ネットショップで メンズスーツ を買う30の予備知識!

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スーツデポで購入


1 スーツのサイズについて



1-1体型・号数


スーツを購入する際には、サイズが非常に重要です。

スーツのサイズを選ぶ際には、身長と体型によって決定される重要な要素であることが分かります。しかし、スーツは、普段スーツを着ない人にとっては、少しわかりにくい表示になっていることが多いです。そこで、スーツのサイズを選ぶためには、身長と体型について正確に計測することが大切です。

① 号数 - 身長の高さによって区分けされているサイズ

最初の区分けは、身長の高さによってサイズが分かれています。これは、スーツの着用者が体型に合ったものを選ぶことができるようにするためです。身長が高い人は、短いサイズのスーツを着用すると、見た目が悪くなってしまう可能性があります。一方、身長が低い人が大きすぎるサイズのスーツを着用すると、着こなしが難しくなることがあります。身長によって決まるサイズは、自分の身長を正確に計測することで、適切に選ぶことができます。

スーツ号数

② 体型 - 胸囲と胴囲の寸法差によって区分けされているサイズ

次に、体型によってサイズが分かれています。これは、スーツの着用者がより適切なものを選ぶことができるようにするためです。胸囲と胴囲の寸法差によって区分けされているため、それぞれの体型に合わせたサイズを選ぶことができます。ただし、現状は、JIS規格と少し異なった胸囲とウエストの寸法差を使用している体型が多いようです。しかしながら、体型によって決まるサイズを選ぶためには、自分の体型を正確に計測することが大切です。また、ここで新しい情報として、最新のスーツは、肩幅や袖丈にも注目して選ぶことが大切であることが分かりました。

スーツの体型

※ 現状は、JIS規格と少し異なった胸囲とウエストの寸法差を使用している体型が多いようです。

また、寸法表で実際の商品の寸法を確認するのが一番確実です。たとえば、身長170センチで標準体型の場合、号数は「5号サイズ」となります。体型は、標準体型の場合、「A体」となります。これらを組み合わせると、スーツのサイズは、「A体 5号」となります。略して、「A5」と呼ぶこともできます。以上のように、スーツのサイズは、身長と体型によって決定される重要な要素であると言えます。サイズを選ぶ際には、自分に合ったサイズを選ぶことが大切です。このように、スーツを着こなすためには、サイズ選びが非常に重要であると言えます。


1-2 三元表示


スーツを選ぶ際には、スーツのケアラベルに記載されている三元表示を確認することが非常に重要です。

スーツを購入する前に、自分の体型やサイズを正確に計測しておくことが大切です。しかし、この三元表示が商品の寸法を表していると勘違いしている方も多いようです。
実は、この三元表示は、スーツを着る人の標準的な体の大きさを表しています。この三元表示はJIS(日本工業規格)規格で定められており、例えば、A体5号の場合、身長が170センチ、胸囲が92センチ、胴囲が80センチの体型の人が適しています。ただし、現状は、JIS規格と少し異なった胸囲とウエストの寸法を使用している商品が多いようです。
三元表示は、商品の表示において、体の大きさを三つの表示方法(身長-胸囲-胴囲)で表すことを指します。この表示方法は、日本工業規格(JIS)の規格に定められています。三元表示は、スーツを着る人の標準的な体型を表すものであり、スーツの実際のサイズとは異なりますので、ご注意ください。

三元表示表

三元表示

以上のように、スーツを選ぶ際には、三元表示の確認が必要です。自分の体型やサイズを正確に計測してから、寸法表で実際の商品の寸法を確認することが大切です。このように、適切なサイズを選ぶことで、スーツを着こなすことができます。


1-3 スリムスーツとレギュラースーツ


同じA体5号でも、型紙によって商品の寸法が全く異なることがあります。

例えば、スリムスーツとレギュラースーツ(ビジネススーツとも呼ばれる)は、全く異なる寸法を持っています。

スリムスーツは、シルエットをすっきり見せるために、ゆとりがないタイプのスーツです。

一方、レギュラースーツは、着やすさを重視したゆとりのあるスーツです。

スリムスーツとレギュラースーツの寸法差

上記の表を見ると、同じサイズでも、スリムスーツとレギュラースーツでは胸囲や胴囲の寸法が全く異なることがわかります。例えば、A体5号の上着であっても、スリムスーツとレギュラースーツでは、胸囲で5センチ、胴囲で7センチの違いがあります。また、レギュラースーツのA体5号の上着は、スリムスーツのAB体5号の上着と胸囲・胴囲がほぼ同じ寸法となっています。

もしスーツの購入を検討している場合は、スリムタイプのスーツかレギュラータイプのスーツかを確認する必要があります。また、注意点として、時間が経過したスーツは、現在販売しているスーツとシルエットが異なってしまい、寸法にも違いが生じる場合があるため、注意が必要です。


1-4 上着の寸法


スーツを購入する前に試着することができない場合でも、自分に合ったサイズのスーツを選ぶことは可能です。まずは、今着ているスーツを計測することから始めましょう。自分のサイズを正確に知ることで、購入を検討しているスーツのサイズを比較することができます。この方法は、今後もスーツを注文する際にも役立ちます。

