アミノ酸シャンプー アロマのやさしさ開発物語

7. 髪が滑らかになったのは天然成分のため、それとも・・・

「シリコン」は撥水性、潤滑性をもつ成分でカーワックスに使われていることでよく知られています。初めて聞く方もおられるかもしれませんが、市販の多くのシャンプーにはこの「シリコン」が入れられています。「シリコン」は即効的にキューティクルに吸着する性質があり、使ってすぐに髪質が良くなったように「演出」する働きがあります。
「使ってすぐに髪の毛がサラサラになりました」というようなインターネットの口コミの話を書きましたが、こうした効果の多くは「シリコン」によるものです。

1日に0.5mm程度しか伸びない髪が、数回のシャンプーで本当に健康になるはずがないことは、考えてみれば当たり前のことです。

表面的には髪を「演出」してくれるシリコンですが、髪の痛みを補修したり、保湿するような効果は全くない上、吸着力が強いため髪から剥がれ落ちるときに、キューティクルを一緒にはがしてしまうことがあるという問題があります。

シリコンよりもさらに問題なのが、髪を滑らかにする「コーティング剤」です。シャンプーに入っているコーティング剤の多くは「低分子性カチオン(陽イオン)界面活性剤」と呼ばれるものです。

聞きなれない名前だと思いますが、実はシャンプーやトリートメントに使われる成分の中で、最も頭皮に深いダメージを与えるのがこの「低分子性カチオン界面活性剤」なのです。

低分子性カチオン活性剤は、もしも髪にだけつけることができるなら、問題のない成分と言えなくもありません。ところが、低分子カチオン活性剤にはラウレス硫酸やオレフィンスルホン酸などの洗浄成分よりも、さらに強い「タンパク質変性作用」があるのです。

シャンプーに入っている以上、頭皮に触れないように使うことはできません。こうした成分の入ったシャンプーは、一時的に髪質が良くなったという「演出」と引き換えに、頭皮の健康にとって良くない成分を、毎日すり込んでいるようなおかしな話になってしまいます。

多くの市販のシャンプーには、シリコンか低分子カチオン活性剤の両方、またはどちらかが入っていますが、ボトルの成分名を見ただけでそれがシリコンや低分子カチオン活性剤であることが判る消費者はほとんどいないでしょう。これをいいことに、ほんの少しだけ植物由来の保湿成分を入れ、その名前を前面に押し出して宣伝や商品説明を行う「まやかし」のような販売手法が、シャンプーの業界では一般的と言ってよいくらい広く行われています。

アロマのやさしさ「アロマのやさしさ」は、こうしたシリコンやコーティング剤は一切使っていません。表面的な美しさを演出するだけで、頭皮の健康にとって本当は良くない成分を使うのではなく、アミノ酸洗浄成分をたっぷり配合することで洗浄成分自体に保湿効果を持たせた上で、私たちが長年取り扱ってきた、天然植物油と精油をバランスよく配合することで、シャンプー自体にしっかりとした保湿能力をもたせています。

※ 代表的な「低分子性カチオン界面活性剤」には、「ステアルトリモニウムクロリド」「ベヘントリモニウムクロリド」「ベンザルコニウムクロリド」「セトリモニウムクロリド」等があります。分子が小さく、頭皮への浸透性が高いことから、強いタンパク質変成作用があります。

アミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」
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