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How to describe Fake Tattooといきたいところですが
ウエブですべてを網羅することは困難
だと思うので要点やヒントをご紹介いたします。
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■FAKT
TATTOO[フェイクタトゥー]とは
FAKE=偽の TATTOO=刺青 直訳すると「偽の刺青」ですね、
つまり原理原則として刺青に見えなくちゃいけないのです。
明らかに 描いたものや貼り付けたものに見えてしまうもの はフェイクでもなんでもないのです。
そこで、このページではFAKE TATTOOの描き方のヒントをご紹介します。
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■FAKT
TATTOO[フェイクタトゥー]を描くための道具 |
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■左の
画像がフェイクタトゥーを描くために使うアイテムです。
材料は
SPEEDSTIK(転写スティッ
ク)、2液性転写液、
BODY ART COLOR
INK、SOLVENT、BODY FIXER(定着パウダー)、ERASER、
道具は
水性ペン(HI-TECK)、綿棒、
エアブラシなど、
筆(面相筆、細筆)、コットン、
*エアブラシが無くては描けないとい
うものではありません、
使えれば使ってください。
表現方法の幅が広がることは間違いあ
りませんので、
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■道具のヒント
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■筆
やペンでも描けるのですが、実際湘南堂で使うモノは・・・
画像:左から2本 がロットリング、カートリッジにBODY ART COLOR
INKを詰めて筋彫りなど細い線を描くのに便利、(ロットリングではロットリング専用インクカートリッジを推奨していますのでオススメはできませんが)
画像:中 コピックスケッチオリジナル(空ボトル)
マーカーの中身の無い奴、面などを塗るのに便利。混色したインクを詰めておけるが色違い、濃淡の違いなど、けっこうな本数になってしまう。
画像右:水筆(細)本来水彩絵の具用だがBODY ART COLOR INKでも使える。 |
■無ければ始まらない色材など |
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■BODY
ART COLOR INK
油性のボディーアート専用インクです、
他のメーカーからもいろいろなボディーアート用のインクが出ていますが、店長の経験上、このBODY ART
COLOR INKが一番!
ただし、色が濃いのでSOLVENTで薄めて描くこと(ポイントです)
肌に描いたときの発色、耐久性、耐水性は一番優れていると思う、他のメーカーのインクは少なくともボディーアート専用じゃない気がする(敵に回している
ぞ・・汗)紙に描いたときのほうが発色が良いんだもの・・・。
またエアブラシにも使える!
コンプレッサーの設定は0.1〜0.2Mpa
その他のエアブラシで使用する場合、1.5倍から5倍程度に専用の薄め液[SOLVENT]を用いて希釈し使用しています。
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■SOLVENT
BODY
ART COLOR INK専用のうすめ液、
インクを薄めることに使用するほか、
混色したり、コントラストの調整に使用する。
ボカシなどの表現には不可欠な材料で、コレが無いとフェイクタトゥーは描けないといっても良いくらい必要。
ERASER
で代用することもできなくは無いがERASERは
強すぎるので肌の弱い方にはオススメできません。
ERASERは道
具の洗浄用で筆やロットリング、水筆、などを洗うときに使用しましょう。
引火性なので取り扱いは注意が必要で
す。
保管する場合は冷暗所に保管しましょ
う。
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■BodyArt FIXER
ボディーアート専用の定着パウダー
です。
コレを使わなければBODY ART COLOR
INKが定着しないことは無く、ちゃんと定着するのですが、
使うことでナチュラルでマットな仕上がり
になり、よりリアルな発色が期待できます。
しかも表面の不要な色材を除去し衣類への色材の付着を最小限に抑えます。
また、余分な水分を取り除き乾燥速度を速めます。
よりリアルなフェイクタトゥーに仕
上げるために使いましょう。
使えば違いが分かります。
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■ERASER
器具などの洗浄液です、
家具などに付着してしまったカラーインク(油性)の除去などに利用します。
エアブラシ、筆、水筆、ロットリン
グなどの洗浄に使用します。
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■まず最初の作業は転写です。 |