上着の寸法計測には、バスト(胸囲)、ウエスト(胴囲)、袖丈、着丈、肩巾の五カ所があります。

これらの寸法を正確に計測することで、自分に合ったスーツを選ぶことができます。しかし、スーツのブランドやデザインによっては、寸法が異なる場合があるため、複数のブランドやデザインを比較することが重要です。また、自分の体型に合ったスーツを選ぶことは、スーツを着る際の快適さとスタイルの面で大きな影響を与えます。そのため、自分の体型や好みに合ったスタイルやデザインを探すことも重要です。

上着寸法の測り方

① 胸囲

両脇の長さを計測します。この部分は、一般の人が計測するには、非常に計測の値が異なる部分になります。あくまでも参考程度に計測して下さい。胸囲の計測方法は、平らな場所に広げ、ボタンをとめた状態で、下記矢印の方向に引っ張って、スーツのしわを伸ばします。両袖の付け根を直線で結んだ2倍の長さを計測します。

例えば、胸が大きい人は、胸囲が大きくなります。そのため、胸囲だけでなく、肩幅や腕周り、腰回りなども計測し、全体のバランスを考慮して衣服を選ぶことが大切です。

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② 胴囲

ウエストの計測は、上記5カ所の中で一番正確に計測しやすい場所であり、ウエスト寸法が合えば、胸囲・肩幅もほとんど合うことになります。

計測方法は以下の通りです。まず、平らな場所に広げて、ボタンを留めた状態で、下記の矢印の方向に引っ張ってしわを伸ばします。このとき、ボタンがボタンホールのはと目の位置に来るようにしてください。

胴囲は、ウエストの一番細い部分を直線で結んだ2倍の長さで求めます。例えば、計測の値が40cmの場合、胴囲は80cmになります。

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③ 袖丈

肩の付け根から袖口までの長さを正確に測るには、以下の手順に従ってください。
1.上着をハンガーにかけます。
2.上着に適したハンガーを使用します。
3.袖口の中心から袖の付け根と肩線の交わっている場所を直線で結び、この長さを計測します。
このように計測された長さは、上着のサイズを決定する上で重要な指標となります。また、上着を着用する際にも、この長さが適切かどうかを確認することが大切です。

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④ 着丈

衿の付け根からすそまでの長さを計測します。レギュラースーツとスリムスーツでは、着丈が異なります。また、スーツのデザインによっても異なる場合があります。計測する前に、スーツを平らな場所に広げて、ボタンを留めた状態にしてください。矢印の方向に引っ張って、しわを伸ばします。そうすることで、より正確な着丈を計測できます。衿の中央にあるカラークロスの下からすそまでを直線で結んだ長さを計測してください。

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⑤ 肩巾

肩の中央から衿の付け根中央を通って反対側の方の中央まで、ハンガーの厚さによって計測する数値に差が出る場合があります。例えば、ハンガーの厚みが大きい場合には、肩の中央から衿の付け根中央までの距離が短くなり、反対側の中央までの距離が長くなる可能性があります。

また、ハンガーに上着をかけた際には、上着のサイズに合ったハンガーを使用することが重要です。適切なハンガーを使用することで、上着の形状が崩れることなく、美しいシルエットを保つことができます。

さらに、肩の中央から衿の中央のカラークロスの下までと反対方向の肩の中央までの長さが重要です。この長さは、上着のフィット感や着用感に大きな影響を与えます。正確な長さを確認することで、より快適な着用感や美しいシルエットを実現することができます。

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⑥ ボタンの止める位置

寸法を計測する際には、ボタンの止め方にも注意が必要です。ボタンホールの中央ではなく、左端少し膨らんだ「ハト目」の中央にボタンを合わせて寸法を計測することが望ましいです。この方法で計測することで、胴囲などが型紙に近い数値で計測されるため、より正確な寸法を計測することができます。


1-5 スラックスの寸法


今着ているサイズの合ったスーツを計測することで、購入を検討しているスーツのサイズを比較することができます。この方法は、自分の体に合うスーツを見つけるために非常に役立ちます。

スラックスの寸法計測には、ウエスト、総丈、股下、渡り巾、膝巾、すそ巾の六箇所を計測する必要があります。

このように、細かな箇所を計測することで、より正確なサイズを求めることができます。

スラックス寸法の測り方

① ウエスト

平らな場所にスラックスを、ボタンを止めた状態で、下記の矢印の方向にしわを伸ばします。端から端まで直線で結んだ2倍の長さになります。ウエストのサイズが合っていない場合、不快な感覚を引き起こす可能性があり、スラックスを着用することができなくなる場合もあります。したがって、ウエストのサイズを調べ、ぴったりとフィットするサイズを選ぶことが重要です。しかし、ウエストのサイズが合っている場合でも、スラックスの股上の位置で、ウエストサイズが異なる場合がございます。股上の長さも合わせて確認してください。

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② 総丈

スラックスの長さ(総丈)を図る際には、スラックスを平らな場所に広げ、下記の矢印の方向に引っ張りしわを伸ばします。そして、脇の縫い目に沿って、上端から裾までを直線で結ぶ長さを計測します。この長さは、スラックスの着用時に快適さとスタイルを確保するために非常に重要です。また、股上を計算するに総丈が必要になります。股上や股下の長さを計測することで、より正確な計測が可能となります。以上のように、スラックスの長さを図る際には、慎重で正確な計測が必要となります。

