屋号「竹虎」にかけた"とらえもん"や、竹製のヌンチャクをもち、ブルースリーが映画で演じた役に扮した姿を写真や動画にしてアップし、竹製品をアピールするだけでなく、同社がある安和の豊かな自然についても伝えている。
「実は様々な衣装を身につけるようになったのは、大学四年の時から友人に送っている年賀状が始まりなんです。前年を象徴する写真を取り年賀状にしていたのですが、やってくるうちに面白くなって、衣装も凝るようになりました。これまで全ての年賀状をホームページへアップしています。年間、二〇点ほど開発しますが、すべて私自身がほしいもの。大好きな竹でこんなものがつくれたということを、ネットを通じて伝えたいだけなんです」
自社内にある価値を山岸社長自身のキャラクターなどを通じて発信し続けてている同社には、日々、顧客からメールやファックスで多くの感謝の声が届く。実際に同社の店舗を見るために、全国から多くの顧客が足を運んでくるという。竹という一つの素材を軸に、ぶれずに自身が楽しむ姿を発信し続けるからこそ、玉石混淆のネットの世界で異彩を放つ存在となっているだろう。 


(某雑誌より転載)


2011年 雑誌掲載


虎斑竹とは 雑誌で、竹虎が紹介されました。高知県須崎市安和にしか自生しない珍しい竹、虎斑竹はこれからも須崎の遺産として大切に守っていきたい地域資源であると掲載されました。
虎斑竹とは?  
 


安和の虎斑竹
須崎市安和に、ここにしか自生しない それはそれは珍しい竹がある。

その名も虎斑竹(トラフダケ)。虎模様の竹である。このような竹が出来るのは地中にある菌類が淡竹に寄着して出てくるとも言われているが、はっきりとした理由は分かっていません。この竹が育つ環境には寒さと潮風が肝心だとか。確かにこの竹が生える安和という場所は海に面しており、優しい潮風が山に向かって吹く。そう、この安和という土地の環境だからこそ生えてくる虎斑竹なのである。

竹林も森林のように、間伐が必要。適度な環境にしてあげなければ、竹林は荒れ、虎斑竹も生えなくなる。そんな貴重な虎斑竹を扱うのが、地元では『竹虎』の愛称で親しまれている、創業明治27年の『竹虎 (株)山岸竹材店』。

取材に応じてくれた山岸専務はこう言います。
『この虎斑竹を守り続けるために商品を作っています。それを皆さんが使ってくれることで、会社が存続し、竹を守ることができるんです。』
職人が減り、輸入品が増え、消費が減っていく中、この貴重な価値のある虎斑竹をこれからも守っていきたい...そんな竹虎さんの思いに守られた虎斑竹。
これからも須崎の遺産として大切に守っていきたい地域資源である。


(某雑誌より転載)



2011年 雑誌掲載


やさしい木肌のサクラで作った洗濯板(大) 雑誌で、やさしい木肌のサクラで作った洗濯板と竹炭の洗い水が掲載されました。竹虎のアイテムで、お気に入りの衣類のお手入れの時間そのものをお楽しみいただければ幸いです。
やさしい木肌のサクラで作った洗濯板(大)  
竹炭の洗い水と部分洗い用竹炭の洗い水のセット


襟、袖口、シミなどの部分汚れ対策に
洗濯板


水に強く、反りにくい高知県産のサクラの木を使用。ひとつひとつの溝が汚れをしっかりとかき出してくれる。

成分は竹炭、竹炭灰、水だけ
竹炭の洗い水<アルカリ性>


竹炭から作った天然成分100%の洗剤。石けんの灰汁や苛性ソーダと同様の洗浄力があり、竹のケイ酸塩が繊維の汚れを切り離す。竹炭に含まれる豊富なミネラル分が作用し、ふんわりと洗い上がる。


(某雑誌より転載)



2011年7月 雑誌掲載


竹炭枕三ツおり君 雑誌で、高さを三段階に自由に調節できる、竹炭枕三ツおり君が紹介されました。竹炭の遠赤外線効果で安眠効果・腰痛の方にもおすすめの商品です。
竹炭枕三ツおり君  
   


2011年8月 雑誌掲載


竹皮草履 雑誌で、竹虎(株)山岸竹材店が掲載されました。竹虎の様々な竹製品や工場で作業する職人、販売員、受注スタッフなどが紹介されています。
竹虎会社概要 竹皮草履(ぞうり)女性用
虎竹バッグ ニューヨーカー  


SHAKAI社会部
須崎が誇る竹材専業メーカーを丸裸にしちゃうぞ〜!

