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竹酢液は、竹炭を焼く過程で竹の煙と水蒸気が出てくるのを煙道の途中に竹の葉・枝等を詰めて冷却し、取り出したものです。竹に含まれる有機成分が熱分解されて生まれた多数の生成物が含まれています。主成分は酢酸で、その他にもフェノール類を中心とした200種類以上の生成物が認められています。その竹酢液をタンクの中に貯めておくと三層に分かれていきます。
最下層はタール分など粘度の高い成分が含まれ、土壌の殺菌や植物の病害虫の予防、駆除に用いられています。
中間層は、酢酸の他、多くのフェノール類、ポリフェノール類が含まれ、それらは細菌やカビに対して消毒効果があることが知られています。
当社では最上層の上澄み部分のみを精製竹酢液として商品化しています。更に精製竹酢液を2回蒸留したものが蒸留精製竹酢液です。この蒸留精製竹酢液は敏感肌、乾燥肌で悩んでいる人、水虫や擦り傷などにも肌に塗ることで健康な肌をつくる効果が期待できますし、化粧品の素材として利用度が高いのも大きな特徴です。
竹酢液に含まれているフェノール類は、活性酸素を防ぐ働きがあり、またアルツハイマー病の予防、高血圧症、骨粗しょう症などの予防、免疫力を高めるなどの働きもあります。
また、化学物質過敏症などから起こるアレルギー症も、竹炭や竹酢液で克服することもできますし、炭シャンプーや頭皮ケア商品としても用途が広がっています。
また、消臭剤としても効果が非常に高く、特に魚などの腐敗臭への効果は抜群にいいようです。化学薬品ではありませんから、そのまま河川などに流れても環境に悪い影響がないので安心です。
主成分の酢酸は、皮膚表面の角質をやわらかくしたり、引き締めたりする働きがあります。 |
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