金襴の緯(よこいと)の飛ばし

豪華さを表現する織物の技巧です

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衣装には帯地や金襴、刺繍の入った織物などが多く使われています。

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丁数(緯糸・よこいと)の多い高価な金襴の多くは、ふっくらとした風合いをだすために緯糸を飛ば(押さえる間隔を広げる)しています。

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緯糸を飛ばした箇所が折り目に当たると糸がハネ易くなります。これは素材の性質上、避けられないことです。

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鋏などでハネた糸を切断すると、その部分から次のほつれが生じ易くなります。 長さが10mm以上ある糸は10mm程度に短く切って、残りは針などを使って織物の中に押し込んでください。

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写真は押し込んだ後の完成した状態です。