岩手にワイン文化を!!エリアジャック
第10回 パーティーシーズンに“泡”がもっと楽しくなるアレコレ

  • sugars
  • 2017.06.05

ココロ浮き立つ季節は〝泡〟でも~っと華やぐ!

アッキーパーティーシーズン到来ということで、今回の3本は〝泡〟です。ゲストは先日の『男ディズムナイト』で司会をしてくださった坂口なおさんです。ではまず1本目。
田村飲みやすいな~!
坂口果実味があって、グビグビいけますね。
山田色はロゼなんですけど目隠しして飲んだら白だと思うかも。自然なにごり系で、商品もナチュラリスト。
坂口エチケット(ラベル)もキレイですね。この通り、木に花が咲いたようなイメージで作ったんでしょうか。
山田そうかも。この生産者、自国(ニュージーランド)しか知らず日本に来た時にたくさんのワインを見て、これを作ったらしいので。
アッキーところで坂口さんはワインのためにオーストリアまで行かれたとか。
fgggggga 坂口ワイナリーさんの買い付けに同行させてもらったんです。ワインってその土地と造り手の性格が顕著に出るんですね。変わったワインを造る人はとっても個性的。
アッキーあちらだと貴族が造ってる?
坂口そうですね。家に招いて頂いて試飲をさせてもらうんですが、その部屋も貴賓室みたいな…。
山田もう別世界ですよね。
坂口そうそう。そして皆さん葡萄をとても大事に造っていて。だからひと口ひと口大切に飲もうと思いました。

イギリス=ウイスキー?いやいや、ワインもです

アッキー続いて二本目です。
田村ポン、じゃなくプスッ、て開けるんですよね。〝淑女のため息〟っていいます。
山田勢いよく開けると味が損なわれるんです。お祝いとかはポンッでいいんだけどね。TPOに合わせて。
アッキーでは、乾杯。
坂口キリッとしてますね。泡がなくても、美味しそう!
田村素材のよさを感じる。泡でごまかすんじゃなくて、正統派というか…
山田イギリスの南、ドーバー海峡近くで作ってるワインです。ひと頃前はイギリスではワインはできないって言われてました…ですが、地球の温暖化に伴って、造れるようになってきました。シャンパーニュに近い土壌のところもあるんですよ。これはイギリスのスパークリングでは一番有名。英国王室御用達のブラン・ドゥ・ブラン。シャルドネ100%です。
坂口優等生なんですね。泡ものでも味わい深いっていうのがすごく新鮮。
山田深みがありますよね。甘いもの以外なら何にでも合いますよ。今の季節なら鍋やすき焼き、おでんにもいい。
アッキーイギリスはウイスキーのイメージでした。
山田フランスの生産者たちがイギリスに土地を買っているので、いずれイギリスワインは出てきますよ。イギリスはワインを造れなかった昔、大英帝国時代にボルドーを併合したことがあるんです。なので歴史的に全世界のワインの流通中心地はイギリスなんです。その中核を担っているのが、イギリスのワイン商、ベリー・ブラザーズ&ラッド(BBR)。これもそこから仕入れました。
田村泡も消費が多いのかな?
山田そうですね。イタリアのプロセッコはトレンドみたいですよ。

魅惑のシュワシュワはどこからやってくる?

アッキー続いて3本目。
坂口これはフランスなんですね。本物のシャンパーニュ登場。
山田日本国内では幻ともいわれたルグラというシャンパーニュです。かの有名なトゥール・ダルジャンのプライベートブランドはこの生産者。これはグラン・クリュのシャルドネのみで造られたものです。
坂口オーケストラみたいなワインですね。深みがあって。
アッキーこのシュワシュワは樽やタンクの中でできるんですか?
山田伝統的なやり方では、ワインを造って瓶に詰めて、糖分を入れて一度栓をします。そこで瓶の中でも再度発酵させるんです。最後にまた甘いか辛いかの調整をして、コルクを締める。
アッキー泡ものは開けたら全部飲むべき?
山田そのほうが美味しいと思う。シャンパーニュは瓶内二次発酵だからまだ保つけど…特に廉価なものは炭酸ガスを注入している場合があるので、すぐに抜けてしまいます。空けたら飲んでしまいましょう。トラディションとか、トラディショネルとかラベルに書いてるモノは、瓶内二次発酵かな。あくまでひとつの指標としてください。

第10回 パーティーシーズンに“泡”がもっと楽しくなるアレコレ

1) Cambridge Road Naturalist2015
2) NYETIMBER BLANC DE BLANCS 2007
3) R&L Legras Cuvee Presidence Vieilles Vignes Brut GrandCru Blanc de Blancs NV

鮨とのマリアージュもオススメ 田村:「鮨シャン(=鮨とシャンパン)を時々家でやります」

ワイナリーの買い付けに同行し、オーストリアまで行ったことがあるという坂口さん。「背景を聞きながら頂くと楽しさが増しますね」

それぞれの“泡”にはどんなフードが合うかを試してみるべし

山田隆史(株)山田酒店代表取締役。


(株)山田酒店代表取締役。
(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。フランス食品振興会認定フランスワイン<コンセイエ>などの資格を持つ専門家。

田村英司(株)田清取締役専務。


(株)田清取締役専務。
紫波にエスプレッソマシーンとワインを揃えた『4832』を構える。岩手のワイン文化をもっと豊かにするべく奮闘。

塊肉と酒&ワインのお店。ごろっとした塊肉が南部鉄器の鉄板に乗ってやってくる。他にも岩手食材を数多く使用し、地元の美味しいモノの発信に努めている。肉×ワインならおまかせ。

Neuf du Pape
(住)盛岡市中ノ橋通1-10-4 さかしたビルB1F
(営)17:00~24:00
(休)不定休

『ヌッフ』の豪華なシャルキュトリー盛り合わせ(¥1,500)

いわて短角牛ランプステーキ
噛みしめるほどにたっぷりの旨み溢れる赤身肉。柔らかく歯でほどよく切れていく火加減はさすが。