竹炭の製造工程
竹炭の里の真実
 
  竹炭の里のこだわり 安価な竹炭の製造方法
   
竹炭へのこだわり  
   
本格土釜
昔ながらの良質の竹炭を焼き上げるのに最も適した窯。
窯の製造に数ヶ月かかり、また竹炭を焼くたびに補修が必要。
手入れが難しい。
鉄釜(炭焼炉)、簡易土釜
初心者、大量生産向きの窯。
窯の手入れが比較的簡単。
 
炭の原料    
宮崎県国富町の孟宗竹
宮崎県国富町の山奥に生える孟宗竹のみを使用。緑豊かな宮崎県の山奥のため、排気ガスや化学物質の混入などがない。
温暖な気候のため、肉厚で良質の孟宗竹が取れる。
タケノコ業者からの仕入れ、輸入物
タケノコ生産のために化学肥料を使用している場合、その竹から生産される竹炭自体に様々な化学物質が残ることが懸念される。
輸入物の竹では、その生育環境が分からないため、有害物質の混入が心配される。
肉薄の竹が多い。
 
燃 料    
天然の薪のみ
天然の薪のみを使用することで、竹炭や竹酢液に化学物質の混入がない。
排気ガスなどもなく、周囲の環境にやさしい。
プロパンガス、灯油など
気ガスなどの汚染物質が竹炭や竹酢液に混入する可能性が高い。
排気ガスが環境を汚染することが懸念される。
 
燃焼温度    
1000℃以上の高温で焼くことにより、中のタール分が完全に除去され、良質の竹炭が取れる。
高温で焼くことにより、遠赤外線の反射量も格段に向上する。
900℃以上になるとダイオキシンも分解されるため、環境汚染の危険がなく安全な竹炭ができる。
650度~750度
700℃以下の場合、竹炭の中にタール分が残る可能性が高く、飲料水、ご飯に入れるのには不向きである。
ダイオキシン生成物質が混入した場合、800℃以下ではダイオキシンは分解されないため危険である。
遠赤外線の照射率は高温で焼いた炭のほうが高いとされている為、遠赤外線の反応も弱いと考えられる。
 
日 数    
じっくりと時間をかけて焼き上げるため、竹炭自体が硬く重量感のある良質の竹炭ができる。
高温で時間をかけて焼き上げるため、タール分も完全に抜けきる。
1日半~1週間程度
短期間で竹炭を焼き上げるため、もろくて軽い竹炭が多い。
タール分が完全に抜け切らない可能性が高い。
 
     
竹酢液へのこだわり    
採取方法    
釜内温度により、採取範囲を制限
温度管理を徹底的に行い、有効成分の少ない竹礫液(ちくれきえき)やタール分の多い高温の部分は避けて竹酢液を採取。また、採取する冷却筒にも工夫をこらしている。
自動的に全て採取
鉄窯などでは自動的に全ての液を採取するものが多くみられる。このため、内容的にも薄く有効成分の少ないものが多い。
製品化まで半年前後のものが多く、熟成が低いものが多い。大量に取れるので安価なものが多い。
燃料にプロパンガスや灯油等が使われている場合、排気ガスなどの有害物質が混入している可能性がある。
   
精製方法    
宮崎大学(工学部物質環境化学科)との竹炭・竹酢液に関する共同研究により、純度の高い竹酢液を作ることに成功。現在では、化粧品原料としても使われている。