• お客様からの質問

    リネンの服は肌に優しいとよく聞きますが
    どうしてチクチクするんですか?
    本当にお肌に優しい素材なんでしょうか?

  • はい!
    お肌にも優しい素材なんですが、
    チクチクすることありますよね。
    その理由はこちら。


  • お客様からの質問

    夏っぽいので着たい気持ちはありますが
    洗濯など扱いが難しいです。
    以前洗濯機で洗ってシワくちゃになり、
    しつこいシワを伸ばすためアイロンをかけたところ
    テカテカになってしまいました。

    それ以来リネンは面倒で手が伸びません。
    リネンは毎回クリーニングしかないのでしょうか?

  • 大丈夫です!
    お家でのお手入れ方法を
    ご紹介しますね。


  • お客様からの質問

    お出かけして帰ってきたら、
    下着に色が移っていました。
    こんなに色移りするものでしょうか?

  • たしかにリネンは
    色移りや色落ちが発生しやすい
    素材なんです。

    でも大丈夫!おうちにある
    「あるもの」を使うだけで
    簡単に予防ができるんです!


  • 普段はWEBデザイナーですが
    実は服飾デザインを
    本来の専門とするKajiが
    お取り扱いに関する疑問にお答えします!





  • 質問のおさらい

  • お客様からの質問

    リネンの服は肌に優しいとよく聞きますが
    どうしてチクチクするんですか?
    本当にお肌に優しい素材なんでしょうか?

  • 新しいものほど
    チクチクする

    リネンが肌に優しいのは本当です!
    しかし…。「新品」だと
    チクチクするのも本当なんです。
    では、なぜ「新品」だと
    チクチクするのか?

    解説していこうと思います!

  • 湿気を吸い風を通す
    "呼吸する"リネン

    リネンが肌に優しいと言われる由来は
    その優れた吸水力と速乾性、通気性にあります。

    天然繊維の中でも特に吸水性に優れたリネンは
    同じ天然繊維である綿の約4倍も吸水します。
    なおかつ、風を通し速乾性にも優れています。

    まるで人間の肌のように、
    余分な湿度を吸い取り蒸発させ
    空気を含み"呼吸している"んです。


    だから、夏場は汗や湿気を吸いこみ、
    心地よい風を通してくれるので、
    とっても涼しくお肌に優しいのです。

  • 実はすごく頑丈なリネン
    天然のワックス
    "ペクチン"が
    汚れと臭いを防ぎます!
    だがしかし…

    リネンは実はとっても頑丈な繊維。
    綿の2倍、ウールの4倍の強さを誇り、
    水に濡れることでさらに強度を増します。

    さらに、リネンの特徴は"ペクチン"
    麻の茎から取った繊維を紡ぐとき
    中から溶け出した"ペクチン"という成分が
    繊維の表面を覆っています。

    ペクチンはノリの役割や、
    独特のハリ・コシ・光沢
    さらりとした肌触り
    を生み出す
    いわば「天然のワックス」

    さらには、汚れを付きにくくしたり
    付着した汚れを落としやすくしたり
    臭いを付きにくくする役目も果たしています。

    しかし!

    その強度やしっかりノリ付けされた状態
    最初のうちは「チクチク感」
    「ゴワゴワ感」につながるのです。

    何度も着用し、
    お洗濯してあげることで
    だんだんと硬さが和らぎ、
    ふんわりとした優しい肌触りに育っていくのです!


    リネンのパリッとしたハリ感が好きな方は
    柔らかくなっていくことを
    劣化ととらえる人もいますが、
    自分好みにリネンを育て上げ、
    優しく肌を包む感触を味わえば
    きっとあなたも、
    リネンの虜になること間違いなし!

    そう、まさにリネンは人と一緒!
    揉まれて成長することで、
    より素敵な味のある大人に成長するのです。





  • 質問のおさらい

  • お客様からの質問

    夏っぽいので着たい気持ちはありますが
    洗濯など扱いが難しいです。
    以前洗濯機で洗ってシワくちゃになり、
    しつこいシワを伸ばすためアイロンをかけたところ
    テカテカになってしまいました。

    それ以来リネンは面倒で手が伸びません。
    リネンは毎回クリーニングしかないのでしょうか?

