第7回 日本オンラインショッピング大賞 最優秀中規模サイト賞受賞

第七回 日本オンラインショッピング大賞 最優秀中規模サイト賞受賞



出会えた、すべての人に感謝。
このたび第七回 日本オンラインショッピング大賞、最優秀中規模サイト賞受賞という大きな賞を受賞させていただきました。本当にありがとうございます!今まで出会えた、すべての人に感謝です。
竹に囲まれて幸せだった。
小さな頃から竹がありました。今の工場の前の浜辺には長いもやら、短く切ったものやら、割った竹やらがズラリとならんで沢山の職人さんが竹をかついで、あっちへこっちへしていました。

工場にはいると竹のなんともいえない甘い香り、竹と家族にかこまれて幸せでした。



竹虎四代目と竹虎工場長 竹虎四代目
虎斑竹(虎竹)は、表面に虎皮状の模様が入っているところからこう呼ばれています。この模様は幹に付着した寄生菌の作用によるとの学説もありますが、全国でも安和でしか成育しない本当に不思議な竹なんです。でも、自分たちにとって「竹」といえば虎竹のこと。初代宇三郎が明治27年に創業以来ずっと竹で商ってきました。だから自分はうまれながらの竹屋。大きくなったら竹をかつぐ...ホントに漠然となんですが使命のようにずっと思ってきました。
竹虎工場長
自分にはすぎた弟なんです。すべては、彼が工場長として現場をとりしきってくれているお陰です。祖父や父が竹をかついで働く姿をみながら遊んだ2人が、こうして同じように虎竹と向かい合える幸せ。つくづくこの幸運に感謝です。



二代目義治になりたい。
中学1年生の時、外国人の先生に英語を習っていました。あなたの大好きな有名人を英語で書きなさいという出題に「MY GRANDFATHER」と書いたんです。アメリカ人の先生は、あなたのおじいさんは俳優ですか?なんて言ってました…。
辛く苦しい竹屋の仕事。
大学を卒業して自分の運命のように、使命のように思って竹屋の家業をつぎました。敬愛する祖父みたいにまっすぐに、真剣に、そう思って竹の道にはいったんです。

しかし、竹屋の仕事ってホントに苦しく、辛く、ホコリまみれ、泥まみれになる毎日です。一体自分は何ができるんだろう、とてもおじいさんみたいになれないよ…毎日止めることを考えてました。
あなた方の仕事は人にうるおいを与えている。
 
そんなある日、ひとりのお客様の一言がボクを変えてくれました。「あなた方の仕事は人にうるおいを与えている。」この時のことはまるで昨日の事のようにハッキリ覚えています。うれしかったです、何の役にたっているのか自分のしている仕事が何なのか分からず悶々としていた自分の心がパーッと晴れ上がったような素晴らしい気持ちでした。
出会いがすべて。
インターネットもそうなんです。何の役にたてているか分からない、ホントに人がいるかどうか分からない、手間ばかりかかって大変だ何度やめようかと思いました。

しかし、そのたびに色々な人に出会い色々な事を教わり、応援してもらい、なんとかここまで歩いてきました。今日まで竹虎をごひいきにしていただきましたお得意様の皆様には、特にこころより感謝の気持ちでいっぱいなんです。

自分のような何も分かっていない、田舎育ちのものが右も左もわからないインターネットの世界で、迷子のようになりながらもお客様である皆様のあたたかいメールにはげまされました。

竹虎の商品をはじめて使っていただいて驚いていただいたり、くつろいでいただいたり、喜んでいただいたり、楽しんでいただいたり、感激していただいたり…そんなお一人、お一人に助けられて今日があると思うのです。
まっすぐに、大きくなりたい。
おじいさんのように竹を愛したい。あんなにまっすぐになりたい、大きくなりたい。竹の仕事をはじめて20年近くになりますが、今でもそれだけです。

今度の受賞はどうですか?喜んでくれていますか?でも自分は、まだまだあなたに近づけそうにありません。



生涯かけて守るべきこと。
インターネットをはじめたものの、誰にも見てもらえず、お客様なんて一体どこにいるんだろう?とずっと思っていました。何度止めようと思ったか知れません。自分のような優柔不断な男がそれでも何とか今日まで止めずにここまで来られたのは、そして最優秀中規模サイト賞という大きな賞がいただけたのは、ずっと支えてくださった皆様のお陰です。

汗だくになって働く職人さん、あかぎれもつれの内職さん、皆様のゴツゴツした手が立ち止まりそうな自分の背中をいつも押してくれています。だからこの受賞は、竹虎を応援してくれる皆が頂いた賞だと思います。



燃えよ!タケトラ