「竹炭の里」 独自のこだわり



健康ブームのなか、竹炭や備長炭をはじめとした“炭”が再び注目を集めています。
特に竹炭は原料である竹の生長が早く、環境にやさしいエコ商品として注目されています。
しかし、中国からは原料である竹の生育環境の分からないものや、
製造方法を明らかにしていない安い竹炭が輸入され、
また国内産でも品質や安全性に疑問のある竹炭が流通しています。
しかし「竹炭の里」では、創業以来、原料、製造過程で使用する燃料、
製法にこだわり続け、 妥協しない高品質の竹炭・竹酢液を作るため、日々努力しています。


放置竹林から伐採した竹を地元の農家から買い取っています。
また独自に竹炭をつくるためだけに育てられた竹林から、4年生以上の孟宗竹を
選び原料とすることで、高付加価値化に必要な品質の維持を行っています。
これらは、肉厚でミネラルを多く含む良質な竹です。


竹林から伐採し、節落としなどの処理を行った竹を最低3ヶ月以上自然乾燥させ、
さらに一週間かけて薫煙処理を行います。
じっくりいぶし、竹に含まれる水分を一定に保つことにより、
焼いた時に堅い竹炭を作ることができます。


温度管理が難しく、非常にデリケートな土窯を使用した製法は、
良質な竹炭を焼き上げるのに最も適した方法です。
800℃以上の高温で焼き上げる為、タールを含まない
食用にも安全な竹炭に仕上げることができます。


土窯用の燃料はガスや重油などは一切使用せず、
天然の薪や竹のみを使用しています。
(地球環境を考え薪は地元の製材所から出た廃材を使用。
ただし、防虫剤などの薬剤が塗られたものは使用していません)


良質な竹炭は、炭化温度が重要です
高温で焼き上げられた竹炭は硬質なものとなります
窯内の温度を上昇させるのに、10日~2週間かけ、
上昇した温度をを外気温と同じ温度まで下げるのに2週間を使います
こうして約1か月間の時間と手間をかけることで、
良質な竹炭を製造することが可能になっています


ISO、有機JAS認証を取得している提携工場に粉砕・検査を委託し、
竹炭パウダーの品質管理・維持を行っています。
また国立大学法人宮崎大学および、宮崎県工業技術センターとの
共同研究を通して、自社製造の竹炭および竹酢液の成分分析並びに
安全性に関する各種データを蓄積し、
農業・畜産県である宮崎県の農家のため竹炭を使った家畜飼料や
土壌改良剤への応用を研究しています。
また、品質管理体制および安全衛生管理体制の構築を目的として、
財団法人宮崎県産業支援財団の指導を頂いています。