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③ 股下

すそ上げをオーダーする際に必要な長さは、以下のステップを踏む必要があります。
1.パンツを平らな場所に広げます。
2.下記の矢印の方向に引っ張って、シワを伸ばします。
3.内側の縫い目に沿って、股下の付け根から裾までを直線で結びます。
4.この長さを図ります。

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パンツの股上は、総丈から股下の長さを引いた値で算出されます。つまり、股上=総丈-股下となります。
この股上の長さによって、パンツのウエストの大きさが異なることがあります。例えば、股上が浅いローライズパンツは、腰骨あたりがスラックスのウエスト位置になるため、通常のスラックスのウエストよりもやや大きくなります。このように、股上の長さは、パンツのサイズや着用感に大きな影響を与えます。また、股下が長すぎる場合には、パンツ全体がゆるくなってしまうこともあるため、適切な股下の長さを選ぶことが重要です。

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④ 渡り巾

平らな場所に広げ、矢印の方向に引っ張ってしわを伸ばしてください。その後、内側の縫い目の一番上の端から端までを直線で結び、その長さを計測します。

この部分は、丸く縫製されているため、平面にした場合に寸法表の数値と計測した数値が異なる場合があります。

スリムタイプのスラックスは、腿が太い人にはきつく感じることがあります。そのため、スポーツなどをして腿の筋肉を鍛えている人は、少しゆとりのあるタックの有るスラックスを選ぶことをおすすめします。

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⑤ 膝巾

平らな場所にスラックスを置いてください。縦方向に伸ばし、しわを伸ばすためにスラックスを下に引っ張ってください。そして、渡り巾を計ったラインから約30センチ下の端から端までを計測します。

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⑥ すそ巾

平らのところへ広げ、下記矢印の方向に引っ張りしわを伸ばします。

すそ上げをされていな商品の場合は、すそから15センチ上で端から端までを直線で結ぶ長さ


1-6 ベストの寸法


現在身に着けているベストのサイズを計測することで、購入を検討しているベストとのサイズ比較を行うことができます。また、ベストを正確に計測することは、フィッティングの際に役立ちます。

ベストのサイズを正確に計測するためには、着丈・胸囲・胴囲の3つの寸法を計測することが重要です。

1. 着丈:ベストの着丈を計測することで、ベストの全体的な長さを把握することができます。
2. 胸囲:ベストの胸部分の周囲を計測することで、ベストのフィット感を評価することができます。
3. 胴囲:ベストのウエスト部分の周囲を計測することで、ベストのサイズをより正確に把握することができます。

以上の方法によって、正確な寸法計測を行うことができ、ベストのフィッティングに役立ちます。

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① 着丈

平らな場所に布を広げ、ボタンを留めた状態で、下記の矢印の方向にしわを伸ばします。そして、衿の中央にある表生地の下から裾を直線で結んだ長さを確認します。この時、生地が均等に伸ばされていることを確認してください。

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② 胸囲

平らな場所に布を広げて、ボタンをとめた状態で、下記の矢印の方向にしわを伸ばしましょう。アームホールの付け根を直線で結んだところから、背中の側の生地の部分を含めた長さを2倍にします。

もしスリーピースを着用する場合は、上着が着用できても、ベストのボタンが閉まらないことがあります。つまり、寸法をきちんと確認することが大切です。

また、背中のポリエステル生地のはみ出した部分も胸囲の計測の値に含めてください。これにより、より正確なサイズの計測が可能になります。

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③ 胴囲

平らな場所に生地を広げ、ボタンを留めた状態で、下の矢印の方向にしわを伸ばします。ウエストの一番細い部分を直線で結んだ長さの2倍を計測してください。この長さは、背中側の生地の部分も含みます。

スリーピースの場合は、上着が着用できても、ベストのボタンが閉まらない場合があります。そのため、寸法をよく確認してください。

また、胸囲の計測の値には、背中のポリエステルの生地がはみ出した部分も含めてください。

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④ ベストの採寸の注意事項

胴囲・胸囲は、前身生地だけでなく、背中側ポリエステル生地を含めた長さになります。

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⑤ ボタンのとめ方

寸法を計測する時のボタンの止め方について、まず、ボタンホールの中央でなく、左端少し膨らんだ「ハト目」の中央にボタンを合わせて寸法を計測することが重要です。この方法は、胴囲やウエストなど、体のサイズを正確に計測するために必要です。

また、寸法計測時にボタンの中央で計測すると、胴囲などが2センチほど小さく見積もられる可能性があります。このため、ボタンを正確な位置に合わせて計測することは、正確なサイズの把握に繋がります。

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1-7 寸法表の見方


購入前に寸法表を見ても、どのサイズが自分に合うのかわからない場合があります。その場合は、自分に合いそうなサイズをピックアップして、寸法表から上着の胸囲と胴囲、スラックスの胴囲と渡り巾の大きさをメジャーで測り、実際のスーツのイメージを確認することをおすすめします。この手順は少し手間がかかるかもしれませんが、自分にぴったりのスーツを選ぶためには重要です。

上着のチェックポイントは、2カ所胸囲と胴囲

身長を基準に号数を選ぶことができます。例えば、A体5号の場合、乳首の位置で、103センチのメジャーの輪を作ってスーツの大きさをイメージします。同様に、胴囲も89センチのメジャーの輪をへその位置で作ってスーツの大きさをイメージします。
もし輪の大きさが小さくて輪にならない場合は、大きいサイズに変更してください。逆に、輪の大きさが大きくてぶかぶかすぎるようでしたら、小さいサイズに変更することをおすすめします。スーツのイメージの輪の大きさと比較して、最適なサイズを選んでください。

