高政・もう一つの顔

国内すり身事業

高政の名前は、かまぼこより先にすり身で有名になりました。

昭和初期に産声を上げた「高政商店」が当社の原点。鮮魚販売から鰹節製造を経て、現在のすり身製造を始めたのは昭和46年のことです。
現在、すり身は自社蒲鉾製品に使用するだけでなく、数多くの水産練り製品業者にも販売。当初製造量3t/日で稼動開始したプラントは、現在では増設を重ねて20t/日までに成長を遂げました。
「高政ブランド」のすり身の品質は、全国のメーカーから高い評価をいただいています。

高政の名前は、かまぼこより先にすり身で有名になりました。

高政では美味しい蒲鉾を作るために、市場での買い付けから最終製品に至るまでの全過程を一貫して行っています。それこそが「魚を知り尽くしたかまぼこ屋」と称される所以。
例えば、笹かまぼこの高級原料として使われる吉次(キンキ)は、海外産に頼らず、美味かつ稀少価値の高い三陸沖物だけを使用。コストよりも味にこだわる姿勢は揺らぐことはありません。
魚を見る「目」、すり身に注ぐ「心」、かまぼこに活きる「技」が一つになって、高政のかまぼこは生まれるのです。

海外事業

高政の名前は、かまぼこより先にすり身で有名になりました。

高政のミャンマーでの事業のきっかけは、1983年のこと。
すり身生産の技術指導のためにミャンマー南部のタニンダーリ管区ダボイという町に滞在したことに端を発します。魚資源が世界的に枯渇しつつある状況の中、ミャンマー沖アンダマン海の漁場は資源が豊富。
鮮度を維持して高政の製造技術を投入すれば、高品質なすり身の生産が可能であると確信しました。そして何より、この国に暮らす人々の素朴さ、おおらかさ、控えめな仕草。
そこかしこに戦後忘れ去られていた日本の姿を感じ取ることができました。
それが一番の魅力だったのです。

高政の名前は、かまぼこより先にすり身で有名になりました。

当社が輸入総代理店として製品を一手に担うミャンマー産すり身の供給先である「ペイロンチャンタ トレーディング社」は、ミャンマー最大の都市ヤンゴンにあります。
今後はペイロンチャンタ社に魚粉工場を増設し、従来の魚肉すり身同様に100%取り扱います。両社の関係はますます強化されており、双方の繁栄につなげていきたいと考えています。
高政は日本とミャンマー、地域に貢献する企業としてより一層邁進していきます。