神秘的な「虎斑竹」を、あらゆるアイテムに加工!


須崎市安和の山の一部でしか生育せず、なんと国の天然記念物第1号に選ばれた「虎斑竹」。その名の通り表面に虎模様が入った竹だが、それを活かした製品を作っている会社こそ、今回部員が訪れた「竹虎」。店舗スペースに突撃すれば、ぞうりやかごなど伝統的な製品から「味があってカワイイ♪」と部員が称したバッグまで、あらゆる竹製品がお出迎え。「豊かな『竹のある暮らし』を提案する」という経営理念に基づいたもので、今も様々な商品を開発しているという。しかも、隣接する工場などで職人が1つずつ手作業で仕上げているというから驚き!「どれも高知が誇るべきアイテムばかり」と感動しきりの部員だった。

1.竹虎へようこそ! 竹虎に到着すると、社長自らがお出迎え。 
2.50年前行われた社員旅行での1コマ 創業117年を誇る竹材専業メーカーで、4代続く老舗。 
3.こちらの竹皮はぞうりなどの材料になる。 工場には、虎斑竹をはじめ色んな竹が。商品に合わせて使い分ける。 
4.鮮やかな手つきに惚れ惚れ! 伝統を守り、どの製品も1つずつ手作業で仕上げる。 
5.約3000種類の竹製品がズラリ!どれも自慢の商品です!すご〜い!! そうして仕上げた製品の数々は、店舗にて販売される。店内にはあらゆる竹アイテムがギッシリ! 
6.女性用ぞうりはお手頃! ぞうりや竹箱、茶器など、昔から使われている伝統的な商品はもちろん... 
7.虎模様を活かしたじゃばら状のユニークなバッグ☆ 50年以上前に輸出されていた鞄を再現した「ニューヨーカー」などオシャレなアイテムもあり。 
8.スリッパの底を削って仕上げ中 工場で作業する職人さんはもちろん... 
9.こちらはお弁当箱で...ふむふむ 店舗で働く販売員さんも在籍。 
10.県内外はもちろん、海外からも受注! さらにネットや電話での注文に対応するスタッフなども働いている。 
11.今日から竹に囲まれた生活を送りま〜す♪ 竹虎を満喫した部員は、すっかり竹の虜に。 


(某雑誌より転載)



2011年 雑誌掲載


竹蒸籠(セイロ)18センチ2段鍋つき 雑誌で、竹蒸篭が掲載されました。ご家族に合わせて竹蒸篭の大きさを選び、蒸し料理で素材のおいしさをお楽しみください。

竹蒸籠(セイロ)18センチ2段鍋つき
   



2011年8月 雑誌掲載


八割BLACK(ブラック) 雑誌で、八割BLACK(ブラック)が掲載されました。履きやすさにもこだわった下駄の新潮流アイテムです。
八割BLACK(ブラック  
   


歩きやすさにもこだわった下駄の新潮流アイテム

竹虎
八割BLACK(ブラック)

台を8つに分割することで、スムーズに歩行できるようにした。虎竹の皮を編んだ台は、足なじみ抜群だ。底面は、滑りにくいEVA製 


(某雑誌より転載)



2011年 雑誌掲載


国産天然竹の快眠マット 雑誌で、国産天然竹の快眠マットが掲載されました。布団の上に国産天然竹の快眠マットをのせてお休みになると、蒸し暑く寝苦しい夜も心地よい清涼感に包まれます。
国産天然竹の快眠マット  
   


竹のマットで快眠を

グラスに敷くコースターも座布団も、夏は竹の素材に替わります。だったら、敷布団も竹がいいのでは。1日の3分の1〜4分の1は布団の上で過ごすのですから、寝具こそ涼しくあれ!
「竹は熱を伝えやすいので、からだの熱を吸収してくれます」と、竹の涼しさの秘密を教えてくださったのは、竹製品の老舗「竹虎」の四代目社長・山岸義浩さん。つぎつぎと新しい竹製品を作り出しています。竹の表皮を使った「国産天然竹の快眠マット」は、ご自身も愛用中。
「肌ざわりはヒンヤリ。熱がこもらないので、蒸し暑く寝苦しい夜も、心地よい清涼感に包まれますよ」