上着寸法の測り方

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スラックスのチェックポイントは、2カ所ウエストと股上

スラックスを選ぶ際には、ウエストと股上の2つの要素を考慮する必要があります。例えば、A体5号の場合、股上のウエストの位置で、82センチのメジャーの輪を作ってスラックスの大きさをイメージすることができます。同様に、渡り巾も46センチ(23の2倍)のメジャーの輪を股の付根の位置で作ってスラックスの大きさをイメージすることができます。
もしも輪の大きさが小さくて輪にならない場合は、大きいサイズに変更する必要があります。一方、輪の大きさが大きくてぶかぶかすぎる場合は、小さいサイズに変更する必要があります。スラックスのイメージの輪の大きさと比較して、適切なサイズを選びましょう。以上が、スラックスを選ぶ際のチェックポイントとなります。

スラックス寸法の測り方


1-8 スーツのサイズ


ケアラベルでサイズを確認

いま着ているスーツのサイズを確認する方法は、スーツに縫い付けてあるケアラベル(洗濯証紙)を探すことです。通常、既製服のスーツなら、上前見返し内ポケットの中にケアラベルに縫い付けてあります。ケアラベルには、スーツのサイズだけでなく、生地の品質やお手入れ方法などの情報も記載されています。

スーツのサイズを確認するためのケアラベルには、下記のような情報が記載されているます。

- スーツのサイズ(三元表示 身長・胸囲・胴囲)
- 生地の品質(素材、混率、)
- お手入れ方法(洗濯、クリーニング、アイロンなど)

ケアラベル

そのスーツは、スリムタイプのスーツかレギュラータイプのスーツかによって、同じサイズでも寸法の大きさが異なることがありますので、購入する際には注意が必要です。また、時間が経つと現在販売しているスーツとシルエットが異なってしまう場合があり、寸法も異なることがありますので、ご注意ください。

さらに、スーツの選び方には、使用するシーンや個人の好みによっても異なります。例えば、オフィスで着る場合は、どちらかというとシックな色味やデザインが適しています。一方、パーティーや式典などのフォーマルな場に着用する場合は、華やかで華麗なデザインが好まれます。

また、スーツには素材によっても違いがあります。ウール素材のスーツは保温性が高く、冬場に着用するのに適しています。ポリエステル素材のスーツは耐久性が高く、洗濯にも強いため、普段使いに適しています。そのため、スーツを購入する前に、自分が求めるスタイルや用途に合わせて素材やデザインを選ぶことが大切です。


1-9 サイズ確認の最終手段


スーツを購入予定のショップに送ってサイズを確認

スーツのサイズが分からない場合は、他にも方法があります。例えば、今着ているスーツを購入予定のショップに送ってサイズを確認することができます。送ったスーツで、サイズとシルエットのアドバイスをしてもらうことができます。また、送ったスーツは、購入するスーツと一緒に送り返してもらうことができ、返送送料も節約できます。

ただし、最初にスーツを送る送料は自己負担となります。また、クリーニングを出してからキレイなスーツを送ることがエチケットです。さらに、ショップによってはこのサービスを提供していない場合もありますので、事前に問い合わせて確認してください。この方法で、自分にぴったりのスーツを手に入れることができます。

スーツデポで購入


2 スーツの予備知識



2-1 型紙のパーツ


型紙のパーツ

スーツを作る際には、生地の上に型紙のパーツを配置して裁断します。下の図はスーツの表生地一式のパーツを生地幅に入れたマーカーになります。
大きなパーツは下記のようになります。

上着
・前身頃 x 2
・後ろ身頃 x 2
・見返し x 2
・細腹 x 2
・袖山 x 2
・袖谷 x 2
・上衿

スラックス
・前身頃 x 2
・後ろ身頃 x 2
・ウエスマン x 2

また、スーツ作りには、型紙の作成から始まります。型紙には、パーツの形状だけでなく、サイズや縫い代、補正値などの情報も含まれます。型紙作りは非常に重要であり、正確な寸法をとることが必要です。さらに、型紙を作成する際には、生地の伸び方や縮み具合なども考慮する必要があります。型紙作成が完了したら、パーツを裁断することができます。裁断したパーツを縫い合わせ、最後に仕上げを施すことで、完成したスーツができあがります。


