岩手にワイン文化を!!エリアジャック
第8回 お料理研究家と飲む"ライジングスター"

  • sugars
  • 2016.07.01

星子さんですので"スター"なセレクトで

山田 今日はいわゆるライジングスターと呼ばれる生産者をピックアップしてきました。
アッキー 星子さんは普段ワインは飲まれますか?
千葉 主人がワイン好きなので、家にストックがあります。食事に合わせて選ぶことが多いですね。
田村 もっと"樽!!"って感じなのかと思ったけど、意外にフレッシュ。もっと熟成させても美味しそう!
千葉 最後にブドウの香りがくるので爽やかでスッキリ。
山田 これ、けっこう酸が強いんですけど、ふくらみもちゃんとあって、最後はミネラルの苦さも感じられて、良い感じでまとまってますね。あまりメジャーな生産者じゃないんですけど、有名なワインジャーナリストの方が発掘してきたワインです。
千葉 いつも気になるんですが、ワインのラベルって何かルールはあるんですか?見方というか。
山田 あるといえばあります。今日のは特に何も書いてませんが、もっと大手だとワインの特徴を書いてくれるものもあります。この辺の読み取りは経験値によりますね~。
田村 そうそう、でも"クリュ"なんてあると危険。値段を見ないでレジに行くとびっくりします(笑)。
山田 特に"グラン・クリュ"って書いてたら危ないですね(笑)。

第8回 理研究家と飲む"ライジングスター"
左から
(1)Maranges 1er Cru La Fussiere 2013 Domaine Bachelet Monnot
(2)GEVREV CHAMBERTIN 1ER CRU LES CHAMPEAUX 2012
(3)CHAMBOLLE MUSIGNY 1ER CRU LES LAVROTTES 2013

左から
(1)Maranges 1er Cru La Fussiere 2013 Domaine Bachelet Monnot
(2)GEVREV CHAMBERTIN 1ER CRU LES CHAMPEAUX 2012
(3)CHAMBOLLE MUSIGNY 1ER CRU LES LAVROTTES 2013

星子さんの旦那さんはワイン好き。冷蔵庫にはボトルがぎっしりらしい。ワインセラーを薦められるの図

星子さんの旦那さんはワイン好き。冷蔵庫にはボトルがぎっしりらしい。ワインセラーを薦められるの図

ブドウへのこだわり

アッキー それはアピールポイントなんですね。
山田 ブルゴーニュで最も格の高い畑の区域です。ワイン法の中で、厳格に決められてるんです。
田村 本当にこの列だけ、ってね。
アッキー ルールで決まっていることもあるんでしょうけど、ワインはブドウに対するこだわりがものすごいですよね。
山田 そうですね。例えば日本酒の場合だと、品質の良い酒を造るために他県からお米を購入して造ることが多いです。最近では岩手でも良い酒米が出来てきて、地元のオリジナリティを出すようになってきましたけど。ワインには、"デロワール"という概念があって、その地で採られたブドウを、その地で醸して、その地のオリジナルなワインとして販売されるのが一般的。オリジナルだから地域の個性が出やすい。そこにプラスして生産者の個性や、原料がブドウだから年によって味が違うし…複雑な要素がたくさん絡み合うからこそ、マニア心をくすぐるんでしょうね。
アッキー 有名な生産者や銘柄でも外す年もあるということですか?
田村 前にイタリア大使館で飲食店が呼ばれる催しに行ったことがあるんだけど、生産者がいっぱいきてて、まさにそんな話が出てて。そうしたら作る側が「作らない勇気も必要。ダメなときは作らない」って。
山田 そうそう。格下げしてブドウを売っちゃうこともありますよ。

前菜盛り合わせ。「ワインに合うものを」とオーダーして作っていただいたひと皿。見た目にも美しく、海の幸山の幸が繊細な仕事で盛り込まれている

前菜盛り合わせ
「ワインに合うものを」とオーダーして作っていただいたひと皿。見た目にも美しく、海の幸山の幸が繊細な仕事で盛り込まれている

TAKASHI YAMADA


(株)山田酒店代表取締役。
(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。フランス食品振興会認定フランスワイン<コンセイエ>などの資格を持つ専門家。


EIJI TAMURA


(株)田清取締役専務。
紫波にエスプレッソマシーンとワインを揃えた『4832』を構える。岩手のワイン文化をもっと豊かにするべく奮闘。

和食とワインの共通点

アッキー 続いて二本目です。
山田 果実味がそこそこあって、パンチも渋みも抑えてるんですけど、飲み口としては軽い。穏やかだけど上品に仕上がっているというか。
田村 格が違うなって感じ
千葉 はじめはほんのり甘くて軽く感じるんですけど、飲み切るときに渋みを感じて赤だな~って。
田村 さすがコメント上手!!
山田 ワインは3つの要素からコメントします。まずは外観。どんな色をしてるのか?粘性はどうか?次は香り。芳香性が高いのか低いのか?どんな果実の香りがするとか?最後は味わい。口当たりはどうか?酸味やタンニン(渋み)、アフターの余韻はどうか?そして、総合的に全体的な感想という感じでしょうか。
アッキー それを連載初回に聞いておくべきでした…。3本目です。
山田 飲むにはまだ若いワインではあるんですけど、でも今飲んでも悪くないですね。果実味もそこそこあって、嫌みのない酸。
千葉 すごく飲みやすくて、中盤くらいでキュッと渋みを感じるんですけど、それが最後にスッと引いていって…
田村 果実味がやさしくて…和食に合いそうですね。
山田 そうそう、おでんに合うと思いますよ。
アッキー 星子さんはおでんも作りますか?
千葉 作りますよ!和食が好きなので。出汁をとるとなんでも美味しくなりますよね。おかずもお味噌汁も炊き込みご飯も。でも、使ってもいいところと悪いところがあるんですよ。食材によっては変に出汁の風味が入ると邪魔しちゃうので、カツオはあめて昆布だけにしようとか。ワインと一緒ですね。毎回気取って高いワインじゃなくて、普段使えるワインも知っておくと楽しいんですね。
山田 TPOに分けて飲んでいただけるといいと思いますよ。

ワインからお料理を考えるのも楽しいです

1)先日の山田家のBBQは、(2)のワインが登場したらしい。羨ましい
2)内丸『シャトン』にて
3)話題はホームパーティーへ。次回は星子さんのキッチンスタジオで対談か!?

飲むのはビールかワインが多いという星子さん。ブランデーなどの洋酒は"お菓子に使わなくては!!"となるのだそう。職業柄ですね

シャトン 019-653-0234

お店のオススメはこちら
Villa Annaberta Canaja Gold 2008
複雑味あふれる濃密な味わい

■シャトン
019-653-0234

(住)盛岡市内丸16-16 大手先ビル
(営)11:30~15:00(LO14:00) 17:30~21:00(LO20:00)
(休)火曜・第2月曜

Villa Annaberta Canaja Gold 2008