(図)布団の上に竹マットをのせて。 


(某雑誌より転載)



2011年6月 雑誌掲載


竹虎会社概要 雑誌で、竹虎(株)山岸竹材店が取り上げられました。竹虎の紹介や、竹虎四代目のインターネットや竹に対する姿勢などが書かれています。
竹虎会社概要  
虎斑竹とは?  


BRAND暖簾を受け継ぐ
地域特有の竹を守り続ける


あぶると浮き出る虎模様

 高知県須崎市安和地区。この地には、ここでしか生育しない竹がある。その名は「虎竹(虎斑竹/とらふだけ)」。特徴は火であぶると虎模様がくっきりと浮き出てくることが。
「植物学者が調べてもはっきりした理由は分かりませんでした。何でも土に含まれる菌が影響しているのではないかということです。試しに一度、ほかの地に移植してみたところ、やはり虎の模様は出てきませんでした。本当に不思議な竹なんです。しかも1本1本柄が違う」と山岸竹材店代表取締役社長で四代目を務める山岸義浩さんは説明する。
 同社は、その虎竹を利用した商品を製造・販売している会社だ。創業は明治27年。初代・宇三郎が大阪の天王寺で竹材店を開いたのが始まりで、須崎まで船でやって来ては虎竹を仕入れ、加工業者に卸していた。
 ところが、二代目・義治の時代に、太平洋戦争で大阪の店が全焼。二代目の母親の実家が虎竹林の大地主だったこともあり、これを機に産地に近いところに本社を置こうと終戦と同時に安和に移ってきた。
 そして、山林を持っている地主に、スギやヒノキを植える代わりに虎竹を伐採することを依頼し、切り取ったものを全て現金で買うことを約束した。
「それは、いまでも続いています。すぐに現金化されれば、栽培している人も安心できますからね。うちが今日まで竹材店として生き残ってこられたのは虎竹のおかげ。栽培してくれる人のことを考えるのは当然でしょう。社員に対しても、『虎竹を守り続けることがうちの使命だ』と言っています。」と義浩さんは話す。
 山岸竹材店では、代々その思いが受け継がれ、栽培する人を大事にしてきた。文字通り、虎竹あっての会社というわけだ。

時代に合わせ変化する販売法

 しかし、義浩社長は大学4年生のころまで、後を継ごうとは思っていなかったそうだ。というのも、竹材店の仕事は3K(きつい、汚い、危険)で、仕事に生きがいなど見いだせないと考えていたからだ。ところが、大学卒業と同時に入社した。
「大学4年の夏休みに帰省していたときに、工場が火事になり、その第一発見者が私だったんです。夜中の11時に寝ようと思ったら、工場の方から誰かが呼んでいる気がして行ってみると、火事になっていたんです。原因は近くの河原でやっていたたき火によるものでしたが、何か運命的なものを感じて、入社を決めたわけです」
 しかし、周りは年寄りばかりで話が合わず、仕事も面白いとは思えずにいた。毎日、「辞めたい、辞めたい」と30歳くらいまで悩んでいたそうだ。ところがそんなある日、竹垣を施工をした家の人から、「あなた方の仕事は素晴らしい。私は竹を見ると心が癒やされる」と絶賛され、仕事に対する考え方ががらりと変わった。
 以来、義浩さんは懸命に仕事に打ち込むようになった。しかし、取り巻く環境は最悪だったという。バブルが崩壊して不景気の真っただ中、おまけに中国製の安い竹製品が市場を席巻していた。無論、同社の経営もピンチに立たされた。そこで、それまでの販売方法から転換を図った。
「うちは代々、時代に合わせて新しいことに取り組み、販売の仕方を変えてきました。それが伝統なんです。過去の成功体験にこだわっていてはいけない」と義浩さん。
 初代は、主に竹を原料として販売。二代目は、自ら加工してエンドユーザーに販売を行い、四万十川を訪れる観光客目当てにショールームを兼ねた店舗を開いた。三代目はデパートなどの外商に力を入れた。そして、義浩さんはインターネットを活用することにしたのである。
「インターネットは、つくっているものや、やっていることを知ってもらうのには非常にいいツールですからね。しかも、印刷物で販促するより、コストが安い。うちのような中小企業にはもってこいの手段だと考えたのです。ホームページに寄せられるお客様の細かいニーズをくみ取って製品づくりに反映させることもできますし」と説明する。

