アボカドオイル(未精製)

特徴
未精製のアボカドオイルは非常に栄養価が高いキャリアオイルです。濃厚な質感が特徴で、体内では合成されない必須脂肪酸やビタミン類を多く含みます。角質への浸透力が他のキャリアオイルよりも高く、乾燥肌や成熟肌のフェイシャルマッサージに特に適しています。未精製のアボカドオイルは、貴重な栄養分がそのまま残っている一方で、粘性が高く、重たいタイプのオイルで、単独で使うとあまり滑りがよくありません。また、匂いもやや強いため、他のキャリアオイルに5~10%程度の割合で加えて使用するのが一般的です。(単独で使用してはいけないということではありません)精製されたアボカドオイルは匂いが取り除かれています。希釈するエッセンシャルオイル(精油)の香りを壊さずアボカドオイルを使用したい場合は、精製アボカドオイルをお使い下さい。

未精製のアボカドオイルは、低温になる沈殿物(もろみ)を生じますが、これは栄養分が豊富に残っている証拠です。さらに低温下で保存すると固まりますが、室温で再び液体に戻ります。葉緑素のクロロフィルを含むため、美しいエメラルドグリーン色をしています。

食用としてもおなじみのアボカドの実を、新鮮なうちに皮を剥いでから乾燥し、水分を取り除いた後に、粉末状にして圧搾することによりオイルが得られます。
植物
アボカドはアメリカ大陸の熱帯地方が原産の植物で、現在でも南アメリカが主産地となっています。15世紀にスペイン人が持ち帰った後に、スペインやイスラエルなどヨーロッパ、中近東でも盛んに栽培されるようになりました。 洋ナシに似た形の果実は、食用としておなじみです。
エピソード
アボカドは原産地のアメリカ大陸では、紀元前7800年も前から栽培されており、果実が食用に利用されていました。ネイティブインディアンの間では、アボカドオイルは身体のケアや化粧用に利用されていた他、催淫特性があるとも考えられていました。また、果肉は頭皮、頭髪ケアの目的でも使用されていました。現在では、主に精製されたアボカドオイルがクリームや口紅等の原料として使用されています。
使い方のワンポイントアドバイス
  • 未精製のアボカドオイルは非常に豊富な栄養が含まれていますが、粘性が高く、滑りが良くない上に、比較的強い匂いがあります。単独で使うと、使用感があまり良くありませんので、他のキャリアオイル(メインオイル)に5~10%程度の割合で加えて使うのがお勧めです。
  • メインオイルとして使うキャリアオイルは、スイート・アーモンドアプリコット・カーネルグレープシードホホバマカデミアナッツのいずれかがお勧めです。
  • 精製したアボカドオイルは、未精製のものに特有な匂いが取り除かれています。希釈するエッセンシャルオイル(精油)の心理的効果を損ないたくない場合は、精製オイルを使用してください。
  • アボカドオイルは成熟肌、乾燥肌に特に適しています。