ドイツのデコア社は、プルトーイや楽器といった知育玩具を世界に発信しています。
1957年、デコア社の全プログラムをライセンス契約で生産するドイツデコア社が創設されました。その初代社長エーベルハルト・シュミット氏は、以前スイス・デコア社で生産に携わっていた人です。
彼は本家のデコア社のデザインや企画をドイツで大きく展開し、木製玩具業界にデコアの名を広めました。
会社の規模もスイス・デコア社より大きく、ヨーロッパだけでなく、東欧を除くEU各国、スイス、ノルウェー、アメリカ、日本など、輸出も幅広く手がけました。
また、ドイツ・デコア社は会社の理念として身障者が仕事に携わることに意義を認め、25名の社員のうち30-40%が身障者という時期もありました。
現在アイテムの多くが本社の指導のもと、ドイツの身障者の働く工場で生産されています。
1975年、ドイツ・デコア社とスイス・デコア社のライセンス契約は終了します。
その後、ドイツ・デコア社は独自に開発をすすめ、木琴や鉄琴などを中心に160以上のアイテムを製造しプログラムを充実させています。