竹の新たな利用法を模索

 義浩さんはまず、ホームページに載せるための新たな商品づくりに取り掛かった。このとき、非常に役に立ったのが、二代目が全国から集めた数千点もの竹製品のコレクション。その中からこれはと思うものを選び出し、いまの人に喜ばれるような商品に加工した。
 例えばキッチン道具や文具、ピクニック用のバスケット、草履など。新製品ができるたびに、義浩さんは二代目に感謝したそうだ。すると、だんだんとユーザーから反響を得るようになり、つくってほしいという依頼も増えた。その一つがスマートフォン用のケース。竹でできているものは目新しく、好評を得ている。
「竹は継続利用に適した数少ない天然資源だと思うんです。成長が早く、3カ月ほどで20mにもなりますからね。それに、『雨後のたけのこ』というくらいで、次から次へと生えてきます」と義浩さんは口元をほころばせる。
「利用方法も非常に幅広く、昔ながらのザルや籠をはじめ、最近は竹の持つ消臭・抗菌作用が注目されて、消臭剤、石けん、シャンプーなどにも使われています。変わったところでは、牛のえさや育毛剤にも利用されているんですよ。次々に新しい利用法が出てくる竹という素材には、無限の可能性があると思います」
 現在、店舗には約1300点のアイテムが並んでいる。義浩さんは自らが先頭に立って、竹の新たな利用法の研究を進めている。
 山岸竹材店が掲げる経営理念は「竹文化の創造と発信で豊かな生活を提案する」。この先も、安和の虎竹林からは、さまざまなものが生まれてくるに違いない。


山岸竹材店 <プロフィール>
社 名 株式会社山岸竹材店
住 所 高知県須崎市安和913-1
電 話 0889-42-3201
代表者 山岸義浩 代表取締役社長(四代目)
創 業 明治27(1894)年

・「後ろにある石碑は二代目の義治が建てたものです」と話す山岸義浩代表取締役社長
・すのこの製造風景。現在、人気商品の一つとなっている
・虎竹はあぶるとこのような模様が出る



(某雑誌より転載)



2011年夏 雑誌掲載


国産天然竹の快眠マット 雑誌で、国産天然竹の快眠マットが紹介されました。熟練した職人により、素肌に触れる部分は糸を使わず節を揃えた竹の表皮だけで仕立てられています。
国産天然竹の快眠マット  
   


竹のマットで快眠を
涼感を得る国産竹の寝ござ

寝苦しい夏の夜には、ひんやりとした肌触りと弾力性が気持ちいい、天然竹の寝ござを。熟練した職人により、素肌に触れる部分は糸を使わず、筋を揃えた竹の表皮だけで仕立てられている。裏面は綿ヘッシャン張りで横ズレを防ぎ、布団から滑りにくい。仕舞うときには、丸めてコンパクトに収納できる。


(某雑誌より転載)



2011年6月 雑誌掲載


竹皮草履 雑誌で、竹皮草履が掲載されました。竹皮草履は国産の竹皮を熟練の職人が編み上げた、個性的な鼻緒もかわいいぞうりです。一度履くと手放せなくなるくらい、これからの季節にピッタリな履き物として紹介して頂きました。
竹虎会社概要  
竹皮草履(ぞうり)女性用  


●シリーズ企画 百年企業
(株)山岸竹材店

「虎竹製品」を普及するために時代に合わせた販路を開拓!!