2-2 スーツの仕様の説明


背抜き仕様

裏地の背中の部分が半分ほどない仕様

背抜き仕様

総裏仕様

上着の裏側に裏地がすべてに付いている仕様

総裏仕様

センターベント

上着の後ろの側の真ん中に切れ込みがある仕様

センターベント

サイドベンツ

上着の後ろ側の両サイドに切れ込みがある仕様

サイドベンツ

ノータック

スラックスのフロントにタックがない仕様

ノータック

ワンタック

スラックスのフロントに左右に一つタックがあり、お尻周りや渡り周りに余裕を持たせた仕様

ワンタック

ツータック

スラックスのフロントに左右に二つタックがあり、お尻周りや渡り周りに余裕を持たせた仕様

ツータック

スラントポケット

前身頃のポケットが斜めになっている仕様

スラントポケット

チェンジポケット

ポケットの上にもう一つ少しちいさなポケットがついている仕様

チェンジポケット

AMFステッチ

衿やフロントの縁やポケットやベントなどに手縫い風な補強をほどこした縫いの仕様

AMFステッチ

ピンポンステッチ

裏地と表地の縁に手縫い風な補強をほどこした縫いの仕様

ピンポンステッチ

切り台場

見返しポケットの補強に表地を使用した仕様 見返しと台場部分を縫い合わせた仕様

切り台場

本台場

見返しポケットの補強に表地を使用した仕様 見返しと台場部分を一体化した仕様

本台場

重ねボタン仕様

袖ボタンを手縫い風にボタンを重ねたボタンの止め方の仕様

重ねボタン仕様

D管止め

玉縁などの縁を補強するためにほどこす縫いの仕様

D管止め


2-3 スーツの構成要素


スーツの構成要素

よいスーツを作るためには下記構成要素が全てそろっていないとよいスーツは作ることができません。

表生地-適度な伸縮性が必要、伸縮性がないといせ込みなどがうまくできず、立体的な縫製ができない

裏地-表地とだぶつかず、足らず適度の寸法で合致する

胸増し芯(附属)-毛芯の種類や胸増し芯の形や形成などいろいろ種類があり、胸の丸みの立体感を出すのに一番重要な要件

マスターパターン-企画会社やアパレルが作成する一番大元のパターン 通常A5サイズで作成

工業用パターン-マスターパターン(A5サイズ)より縫製工場が、各工場に適したパターンにアレンジして各サイズ・各体形にグレーディングする 各工場が、生産に適した工業用パターンにアレンジする時に、生産性を重視した型紙にアレンジされると着心地が良くないスーツになる場合がある。

縫製レベル-縫製工場より、首回り、袖付け、胸増し芯付けの工程が異なり、中間工程を省いたり、縫い線を曲線から直線に変更したり、オペレーターの熟度により商品の出来上がりに大きな影響を及ぼす。

縫製レベルの低いスーツもしくはスーツのサイズが合っていない場合


2-4 秋冬スーツと春夏スーツ


春夏のスーツは、主に平織りの生地(トロピカルなど)を使用して裏地仕様を背抜き仕様となります。

平織は単純な織り方ですので通気性が高く、軽い生地になります。

表生地の重量は、生地巾あたり春物で230g~260g・夏物で200g~230g が一般的です。

背抜き仕様

背抜き仕様

秋冬のスーツは、主に綾織りの生地(カルゼなど)を使用して裏地の仕様を総裏仕様となります。

綾織は密度がありますので平織りの生地に比べて通気性低く、重量は重くなります。

表生地の重量は、生地巾あたり秋物で260g~300g・冬物で300g~が一般的です。

総裏仕様

総裏仕様

 


2-5 生地の種類


生地の種類

平織り-経糸と緯糸が交互に交差する最も基本的な織り方であります。通気性に優れております。スーツ地だと、トロピカル、ポーラーなど。春夏の素材に適しております。

綾織り-経糸を2本もしくは3本浮かせ、1本をくぐらせる組織を一巡りとする織り方である。厚地の生地を織ることができ、シワのよりにくさを持つ。スーツ地だと、ギャバジン、サージ、サキソニー、カルゼなど。経糸が緯糸に「2本上:2本下」と交差する場合を「2/2綾織り」「2本上:1本下」の場合は「2/1綾織り」と呼びます。秋冬の素材に適しております。

ストレッチ-スーツ地おけるストレッチは、横方向に7%の伸縮性があるものをストレッチと呼んでおります。一般的なスーツ地は、3%前後のストレッチ性であります。ストレッチジーンズと比べるとあまり伸びません。ストレッチ性を抑えている理由は、あまりストレッチ性を出すと、スラックスのひざの部分が伸びてしまいきれいなプリーツラインにならない為にストレッチ性を抑えております。ストレッチの生地を使用したスーツは、生地が縮んで商品の寸法表より小さくなりますが、生地が伸びて商品の寸法より大きくなります。

ウールの番手-スーツの一般的な番手は60番手の双糸、72番手の双糸、80番手の双糸、を使用しております。番手の数字が大きくなるほど糸の太さが細くなり、糸の強度が弱くなり、やわらかい風合いとなります。糸の番手が細くなるほど高級な糸となります。

ウールのマイクロン-マイクロンとは、原料の繊維の太さを示し、このマイクロン数が小さいほど繊維が細かくなり、肌ざわりの良い上質なウールとなります。SUPER100’s18.5マイクロン SUPER110’s18.0マイクロン SUPER120’sで 17.5マイクロンとなります。

ポリエステル素材-ポリエステルの糸は、糸生成の工程で多種多様な特徴を持たせた糸を作り出すことができ、ポリエステルの生地といっても安いものから高いものまで色々あります。安いポリエステルの生地は、ポリエステル特有のギラギラした光沢があり、張りのある風合いで、いかにもポリエステルという生地で、スーツを作った時にはウールのスーツとはかけ離れたスーツになります。インビスタ社のクールマックスは、吸水速乾性に優れた生地です。帝人フロンティア社のエアロカプセルは、中空糸構造で、軽量で保温率が高い生地です。名古屋瀧定社のトラベストは、スーツの素材に最適化したポリエステル素材で、ポリエステル特有のギラギラした光沢を抑え、ウールライクな風合いで、ストレッチ性、防シワ性を備えております。ウールのスーツと遜色のないスーツです。


