はじめまして、素肌日和の井上と申します。
尽きない肌の悩み...化粧品選びって本当に大変ですよね。敏感肌で肌が弱かった私も紆余曲折がありまして、オリジナル化粧品を開発しました。ぜひ手に取ってみてください。
店長の実家「嬉野温泉」の「和多屋別荘」
私が生まれ育ったのは、佐賀県。日本三大美肌の湯で知られる「嬉野温泉」の「和多屋別荘」で、育ちました。
18歳で地元を離れ、水を含めて環境が変わったことも大きく影響していると思われますが、日常的に肌荒れに悩まされました。
私の肌は常に粉がふいたような状態で、皮膚がめくれるほどカサついていました。
そして、保湿しようと何をつけてもしみる、ひりつくといった状態で、その刺激から赤みや吹き出物ができ、かゆみや痛みが伴うこともしばしばありました。
それでも新しい化粧水やクリームに希望を見出し、試してみるのですが、カーッと熱くなり、赤みが出たりして、洗い流さなければならない毎日をただ繰り返す日々でした。
それをどうにかしたくて、デパートの有名どころのコスメを片っ端から試し、エステサロンに通ってビタミンCのお手入れをしたり、クリニックに通ったりもしました。そうしてさまざまなアプローチを行いましたが、私の肌荒れはひどくなる一方でした。
そんな試行錯誤を繰り返して10年ほど経過したとき、ふと思いついて水とグリセリン、尿素といったシンプルな成分で作られた化粧水を試してみました。
すると、あれだけ悩んだ肌荒れがそれほど気にならなくなったのです。
肌荒れがひどかった肌
肌荒れが改善した肌
目指すのはすこやかな肌
こうして、私自身の実体験を通して、どれだけお肌にとって刺激となりうる成分が配合されていないか、ということが化粧品にとって大事、という考えに思い至りました。
しかし、その一方でシンプルな化粧品を使っていれば肌のトラブルは確かに起きにくいけれど、私のきれいになりたいという気持ちまでは満たしてはくれない、という不満を抱くようになりました。
けれど、私の肌に合う、私が納得できる化粧品はなかなか見つかりませんでした。というのも、私は「フェノキシエタノール」という防腐剤にアレルギー反応が出てしまい、それが配合されていない化粧品は当時とても希少だったからです。
そのような毎日の中で、私は「自分の肌に合う化粧品がないなら、自分で作ろう。」そう思い立ちました。
「きっと私のように悩んでいる方が他にもいるはず。」
それが、『素肌日和』を立ち上げることになったきっかけです。
嬉野温泉のとろみのある重曹泉
シンプルな化粧品でありながら、お肌をもっとうるおし、きれいにしてくれるものはないかと考えたとき、思いついたのは実家と関わりの深い「嬉野温泉水」でした。
普通のお水を使うよりも、美肌の湯で知られる「嬉野温泉水」を使ったほうがお肌にとって嬉しい効果が期待できるのではないか、と感じたからです。
佐賀県嬉野温泉は、島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並んで『日本三大美肌の湯』と呼ばれています。
嬉野温泉のお湯にはぬめりがあり、ナトリウムが多く含まれている「重曹泉」で、角質化した皮膚を滑らかにし、みずみずしいお肌によみがえらせてくれます。
そこで、化粧品の製造を担う方に水の代わりに嬉野温泉水を使うことについて相談してみました。すると、嬉野温泉水を使った石鹸の試作段階で、「仕上がった石鹸にはツヤがあり、コラーゲンを配合して作る石鹸に非常に似ている!」と驚きながら感想をいただきました。
こうして防腐剤「フェノキシエタノール」を含まず、「嬉野温泉水」を使用した化粧品も作ることになりました。
素肌日和の全商品
『素肌日和』の商品は、「嬉野温泉水」のなめらかな泉質をそのままに、お肌に必要な成分だけを厳選しました。
日々の汚れを落とす「池田さんの洗顔石鹸」は、2種類とも馬油石けん素地を使用しました。
試食してその安全性を確かめている池田さんの手作りで、低刺激であることから、乾燥肌や敏感肌の方だけでなく、赤ちゃん(新生児)からお使いいただけるよう配慮しました。
スキンケアのファーストステップにお使いいただく化粧水に関しても、保湿タイプの「潤み肌水」には「セラミド」を配合しました。
これは、「セラミド」がお肌のうるおいに欠かすことができない成分だということを私が身を持って体験していたからです。
「セラミド」にも種類がありますが、人のお肌にあるセラミドとよく似ている「ヒト型セラミド」にこだわりました。
そうすることで、お肌になじみやすくなり、しっかりとうるおいを届けることができます。
このほか、エイジングケアに欠かせない「ビタミンC誘導体」を美白タイプの化粧水「ホワイト化粧水」に配合するなど、若々しいお肌を育むための商品も開発しました。
これらの化粧品はすべて何度も試作を繰り返しては私自身のお肌で試し、「素肌が喜ぶもの」という基準のもとに妥協を許さず、作り上げたものです。
キレイな素肌が自信になる!
お肌が荒れていると、使えるスキンケア化粧品が限られるだけでなく、メイクも自由に楽しむことができません。
お肌が荒れていると、人の目も気になり、鏡を覗くたびに落ち込んでしまいがちです。
しかし、健やかなお肌を育むことができれば、自分に自信が持て、メイクや毎日をもっと自由に楽しめることを、私は自分自身の経験を通して知りました。
その一方で、敏感肌でも使える化粧品は限られており、私自身お手入れの過程に満足できるものに出会えませんでした。
そこで、お手入れする時間が楽しいものになるように、香りや使いやすさには並々ならぬこだわりを持って商品開発に取り組んできました。
そして、無添加至上主義に寄りすぎず、お肌にとって必要だと私自身が感じる成分を配合しながら納得できる商品作りを行なってきました。
ブランド名の『素肌日和』には、
「元気な素肌で毎日過ごせますように。」
「今日も、明日もお客さまにとって素肌日和になりますように。」
という想いが込められています。
肌荒れに悩むお客さまが健やかなお肌を育むためのお手伝いをしたい、もっとお客さまの笑顔を増やしたい、そんな願いを込めて、今日も『素肌日和』はお客さまの元へ商品をお届けします。
素肌日和 店長 井上万季