浜松まつり 『初子のお祝い』 のやり方 |
毎年5月3日から5日に静岡県浜松市で開催される「浜松まつり」。 子供の誕生を祝って、中田島の凧揚げ会場で初凧(大凧)を揚げるお祭りです。 お祝いをされる子供のことを『初子(はつご)』さんと呼びます。 子供が生まれたら、浜松まつりで初子のお祝いをするのが浜松市民の夢でもあります。 この「初子のお祝い」をやることになったものの、何をやっていいのか分からない人もたくさんいるかと思います。 特に、浜松以外の出身者ですと、浜松まつりで何が繰り広げられるのかも分からず、不安な人も多いかと思います。 そんな人のために、 初子のお祝いのやり方 をまとめてみました。 このページを見ていただければ、 ● 初子のお祝いの準備期間から本番当時の流れ
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初子のお祝いのやり方を動画で解説 |
動画にまとめましたので、まずはご覧ください。 |
準備期間 |
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浜松まつり本番当日 |
いよいよ迎える浜松まつり本番当日!! 朝からヘアーセットや親戚、お客さんの対応で大忙しだと思います。 初子さんの大凧を揚げるのは、中田島砂丘の近くの 凧揚げ会場 です。 浜松まつりに参加している全町内が同じ場所で大凧を揚げます。 なので、会場や会場周辺はとても混雑しています。 忙しい中、大変だと思いますが、早め早めの行動で、凧揚げ会場に向かいましょう。 凧揚げ会場までの交通手段は、 ● シャトルバス・町内貸し切りバス ● タクシー ● 自家用車 があります。 ただし、自家用車は通行許可証がないと会場近くに入ることができません。 また、駐車場がありませんので、注意が必要です。 また、シャトルバスや町内の貸し切りバスは、会場から遠く離れた場所に降ろされてしまうので、赤ちゃんを抱いて、炎天下の中を凧揚げ会場まで歩くのは大変です。 タクシーでしたら、凧揚げ会場の近くまで行けるのでおすすめです。 町内によっては、凧揚げ会場までの交通手段を用意してくれている場合もあります。 会場までの移動方法につきましては、凧揚げ会の役員さんに事前に確認しておきましょう。 ■ 初凧 浜松まつりの「初子のお祝い」のメインイベントです。 凧揚げ会の皆さんが初凧を大空高く揚げてくれます。 初凧が天高く昇ったら、万歳三唱のあと、ラッパと太鼓の激練り音楽に合わせて初子の誕生のお祝いです!! 親戚やお友達もお呼びして、盛大にお祝いしましょう。 初凧が空で安定すれば、実際に糸を持たせてもくれます。 初凧が風を受ける重みを感じながら、わが子の成長を祈る瞬間は感動もひとしおです。 凧揚げ会の皆さんに初凧を地上に降ろしてもらい、初凧の前で記念撮影をして終了です。 終了したと言っても、一息つく暇も無く、今度は家に戻って、夜の接待の準備です。 帰りのバス停やタクシー乗り場も大変混みあっていますので、早め早めの行動がおすすめです。 ■ 接待 初凧を揚げた夜は、凧揚げ会の皆さんや町民の方々の労をねぎらうために料理やお酒を振舞います。 場所は自宅の前でやったり、公民館や会所、氏神神社の境内でやります。 ラッパと太鼓の音に合わせて鏡開きをしたりします。 接待の場は、町民同士の交流の場にもなっています。 同級生やお友達も集まり、思い出話に花が咲きます。 接待の最後には、町内の皆さんがラッパと太鼓に合わせて、練り提灯を高くかかげ、激練りでお祝いをしてくれます。 これで、浜松まつりの「初子のお祝い」が終了します。 片付けをしていると、どっと疲れが・・・(汗 次の日はゆっくり休むことをおすすめします。 |
最後に |
いかがでしたでしょうか??? 「初子のお祝い」ってちょっと大変かも・・・。って心配になられた方もいると思います。 でも、「初子のお祝い」をやった人に話しを聞くと、ほとんど全ての人が、 大変だったけどやってよかった! って声を合わせて言います。 最近は、少子化や町内コミュニティの希薄化から、初子のお祝いをする家庭が減ってきています。 しかしっ!! 一生に一回しかできない初子のお祝いだから、もしできる環境にあるのなら、ぜひ初子のお祝いをやってあげてくださいね。 最後にくどいようですが・・・。 こちらのページで解説させていただいた内容は、だいたいの一般的なものになります。 参加される町内によって、行事や内容、開催時期や順番が異なる場合が多々ございます。 各町内の「初子のお祝い」のやり方については、必ず凧揚げ会の役員さんに確認するようにしてください。 |
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