2-6 すそ上げシングルとダブル


すそ上げシングルとダブル

すそ上げシングルとダブルでは、ダブルがフォーマルで、シングルがカジュアルと思われている方も多くいらっしゃいますが、実際は、すそ上げシングルフォーマルで、すそ上げダブルカジュアルの装いとなります。

礼服などのフォーマルスーツでは、すそ上げシングルをおすすめいたします。

すそ上げシングル すそ上げダブル

すそ上げダブル説明


2-7 高い生地はとても繊細


高い生地はとても繊細

値段の高いウール生地は、繊細で手入れが必要で、丈夫じゃないんです。高いウールの地は、糸や繊維が細くなり、肌触りが滑らかになり、生地が柔らかく生地の強度が弱くなるのです。ノーマル ⇒ SUPER 100'S ⇒ SUPER 140'S となるにつれて生地の強度は弱くなります。繊維が細く柔らかい生地は、虫の大好物で、手入れを怠ったたり、定期的にクリーニングに出さないとすぐに虫に食われて穴が開いたりします。

ウールにとって湿摩擦は、大敵です。ウール素材は、湿った状態でも揉まれたり、擦れたりると、フェルト状になったり、ピリングが発生したりします。

ウール混素材のスーツで、自転車に乗ったりワンショルダーバッグ・リュックサックを背中に背負ったりすると、生地との摩擦で、ピリングが発生します。生地の摩擦が発生する行為は、避けるようにしてください。

自転車に乗ったり、ワンショルダーバッグ・リュックサックを背中に背負ったりする場合は、ウールの入っていないポリエステル100%の生地で作ったスーツをおすすめいたします。


2-8 着て美しい服


美しい着こなしには、いくつかのチェックポイントがあります。

  • 肩ラインはシャープであるか?
  • 袖のボリュームは美しいか?

  • 胸の高さが十分でているか?
  • ラベルのローリングは乱れていないか?
  • ウエスト周りはシャープになっているか?

  • ネックのフィッティングは合っているか?

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  • 背中~腰にかけてジャストフィットしているか?
  • ベンツは跳ねていないか?
  • 腰~ヒップ周りはジャストフィットしているか?
  • 膝から下は長く見えるか?

  • ジャケットを羽織ったとき、ボタンをはずしてもフロントが外へ逃げていないか?

袖と足元の丈のバランスに注意しましょう。上着の袖丈が短かかったり、シャツが短いのはNG。程よい袖丈は、カフスが1.5cm程見えるくらいが丁度よい長さです。

また、着丈は手を下げたときに、親指の先と同じ程度の長さがベスト。

裾は1ブレイク、W巾は4cm程度がよいでしょう。カジュアルに着こなす場合は、スーツよりやや短めにするのがコツです。

ネクタイが長すぎるのも、バランスを悪くする要素のひとつなので注意しましょう。

バランスの悪い着こなし例

スーツデポで購入


3 購入時の注意事項



3-1 モニター色と商品の色


モニターの色と商品の色

お届けする商品の色と商品ページの色は、多様な要因で異なって見え場合があります。

商品を撮影する時は、撮影用の照明で商品を照らしております。撮影用の照明や編集用のモニターは、
5500Kに合わせております。一番ニュートラルな色温度の5500Kに合わせております。

RAWファイルからJEGファイルに変換する時に変換ソフトの仕様等で色目が変化する場合があります。
JEPGファイルを画像サーバーにアップロードする時に、画像サーバーが画像の表示速度を早くする為に
画像を圧縮するときに色目が変化する場合があります。

お使いのモニターの色温度によっても、商品の色が異なって見えることがあります。家電量販店のテレビ売り場で、多くのテレビで同じ映像が映っていても、肌の色は、異なった色で表示されております。メーカーごとに、青味の強いモニターや赤味の強いモニターがあり、コントラストの強いモニターなど同じ色に表示されません。

商品の微妙な色の違いは、モニターでは再現できておりません。商品画像の式温度は5500Kで作成されますが、モニターの色温度は、一般的に6500Kや9300Kとなっております。少し青味の強い色で再現される傾向になります。表示される色温度は、モニターごとに異なっております。

色の認識は、個人差や照明の色で、色の認識が異なってきます。

照明の色が、電球色の黄色の色が強い色だと、紺系の色が黒と認識してしまう事もあります。

普段から、微妙な色の違いを認識していない人ですと、微妙な紺と黒の違い、黒とフォーマルブラックの違いなど違いが認識できない場合があります。

紺色の認識については、関西の人が、明るい紺を紺と認識する傾向にあり、関東の人が濃い目の紺を認識する傾向にあります。

スーツの紺の色について、見慣れていない人は、学生の紺ブレザーの紺の色を紺と認識しており、紺とブルーの中間の明るめの紺を紺と認識している人もいます。

淡色の色や青系や茶系の色は、商品の色と異なる事を理解したうえで商品をお選び頂く事をおすすめいたします。


3-2 上下別々のサイズの購入


スーツの上下別々のサイズの購入

紳士服専門店では、上着とスラックスと同じサイズがセットになった販売となっております。

スーツの表示サイズは、日本産業規格(JIS L 4004:2001)の規格によって定められている「成人男子用衣料のサイズ 」をもとにしております。そのために、上下別々のサイズを合わせた商品は規格外商品となり、B品扱いになります。その為に、別々のサイズでの販売を行っておりません。