(株)山岸竹材店の創業は1894年(明治27年)。高知県須崎市の安和地区でしか育たない「虎竹」を使った製品を製造・販売する竹専門メーカーだ。戦中・戦後の動乱、プラスチックの台頭、団体旅行客の減少など、さまざまな困難を乗り越えながら、現在も全国に虎竹の魅力を発信し続けている。さっそく、同社の4代目・山岸義浩社長に同社の歴史と今後の発展について聞いてみた。 


 虎竹とは表面をガスバーナーなどで炙ると、虎のような模様が浮き上がる竹のこと。その美しさは古くから高い評価を得ており、表具や茶道具、花道具などに使用されてきた。(株)山岸竹材店ではこの虎竹の竹材を中心に、竹かご、ざる、竹箸、竹皮草履、竹鬼おろし、蒸篭、竹弁当箱、竹家具、竹炭、竹酢液、竹布といった製品も取り扱っている。

 4代目の山岸義浩社長は「当社はもともと大阪で創業した竹材商だったのですが、曾祖父が安和の山主の娘と結婚し、戦争中に疎開せざるをえなくなったのを機に、こちらに移り住むようになった」と話す。そして安和に拠点を移した同社は、自然と虎竹製品の販売を行うようになったという。「当時は嫁入り道具などに虎竹を使った製品が大人気で、作っても作っても製造が追いつかない時代があった」そうだ。しかし、高度成長期になるとプラスチック製品が急激に台頭し、虎竹をはじめとした竹製品の需要は激減。それと同時に、同業者も続々と廃業していったという。
 そこで、同社は70年代から小売りだけでなく、自社商品の開発と販売に挑戦。「四万十川ブームで、本社前の国道を自動車がたくさん通っていた。この人の流れを生かそうと、本社に隣接した実店舗を構え、自社製品の直接販売を展開しはじめた」のだ。直販のおかげで「顧客のニーズを知ることができるようになり、商品のバリエーションを増やすことができた」と山岸社長。現在、直営店では3,000種もの竹製品を扱っており、その1割程度が自社製品になっている。
 しかし、平成元年頃になると団体旅行ブームにかげりが出るようになり、直営店を訪れる客足が減少。頭を悩ませた山岸社長は店舗の規模を3分の1程度に縮小し、インターネットショップを開設。すると「当初は今ひとつだったが、徐々に成果があがってきた。今では、ありがたいことにネットショップで100回近く購入してくれているリピーターも出てきた」と話す。

 加工品のニーズが増える一方で、竹材の販売もしっかりと続けている。「虎竹がメディアで取り上げられたりしたことで、尺八や万華鏡などの作家からも注文が来るようになった。なかには、海外から仕入れに来るような作家もいる」そうだ。無論、製材にも老舗ならではの技と経験が生かされている。「竹は生えてから3カ月で親竹と同じ見た目になる。しかし、若い竹は強度が弱く、3年経たないと商品にはならない。そのあたりの見極めには職人の勘が必要になる」と山岸社長。
 ただし、製材の分野では職人の高齢化と後継者不足という問題が浮上している。そのため、今後は「製材分野を内製化出来るような体制づくりを進めていきたい」と山岸社長は意欲を見せる。時代の変化に柔軟に対応しつづける山岸竹材店、これからも地域資源である虎竹の普及に励み続けてほしいものだ。


(某雑誌より転載)



2011年6月 雑誌掲載


竹布枕カバー

雑誌で、竹布枕カバーが掲載されました。竹布はガーゼより繊維が細かく、生地痕による枕ジワが一切なくなったと紹介されています。

竹布枕カバー  
   


「竹布枕カバー」
抗菌力の高い、天然の竹繊維を使用した枕カバー。極細の糸でパイル状に織り上げた生地は、まるでベビー用タオルのような肌触りのよさ。

最近、枕ジワが気になりだしてきたので、このアイテムには興味津々! 確かにこれで寝た次の朝は、枕ジワが全くついていませんでした。加えて寝心地もよくて、ぐっすり眠れるのも肌によさそう♪おやすみなさ〜い。


(某雑誌より転載)



2011年6月 雑誌掲載


竹皮草履 雑誌で、竹皮をぎっしりと編みこんだ竹皮健康草履(ぞうり)が紹介されました。ワラのように埃がたたず、室内履きにも好評の商品です。
竹皮草履(ぞうり)女性用  
   



2011年夏 雑誌掲載


国産天然竹の快眠マット 雑誌で、国産天然竹の快眠マットが掲載されました。竹の表皮だけを使って薄く仕上げているため、体の動きに合わせて適度に沈み込み、寝心地も抜群です。
国産天然竹の快眠マット  
   