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■転写
には2種類の方法があります。
油性(SPEED STICK)と水性(2液性転写液)の2種類です。
どちらかを使えば良いという訳ではな
く両方使えればベスト。
作業工程上、絵を転写した後にレター
を転写するなんて場合には
両方使えたほうが能率的に仕事が進み
ます。
「私は絵が上手いから転写は不要」な
んていう方は綺麗な仕上がりは期待できません。
なぜなら、当店のアーティストも、他
店のアーティストも、それに本物の彫り師のかたも転写するのです。
理由は明白、綺麗な線が描けるし、不
要な線を描かずにすむのですから、
下絵は何回でも使えるので作っておく
ことをオススメします。
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■アウトライン(筋彫り)を描く
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■転写したラインを消さないように右利きの方は、右上から
左下に向かってアウトラインを描いていきましょう。
ここではアウトラインを描くために一番簡単な方法、
水性ペン(経験上一番適した水性ペンはパイロットから出ている
HI-TEC0.5mmを使うことにしましょう。
乾くと耐水性になります。
ただし水性ペンでは着色した際も日持ちしませんが
上からBODY ART COLOR
INKを塗ってしまうとコーティングされ
インク並みの耐久性になります。
(当店のFAKE-TATTOO講習やプロのアーティストさんは水性ペンは使わないのですが、ごく簡単な方法としてご紹介します) |
■着色する |
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■筋彫りが乾いたらBODY ART COLOR INKで着色します
濃淡の調整、ボカシ、グラデーショ
ン、などの作業もこの段階でやってしまいましょう。
SOLVENTを使って薄めたりコントラストを付けたり、しながらの作業です。
筆や水筆など使いやすい道具を使い
ます。
線からはみ出た場合などは綿棒にSOLVENTをつけてはみ出した部分を消してしまいましょう。
塗るコツは光の方角です。
光がどちらから当たっているのか考えて塗ります
一方向からだけの光とは限りません、いろいろな方向から光が当たるのです。
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■シャドーとハイライトを加える
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■ハイ
ライトとシャドーを描き加えることで
奥行き、立体感、質感などの効果を増
幅しましょう。
コレだけの単純な作業だけでもかなり
リアルなフェイクタトゥーを描くことができます。
シャドーの入れ方もベタで塗ってしま
わずにSOLVENTを用いて
濃淡をつけ立体的に描くことや
あるいは、点描と言ってペン先などで
小さな点を打ちながら点の密度で濃淡をつける方法、
また明度だけではなく彩度に変化を加
えることなど
シチュエーションに応じて
いろいろな技法で描いてみましょう。
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■フィニッシュは定着パウダー
[BodyArt FIXER] |
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■フィニッシュは定着パウダー[BodyArt FIXER]をコットンなどで
軽く塗り(塗ると言うよりパッティ
ングですね)
余分なパウダーを軽く落とせば完成
です。
[BodyArt FIXER]を使用することでナチュラルでマットなしあがりになります。
コレだけでもかなりリアルになります。
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■たったコレだけのページでノウハウをすべてお伝えすることは不可能ですが
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フェイクタトゥーを描くヒントにでもなれば嬉しいです。
多くの方にフェイクタトゥーの楽し
みを知っていただきたいと思います。
今回はほんのサワリと言うことで、
技法やエアブラシなどの道具については使用説明しておりません。
それは奥が深いもので、1日講習で教えられることもごく一部です。
しかし、講習を受講された方
は上達するための練習方法や、より多くの知識を身につけることが可能です。
DVDで自宅でできる講習用のテキ
ストを作ろうという提案もありましたが、
楽しみながらフェイクタトゥーを描くことを伝えられる自信はありませんのでDVDの発売は当面ありません。
講習より効果のある方法が現在見当たりません。
フェイクタトゥーに興味を持ち、上手くなりたいと思われた方は講習を受講することをお勧めいたします。
必ず上手くなります。
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■フェイクタトゥー講習はコチラ
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