JIS L 4004:2001で定められているサイズは、体の大きさを基に区分分けしたサイズ表示となります。このサイズ表示を基に各アパレルが型紙を設計するので、実際は、型紙ごとに同じサイズでも商品の大きさは異なっております

特に、ヤング向け スリムシルエット と アダルト向け レギュラーシルエットでは 同じサイズでも商品の大きさは異なっております

スーツのサイズを決める場合は、上着に合うサイズを決めて、スラックスは、ウエスト補正でウエストの大きさを調整することになります。逆に、スラックスのサイズを決めてから、上着を補正することは、コストがかかりすぎる場合や縫い代がなく補正ができない事が多くあります。


3-3 返品不可商品の購入の注意事項


返品不可商品の購入の注意事項

スーツをネットショッピングで購入した商品の返品理由は、サイズが合わないと言う理由が一番多いです。

サイズが合わない時に交換や返品ができるように、キャンセルや返品や交換ができる商品を購入することおすすめいたします。

交換や返品やキャンセルができない商品は、一般的に下記のような場合になります。

・セール品や福袋など、返品交換キャンセル不可と表記してある商品

・すそ上げなど補正をおこなった商品

・使用・着用をした商品(サイズ確認の試着は除く)

・下げ札、付属品等を取り外した商品

・ 破損、汚損された商品、タバコの臭いなどの臭いがする商品

セール品や福袋などでなく、通常商品をすそ上げなどの補正をおこなわず、試着のみでしたら、一般的に交換・返品・キャンセルは可能であります。一般的に出荷時の送料・お客様から購入したお店への送料が、お客様負担になります。

 

サイズが合わない理由は、主に下記のような理由になります。

・スリムスーツとビジネススーツの違いを理解してない

・同じサイズならどのメーカーも同じ寸法と誤解している

・スーツのサイズをスラックスのウエストのみ寸法を確認で、その他の上着の寸法を確認してない

・体形が変化しているのに、以前購入のサイズをそのまま購入している

・スーツの購入年数が経過して、スーツの流行を理解してなく着丈やゆとりなどの変化を理解してない

・寸法表の見方がわからないや思い込みによる寸法の計測による間違ったサイズを選んでいる

 

簡易的なサイス選びの方法

・身長より適切な号数を選ぶ

・上着は胴囲を計測して、計測した胴囲の1.1~1.15倍の上着の胴囲の寸法を選ぶ

・スラックは、上記2つの条件に当てはまるサイズ中より、スラックスのウエスト寸法に近いものを選ぶ

 

購入する商品にサイズが合うかどうか、不安がある場合は、返品交換できる商品を補正無しで購入することをおすすめいたします。


3-4 すそ上げについて


すそ上げについて

すそ上げなどの補正オプションを購入時に、ご注文されますと商品が気に入らない・サイズが合わないなどでの返品・交換・キャンセルは、一般的にできななくなります。購入前に注文内容をよく確認してから、返品・交換・キャンセルができないことを納得の上、すそ上げなどの補正オプションをご注文してください。

商品内容に不安がある場合は、すそ上げなどの補正オプションを注文せずに、返品・交換できる商品をご注文おすすめいたします。SALE品や福袋などは、返品・交換・キャンセルできない場合がございます。ご注文前に返品交換条件を確認することをおすすめいたします。


3-5 ウエスト補正について


ウエスト補正について

ウエスト補正は、お尻周りの詰め出しに対応しておりませんウエスト部分の詰め出しになります。

下記がスラックスの後ろ部分の裏側になります。中央の縫い代部分を詰めたり、出したります。

下記の半透明の部分がウエスト補正で詰め出しを行う部分になります。


3-6 すそ上げテープの止め方


すそ上げテープの止め方

すそ上げテープの注意事項

スラックスの折り返しの表側と裏側を間違えない事 スラックスの裏側ですそ上げテープを止めるのに、間違ってスラックスの表側ですそ上げテープを止めてしまわないようによく確認しましょう。

スーツデポで購入


4 購入後のアフターケア



4-1 スーツのお手入れ


長持ちする着方

ジャケットよりもスラックスのほうが痛みやすいので、ツーパンツスーツを購入されますと長持ちいたします。スーツを何着かお持ちなら、交替してスーツを着ると、しわも回復します。毎日、着続けているといたみも早いので、同じスーツを続けて着ないのはスーツ長持ちの鉄則です。しわができたら、その日のうちに蒸気にあてて取ってしまいましょう。わざわざアイロンをかけなくても、霧吹きで水をかけたり、お風呂の蒸気にしばらくあてるだけでしわが回復いたします。

普段のお手入れ

型崩れの原因になるので、なるべく重い財布や手帳は入れないようにしましょう。脱いだまま椅子にかけっぱなしにするのではなく、肩幅くらい厚みのあるハンガー(針金のハンガーはだめ)に掛け、スーツのお手入れをしましょう。
スラックスはスラックス専用のハンガー(2箇所クリップが付いたもの)に、スラックスの裾を上にして吊るします。
1日着ただけでもホコリやチリが付着していますので、スーツのお手入れをしっかりしましょう。ブラッシングで、汚れが中まで入るのを防ぎましょう。上から下へと毛並みに沿ってホコリを掃き出す要領でブラシをあててお手入れをします。衿、ポケット、裾なども念入りに。週末にまとめてスーツのお手入れをするのもよいでしょう。
アイロンを使用する場合、スラックスは折り目をそろえてアイロン台にのせます。アイロン跡がつかないように、当て布をしてスチームアイロンをかけましょう。しわを伸ばすように軽く片手でスラックスを伸ばしながらアイロンをかけるときれいに仕上がります。上着の背中や袖にもスチームを当てると見違えるようになります。丸めたタオルを袖の中に入れて台にすると、きれいに形が整います。
このスーツのお手入れ方法でウール素材は、しわや風合いが回復し、臭いも取れます。

