岩手にワイン文化を!!エリアジャック
第1回 突然新連載!本誌は乗っ取られました

  • sugars
  • 2015.05.01

突然新連載!本誌は乗っ取られました

アッキー 突然ですが、このページは二人のメンズにジャックされました。全ては岩手にワイン文化を普及させるため、広告も入れて、まさに乗っ取り。もう好き勝手やるぞってことですね。担当は編集部を代表してワイン知識ゼロの私アッキーです。では簡単に自己紹介して下さい。
山田 盛岡で酒屋をやってます、山田酒店の山田です。
田村 盛岡で魚屋をやってます、田清の田村です。
アッキー 田村さんがワインを飲むようになったのはここ5年くらいだとか。
田村 先輩にスモークチーズとワインを薦められて飲んだら美味かった。多分あれボルドーだったと思うんだけど、そこでワインっておいしいんだって思って。500円くらいのワインを買って飲むようになって。たまたま仕事がらみでワインをしこたま飲む機会もあり、気づけばここ(対談場所の『イル コンプレアンノ』)で年間100本…
アッキー 100本も飲んだと!
田村 抜栓に立ち会ったと(笑)。きっかけは些細でしたけどね、これが面白くて、もっと知って欲しくてワシントン州のワインをしこたま紫波に持ってきました。

TAKASHI YAMADA


(株)山田酒店代表取締役。
(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。フランス食品振興会認定フランスワイン<コンセイエ>などの資格を持つ専門家。


EIJI TAMURA


(株)田清取締役専務。
紫波にエスプレッソマシーンとワシントン州ワインのワインを揃えた『シュガーズカフェ』を構える。岩手のワイン文化をもっと豊かにするべく奮闘。

ワイン初心者でもわかる連載目指します

アッキー 全然わからない私でも楽しめるようになりますかね。
山田 まずは色々飲んでみて、好きなワインを見つけたらいいと思います。人がああ言うからとか本にこう書いてあるからとかは、後から考えるとして…。特に飲食店さんで飲むっていうのは料理とセットで非日常を味わうって意味ではすごくいい機会。家で飲むより外で飲んだ方がずっと美味しいし。
アッキー ワインについては山田さんの方が先輩なんですよね。
山田 まあ商売柄。僕の場合は家業が酒屋なので。ビールメーカーに勤めて戻ってきたら、親父にワインの勉強をしろと言われて。それまではワインのワの字も知らないくらい。その勉強もあってハマってしまって。趣味と実益も兼ねて今に至るって感じですね。
田村 全然飲んでなかったのは知らなかった!それで即アドバイザーの資格取得?スゴイ。
山田 そうですね~、正直、当時は結構、勉強しましたね(最近はちょっとサボり気味…)。当時は生活費の半分以上をワイン代につぎ込んでいましたし。ワインは飲んでみないとわからないですし。

山田さん持参、今日の対談のお供。
Thierry Puzelat Touraine Pineau d’Aunis 2004と、Dard&Ribo Crouze Hermitage Blanc 2002

白身魚=白ワインは本当か?

アッキ― まずは飲まなきゃダメですか?ワイン=高級というイメージがあります。
山田 日本ではかつて"ワイン=格式高いレストランで飲むもの"みたいなものがあったので、高級ってイメージが強いんでしょう。でも決して気高い飲み物じゃないんですよ。例えば、外国のマルシェだと1Lのワインが500円くらいで買えるし、ワインの量り売りではポリタンクに詰めて購入する光景もあったりする訳で、現地の方々は手頃なワインを日常酒として楽しんでいる。日本はフランスワイン至上主義みたいなところからスタートしていて、世界の中ではかなり異質なワイン文化の広がりを見せているんです。コストパフォーマンスが高くて美味しいワインを飲もうと思ったら、実はフランスやイタリア等の伝統国に固執する必要はないんです!
田村 世界中で造ってますから。
山田 ワインって醸造学的にお酒の中でも一番シンプルな造りなんです。お酒の起源はワインであることは間違いないとも言われてるくらい。それだけ世界ではメジャーなお酒なんです。
アッキー なるほど。高そうとか難しそうとか、そんな壁をこの連載でひとつひとつ壊して行きたいですね。例えば魚には白、肉には赤、とかそういうのもナンセンス?
山田 あながち間違いじゃないんですけどね。そうでもない。難しいですね~。でもそこが面白いところでもあるんです。なので、あんまり頭で考えるんじゃなくて…まずは(好きなの飲んで)楽しめばいいんじゃないの?っていうのが本音ですね。
田村 まずは楽しもうよって。僕なんかようやく自分の好みがわかったところ。この品種を頼めば自分としては外さないなっていうのがわかってきたくらい。5年飲み続けたってそんなもん。だから楽しいんです。
アッキ― お店選びについては?
田村 ワインを揃えるお店はたくさんあるけど、ラインナップの好みってあるんですよね。良しあしじゃなくて好み。店主と好みが近いところに行きつくんですよ。食べ物も、店主がワイン好きだと自然に食べ物もワインに合う…言いすぎかな?(笑)僕は魚介が好きなので、魚介の扱いが上手なここが好き。
山田 あとワインを飲むとなると、居心地も大事。盛岡ってワイン飲む人すごく多くて、その分語る人も多い。初心者さんだとそれに萎縮することもあるだろうけどそういう人がいないとつまらないですしね。それも含めて気楽に楽しんだらいいんです。

三陸牡蠣のサルティンボッカ風
三陸産牡蠣と海苔、生ハムを包みバターでソテー

山田さん:「(好きなの飲んで)楽に行こうぜ!!」

出会いの一本と決意表明で〆

アッキ― 持参されたワインは?
山田 『ダールエリボ』の『クローズ エルミタージュ ブラン』。僕がワインの多様性に気付いたきっかけの1本、いわゆる自然派ワインです。色が濃くてすごく濃厚そうだけど、みずみずしくて喉ごしが軽い。このワインを機に自然派ワインの取り扱いを始めました。
アッキ― 次回からの決意表明を。
山田 もっとフランクに気軽に、ワインを楽しんでほしい!!
田村 ワインを通して色んな人に会いに行きたい。
アッキ― 考えるな、感じろ!ということですね。次回はもっと専門的に…なるかどうかは神のみぞ知る!!まずは理屈より、この連載を10回くらい読めば何かわかるはずです。よろしく。

今回お世話になった店 盛岡市菜園 イタリア小料理屋l compleanno(イルコンプレアンノ)