  • 強いからこそ繊細なリネン

    前述のとおり、リネンはとっても強い素材。
    濡れると強度が増すので、
    お洗濯は本来簡単なハズ。
    しかし、失敗する人が多いのは、
    強さゆえの繊細さ
    見落としているから
    なんです…。

    リネンの特徴は強くて伸びないこと。

    伸びない、ということはつまり
    「元に戻る力は弱い」ということ。
    そう、衝撃に耐えることは
    頑張るリネンちゃんですが、
    耐えに耐えて一度ボロボロになると
    ひねくれて元にはなかなか
    戻ってくれない
    のです…。

  • リネンをひねくれさせない
    4つのステップ

    ① お湯厳禁!水でさっぱり洗え!

    ② 脱水はたったの10秒 "濡れ干し"でシワ伸ばし

    ③ 直射日光は命取り!保存も洗濯も必ず暗所で

    ④ アイロンは最後の手段 細心の注意を払って

  • ステップその1
    お湯厳禁!
    水でさっぱり洗え!

    天然繊維のデメリット
    それは「縮むこと」

    天然繊維の宿命「縮み」は
    リネンも例外ではありません。

    濡れると強くなるリネンは
    普通のお洗濯にも耐えますが
    冷水で洗ってもどうしても
    多少の縮みは発生します。

    が、お湯で洗うと
    さらに激しく縮んでしまいます!


    あっと言う間に小っちゃくなってしまいますので
    洗うときは必ずお水で洗いましょう。
    具体的な温度は、30度以下のぬるま湯まで。

    また後程説明しますが
    リネンは摩擦に弱いので
    洗濯ネット+手短に洗う、は必須です。

    必ず洗濯ネットに入れて
    ドライコースやオシャレ着洗いコースなど
    繊細な衣類を洗濯するコースで
    短めに回しましょう。

    リネンは繊維の目が粗く
    前述のペクチンがありますので
    汚れが落ちやすいんです!
    なので短めのコースで問題ありません。

    洗剤残りは変色の原因になりますので
    しっかり3回はすすぎを行いましょう。

    プラスαで「温度」による縮みは
    タンブラー乾燥も同じです。
    せっかく冷水で洗っても
    乾燥機にかけてしまうと元の木阿弥。
    こちらもあっと言う間に
    小っちゃく縮みますので
    タンブラー乾燥厳禁です。

  • ステップその2
    脱水はたったの10秒
    "濡れ干し"でシワ伸ばし

    リネンに限らず、
    多くの繊維は水に濡れると
    変形しやすくなります。

    そこに熱を加えて水分を飛ばすと、
    そのときの形で定着します。
    これがスチームアイロンの原理!

    人間の髪の毛も一緒ですよね。
    朝、寝ぐせでグニャグニャの髪の毛も、
    シャワーを浴びてドライヤーで乾かしたり
    ヘアアイロンで伸ばすことで綺麗になる。

    それはリネンも同じで、
    濡れると形が変わりやすくなり
    乾くと形が定着します。


  • さてここで問題です!

    硬くてシワになりやすいリネンが、
    しっかりと濡れた状態で
    洗濯機の遠心力によりくちゃくちゃにされたまま
    脱水をかけられたら、どうなるでしょう?

    ‥‥そう、洗濯機で団子のようにくちゃくちゃになったまま、固まってしまうのです!

    このまま乾かしてしまうともう大変。
    アイロンでもなかなかとれない
    頑固なシワがくっきりついてしまいます。

    しかし!

    脱水を掛け過ぎさえしなければ、
    実はこの悲劇は回避できるのです◎
    脱水は軽めでOK
    回り始めて10秒でストップ!

  • 出した時にしっかり濡れていて大丈夫です。
    濡れたまま干す「濡れ干し」をすれば
    水の重みで自然にシワが伸びていく
    のです!