汚れ、しみがついた場合

食べ物などのしみがついたら、ハンカチやティッシュですぐに吸い取ります。このとき、こするとかえって汚れが染み込んでしまうので注意してください。家に帰ったら、水か中性洗剤を薄めた液をタオルにつけ、下に乾いたタオルを当てて、上から軽くたたきます。汚れを下のタオルに落とすイメージです。最後に水を絞ったタオルで軽くたたき、しみの周りをぼかしておきます。
自信のない方は、そのままクリーニング店に任せるのが無難です。

雨の日の場合

雨に濡れたスーツを放置しますと型崩れの原因になります。必ずお手入れするように心がけましょう。帰ったらすぐに上着を脱ぎ、乾いたタオルで十分に水分を拭き取り、風通しのよい場所に陰干しします。スラックスはスラックス専用のハンガー(2箇所クリップが付いたもの)に、スラックスの裾を上にして吊るします。よく湿気を取る意味で2、3日はそのスーツを着用しないほうがよいでしょう。

定期的なクリーニング

10回から15回程度着用したら、汚れの有無に関わらずクリーニングに出しましょう。人の目ではわからなくても、目に見えない汚れや人間の垢や脂がスーツに付いているものです。特に虫などは高級な生地が大好きですから、汚れた部分から食われていきます。そのためには、早めのクリーニングが欠かせません。
一回でも着用したスーツは、人間の垢や脂が付きますから、そのままにしておくと次のシーズンには大きな汚れができ、汚れが落ちないこともあります。シーズンが終わったら、しまう前に必ずクリーニングに出しましょう。
最近はスーツに仕上げプレスをかけないクリーニング店もあります。クリーニングの値段で決めるのではなく、上手で丁寧なクリーニング店を探して出すようにしましょう。


4-2 ウォッシャブル製品の家庭洗濯について


ケアラベル

上着やスラックスのポケットにはケアラベル(洗濯証紙)がついております。上着とスラックのケアラベルは、同じケアラベルがついていない商品もあります。上着は、家庭洗濯ができなくても、スラックスが、家庭洗濯ができる場合があります。

下記のようなケアラベルは家庭洗濯ができません。クリーニング店でドライクリーニングに出してください。

スラックスのケアラベルが下記のようなケアラベルでしたら、家庭の洗濯機で洗うことができます

上段左上から

※液温は30度を限度とし 洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる

※塩素系および酸素系漂白剤の使用禁止

※タンブル乾燥禁止

※日陰のつり干しがよい

下段左下から

※底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる

※石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

※非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる

その他

アイロンをかける時は、あて布を使用してください。

洗剤は、中性洗剤を使用

洗濯ネットに入れて洗濯

短時間脱水

洗濯方法のおすすめ


4-3 洗濯表示記号


一般的なスーツの洗濯表示

家庭洗濯不可

スラックスのみ家庭洗濯が可能な洗濯表示の一例

弱水流で、家庭洗濯可能

洗濯表示記号の意味

洗濯表示記号の変更

洗濯表示が平成28年12月1日より、JIS L 0001に変更になりました。

※「消費者庁表示対策課 平成28年11月4日 家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」より参照

スーツデポで購入


5 よくある質問



5-1 返品ができない商品


以下は、ネットショップで返品できない商品に関する注意事項の一般的な例です。ただし、具体的なショップや商品によって異なる可能性がありますので、購入前にショップのポリシーや商品の返品に関する情報を確認することをお勧めします。

1.返品不可商品の確認:

商品を購入する前に、ショップのウェブサイトや製品ページで、返品不可商品に関する情報を確認してください。特に高額商品や特殊商品は、返品が制限される場合があります。

2.利用規約の確認:

ショップの利用規約や返品ポリシーを注意深く読んでください。返品不可商品のリストや条件が明記されている場合があります。ショップのウェブサイトのフッターまたはカスタマーサービスページに、これらの情報が記載されていることが一般的です。

3.カスタムオーダー(すそ上げなどの補正)や特注品:

カスタムオーダーや特注品は、個々の要件に基づいて作られるため、一般的に返品ができません。カスタムオーダーの場合、注文前に詳細な説明や写真を提供することが一般的ですので、注意深く検討してください。

4.セール品やクリアランス品:

セール品やクリアランス品は、通常は返品が制限される場合があります。価格が割引された商品には、返品ポリシーが適用されないことがありますので、注意してください。

5.使用済みまたは洗濯済みの商品:

使用済みまたは洗濯済みの商品は、一般的に返品が制限されます。衣類や家庭用品など、個人の使用に関わる商品は、使用後に衛生上の理由から返品ができない場合があります。

これらは一般的な注意事項の例ですが、ネットショップや商品によって異なる制限や条件が存在する可能性があります。購入前にショップの返品ポリシーや利用規約を確認し、返品に関する疑問や不明点があれば、カスタマーサポートに問い合わせることをお勧めします。