岩手にワイン文化を!!エリアジャック
第4回 ブルゴーニュの奥深さとボージョレのハナシ

  • sugars
  • 2015.11.01

アッキー 『ブルゴーニュはピノ・ノワールとシャルドネだけじゃないんだぜ』回、ゲストはパーソナル・コーチの平野順子さんです。さっそく1本目(※)です。
平野 爽やか~!
田村 酸っぱいな!
山田 フランス・ブルゴーニュのワインは赤ならピノ・ノワール、白はシャルドネという品種が有名ですが、あえて今回は別の品種を。流通も少ないんですけど飲んでもらえたらなと思って。1本目はソーヴィニヨン・ブランという品種で、畑はサン・ブリというワインです。
平野 私は酸味が好きだからいいけど、苦手な人もいるのかな?
山田 ワインって酸が命なんですよ。それでもこれは(酸が)強いから、好みがあるかも。それからミネラルが豊かなので、ハマる人はハマるかも。

Inama  Soave Classico 2013、Azienda Vinicola Carabretta  Nerello Mascalese 2003、Les Cretes  Pinot Nero 2011

Domaine Grand Roche Saint Bris 2013 ※1
Aurelien Verder Bourgogne Aligote 2013 ※2
Jean Foillard Morgon “Cote du Py” 2002 ※3

「ブルゴーニュがもっと好きになりそう」

「ブルゴーニュがもっと好きになりそう」

ブルゴーニュとボルドー 東西の横綱

アッキー 2本目(※)も白ですね。こちらも早速開けてみましょう。 平野 蜂蜜みたいな香り。
田村 そういえばシャルドネでもピノ・ノワールでもないブルゴーニュって、アリゴテくらいしか飲んだことない。
山田 これがまさにそうです(笑)。
田村 その時はあんまり印象なかったんですよ。はっきりしないワインだなって。飲む温度が悪かったのかな~。でも、これいいですね。好きだ俺。(おつまみの)マスカルポーネにも合うね。
山田 シャルドネの中には主張が強すぎるものも多く、特にも家庭の料理に合わせづらいものが多い。もともとブルゴーニュって肉厚なものが多いから。その点これはニュートラルな白だと思います。1本目に比べて酸が際立っているわけでもない。料理を邪魔しないワイン。
アッキ― 前回産地の話がありましたが、選ぶときはどれくらい意識しますか?
田村 ブルゴーニュは特別かな。コート・ドール(黄金の丘)っていう産地があって、世界一といわれるロマネ・コンティもある。そこがやっぱり気になるから、ブルゴーニュという名前を聞くと神々しく見えて構えて飲んじゃう。
山田 ブルゴーニュとボルドーは東西の横綱みたいな感じだから。ちょっと別格なんですよね。

Inama  Soave Classico 2013、Azienda Vinicola Carabretta  Nerello Mascalese 2003、Les Cretes  Pinot Nero 2011

ゲスト・平野順子さん。盛岡を拠点にコーチング、コミュニケーションなどの人材育成関連の研修・セミナーを行う。ワインは詳しくないけど飲むのは大好き。もともと好きなブルゴーニュ、今日のお気に入りは?

真打登場!! 満場一致のオイシイ

アッキー 三本目です(※)。
山田 これ僕も楽しみにしてました。どういう風に熟成してるかな。
平野 ガメイですね。あ、美味しい!
田村 うん!うまい。シャバシャバしてなくて熟成で酸味がまるくなって…
山田 ああ、すごくいいですね。ガメイなのに上質なピノ・ノワールの味がするというか。ガメイは初心者にもとっつきやすいワインですが玄人に言わせれば「ガメイほど難しい品種はない」って。それくらい複雑で奥深い。ボージョレ地方には『クリュ(畑)・ボージョレ』って呼ばれるエリアがあって、特にいいワインが生まれることで知られてます。これはそのうちのモルゴンという地域の、コート・デュ・ピィという特別な畑のもの。
アッキ― 11月にはボージョレ・ヌーヴォの解禁がありますね。
山田 そうそう。なんでこの三本目を持ってきたかって、それがあるからです。ちなみにボージョレって一般的にはブルゴーニュのくくりに入ってますが、ボージョレの生産者は「うちはブルゴーニュじゃない。ボージョレはボージョレなんだ」って言うんですよね。まあ地理的にも離れてるからごもっともなんですけど。
アッキ― ボージョレ・ヌーヴォは、ワイン好きな方にとってはどんな位置づけなんですか?
平野 お祭りかなあ。
田村 ヌーヴォって新酒ですよね。その年のブドウの出来がわかるから、あと何年かしたら出る熟成されたブルゴーニュのワイン、それを買うか買わないかの指標にはなるかなって。手が出せるかとうかは別で(笑)。
山田 そうですね。産地が必ずしも一緒ではないので、イコールではないけど指標にはなる。あとはお祭り、今年もブドウがちゃんとできて、ワインができたというお祝い。日本は特に騒ぐ方ですが、そういった感じで飲むのがちょうどいいんじゃないかな。
アッキ― 田村さんと平野さん、今日の感想を聞かせてください。
田村 ガメイ。ガメイがうまかった。
平野 背景を聞きながら飲むと「へー」ってその分深みが出て楽しいですね。私はブルゴーニュが大好きでピノ・ノワールをよく飲むんですけど、今日の三本はどれも美味しかった!風土、みたいなくくりでブルゴーニュが好きになりました。
アッキー この連載を読んでからだと、ボージョレ・ヌーヴォ解禁が3倍楽しいかも!?次回もお楽しみに。

『県産豚ロースのソテー バジルソース(¥750)』。今日はこの他、ちぎったかまぼことわさび漬けをマスカルポーネと和えた『ちぎりわさ(¥450)』。二本目のワイン合うと好評

『県産豚ロースのソテー バジルソース(¥750)』。今日はこの他、ちぎったかまぼことわさび漬けをマスカルポーネと和えた『ちぎりわさ(¥450)』。二本目のワイン合うと好評

TAKASHI YAMADA


(株)山田酒店代表取締役。
(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。フランス食品振興会認定フランスワイン<コンセイエ>などの資格を持つ専門家。


EIJI TAMURA


(株)田清取締役専務。
紫波にエスプレッソマシーンとワインを揃えた『4832』を構える。岩手のワイン文化をもっと豊かにするべく奮闘。

Mine(ミネ) 019-624-5005

日本酒とワインのお店。和と洋のお料理と一緒に楽しめる。カウンターとテーブル席ひとつのみの小ぢんまり、かつ落ち着いた雰囲気で、女性でも入りやすい。日本酒はお猪口(平盃、ぐい呑み)をキープしてくれる。ミニ宴会や貸切(約12名まで)の貸切にも対応(要問い合わせ)。旬の食材で、希望も聞きながら用意してくれる。

お店オススメの一本
Herve Souhaut Dom. Romaneaux Destezet Blanc
華やかな果実味とエレガントな酸、雑味のない味わい

■Mine(ミネ) 019-624-5005
(住)盛岡市大通り2-6-23
(営)17:30~24:00(LO23:15)
(休)日曜・祝

お店オススメの一本 Herve Souhaut Dom. Romaneaux Destezet Blanc