江戸とヨーロッパがもつ技術や感性を融合した世界。
その名の通り人の心を捉える絵画のような作品を生み出していきたいと考えています。
ガラスの質、色、形、デザイン、すべてオリジナルにこだわり続け、太武朗工房にしか表現できない作品を造り続けます。
「江戸切子」は1834年(天保5年)江戸大伝馬町のびいどろ屋、加賀屋久兵衛により、金剛砂でガラスの表面に彫刻をしたのが始まりといわれます。 明治時代には、ヨーロッパのカットグラス技法が取り入れられ、現代に伝わる「江戸切子」となりました。
「江戸切子」は、昭和60年に東京都の伝統工芸品として、又、平成14年には経済産業大臣より、国の伝統工芸品として指定されております。
太武朗工房の「江戸切子」は熟練した職人による作品に加え、新しい感覚の作品も製作しております。
太武朗工房の「江戸硝子」は 熟練した職人による一つ一つ手造りのガラス器に、江戸期から愛されている小紋柄や浮世絵をモチーフにしたデザインを取り入れた江戸の「粋」を感じられる作品です。
「彫刻硝子」は、過ぎ去りし時代の生み出した物語や、自然の中で心に留めておきたい出来事、そして日々の暮らしに心休まるような夢模様を彫刻する事をテーマにしています。
このシリーズは、1870-1930年頃にフランスを中心に起こったアールヌーボー(フランス語で「新しい芸術」)期にエミール・ガレを筆頭とする作家達が産み出した多彩な硝子作品の技法を応用し発展させたものです。
美しいガラスの輝きに魅せられ、より美しく表現するために工夫を凝らそうという職人の想いは、今も変わりません。
私たちが作っているのは「器」です。グラスやお皿として、また、花瓶やインテリアとして食卓や部屋を華やかに飾り、その空間と時間をいつもより豊かにすること。それが暮らしに寄りそう器の役割だと私たちは思います。
どんなものを入れるか、どんな場所に置くのか。
ガラスの色合いや彫刻デザインを見て、思いを馳せる時間も彩ってくれるような作品を作り続けていきたいと思います。