自然の恵みで寝苦しい夜を快適に過ごす

ベッドや敷き布団に敷くだけで、ひんやりと快眠を誘ってくれる竹のマットができました。高知県産の孟宗竹を使い、熟練の職人が節を揃えて編んだマットは、見た目にも涼しげです。竹の表皮だけを使って薄く仕上げているため、体の動きに合わせて適度に沈み込み、寝心地も抜群。使い込むほどに飴色に変化し、長く愛用したくなる品です。

裏には綿が張られ、ベッドや布団の上でずれません。 丸めれば収納場所をとらないのもポイント。


(某雑誌より転載)


2011年3月 雑誌掲載


【国産】スズ竹弁当箱 雑誌で、国産スズ竹弁当箱が掲載されました。使えば使うほど風合いが増していく国産スズ竹弁当箱や白竹四ツ目弁当箱、ゴザ目弁当箱 虎竹持ち手が紹介されました。
【国産】スズ竹弁当箱  
白竹四ツ目弁当箱  


懐かしさ漂う竹の網目。日本が誇るエコな正統派。


竹製弁当箱

使えば使うほど風合いが増していくのが竹製弁当箱。 



(某雑誌より転載)



2011年 雑誌掲載


竹皮弁当箱 雑誌で、軽くて丈夫で通気性がよい国産スズ竹弁当箱や福岡県産の皮白竹という色白でしなやかな竹の皮をふんだんに使用した竹皮弁当箱、渋い虎模様に風格がある虎竹ランチボックスが紹介されました。
【復刻限定】竹皮弁当箱 虎竹ランチボックス
【国産】スズ竹弁当箱  


おむすびにベスト
飴色になるまで使いたい

国産スズ竹弁当箱 

腰が強く粘りのあるスズ竹を使用。軽くて丈夫、通気性がよい。[手入れ]普段は堅く絞った布で軽く拭く程度。汚れたら中性洗剤で手早く水洗いして乾燥。 

やさしい手触り
なんと贅沢な弁当箱

竹皮弁当箱 

福岡県産の皮白竹という色白でしなやかな竹の皮をふんだんに使用。チガヤの芯を竹皮で巻いたものを編みあげる。復刻限定品。[手入れ]スズ竹弁当箱と同じ。 

竹が香ります
渋い虎模様に風格が

虎竹ランチボックス 

トラの皮のような模様の高知県産「虎竹」を使用。新品でも風格がある。竹を四角に細工できる職人は少なく、熟練の手仕事。[手入れ]スズ竹弁当箱と同じ。  


(某雑誌より転載)



2011年3月 雑誌掲載


杉蒸篭 雑誌で、杉蒸篭(せいろ)が掲載されました。杉蒸篭(せいろ)は、蒸気が蓋から抜けて余分な水気が取れる優れもの。ヘルシーで美味しい蒸し料理がいつでも手軽に楽しめそうです。

杉蒸篭(せいろ)18cm2段鍋つきセット
   


調理してそのまま食卓へ
楽チンなのに手抜きに見えない
 

食材を切って蒸すだけのカンタンメニューも、蒸篭ならそのままテーブルに置いても様になる。テーブルを彩る器にもこだわりたい人に、特にオススメしたい商品。

(某雑誌より転載)



2011年3月 雑誌掲載


虎竹買い物かご(だ円) 雑誌で、懐かしくて新しいお買い物かごの定番、虎竹買い物かご(だ円)が掲載されました。持ちやすいのはもちろん、使うほどに愛着のわいてくる買い物かごです。
虎竹買い物かご(だ円)  
   



2011年2月 雑誌掲載


虎竹削り漆箸 雑誌で、虎皮状の模様が入った虎竹を職人が削りだした逸品、虎竹漆箸が紹介されました。先細で竹特有のしなりがあり、手に非常によく馴染み、レストランでも使われています。

虎竹漆箸
   


虎竹漆箸

虎皮状の模様が入った虎竹を職人が削りだした逸品。先細で竹特有のしなりがあり、手に非常によく馴染み、レストランでも使われている。 


(某雑誌より転載)