    裏返しにして、手でパンパンとシワを伸ばし
    後はそのままハンガーにかけて
    日陰干しまたは部屋干しで乾かします。

    部屋干しの場合は、
    水がぽたぽたと垂れてきますので
    下にバケツか畳んだバスタオルを
    置いておきましょう。

  • ステップその3
    直射日光は命取り!
    保存も洗濯も必ず暗所で

    リネンは
    耐光堅牢度(たいこうけんろうど)
    とっても弱い素材なんです。

    耐光堅牢度、とは
    読んで字のごとく
    「光による退色にどれくらい強いか」
    という意味。

    リネンは太陽の光で
    ぐんぐん色が落ち、変色します。

    それはもうぐんぐん色が落ちます。
    うっかり窓際に1日かけたら
    半分だけ色が変わってた、
    という経験をKajiも昔はやりました…。

  • なので、リネンのお洗濯は
    必ず裏返しにして
    日陰もしくは日光の届かない
    屋内で干すのがベスト!


    できるだけ表の色を
    太陽の光から守るため
    裏返しにする、わずかな抵抗です。
    いくら日陰や屋内とはいえ
    間接的に日光は漏れてきます
    ので
    裏返しにしておくに越したことはありません。

    また、洗濯後の保管も日光を避けましょう。
    リネンはシワになりやすく
    摩擦に弱いので
    畳んで保管は厳禁です。
    ハンガーにかけて、
    暗いクローゼットの中にかけて保管しましょう。

  • ステップその4
    アイロンは最後の手段
    細心の注意を払って

    皆さんは「アタリ」という現象を
    ご存じですか?

    「アタリ」というのは
    アイロンを押し当てることによって
    繊維がつぶれてしまい
    鏡のようにテカテカになってしまう現象のこと。


    学生時代に制服にアイロンを当てて
    テッカテカになってしまったこと
    ありませんか?

    それが「アタリ」です。

    リネンも「アタリ」が出やすい素材で
    うっかり直接アイロンなんか
    かけてしまった日には
    もうそれはテッカテカになります。

    そして、この「アタリ」は
    一度つくとなかなか元には戻りません。

    そうは言っても、
    リネンはシワになりやすいですし
    アイロンをかけたいときもありますよね。

  • リネンにアイロンをかけるときは
    絶対に直接はかけません。
    必ず裏返しにして、
    さらに念を入れて当て布をしましょう。


    また、乾いているリネンは
    ちょっとやそっとじゃシワは伸びません。
    スチームアイロンでもなかなか難しいので、
    霧吹きでしっかりと濡らしましょう。

    一番アイロンをかけるベストなタイミングは
    「濡れ干し」直前!
    しっかり濡れた状態で裏返し、
    当て布をしてアイロンをすれば
    シワが伸びやすいです。

    アイロンの温度は中〜高。
    天然の素材なので高い温度に耐えます。

    上記の注意点を守って
    優しくアイロンがけしてあげてくださいね。





  • 質問のおさらい

  • お客様からの質問

    お出かけして帰ってきたら、
    下着に色が移っていました。
    こんなに色移りするものでしょうか?

  • 汚れをはじくということは
    染料をはじくということ

    前述のペクチンにより
    汚れや菌をはじいてくれるリネンは、
    実は染料もはじいてしまいます。

    染料が繊維の表面に集まりやすく
    一見発色はよく見えるのですが、
    繊維の中までは染まりきらず
    汗などで湿った状態で摩擦が加わると
    染まりきらなかった染料が落ち
    色落ちや色移りに…。

  • 摩擦に弱いのは
    色落ち・色移りだけじゃない
    見落とせない「フィブリル化」

    リネンが摩擦に弱い理由は
    色落ちや色移りするから、
    だけではありません。

    リネンに摩擦が加わり続けると
    「フィブリル化」します。
    「フィブリル化」というのは
    摩擦で繊維が毛羽立ち、
    染まっていない部分が表面に出てくることで
    表面が白っぽくなってしまう現象
    のこと。

    何度もこすれたりすることで
    その部分が白っぽく毛羽立つと
    色の綺麗さも損なわれますので
    できるだけ摩擦は避けたいですよね。

  • リネンのお洗濯は
    中性洗剤で単品洗い

    色落ちしやすいリネンのお洗濯は
    中性洗剤を使いましょう。

    いわゆる
    "オシャレ着洗い用洗剤"です。

    アルカリ性の洗剤は
    色までしっかり落としてしまうので
    お洋服へのダメージが少ない
    中性洗剤を使いましょう。

    また、中性洗剤でも多少色は溶け出します。
    濡れたままほかのお洋服とこすれると
    色移りしてしまいます
    ので
    必ず色物のリネンは
    1枚で単品洗いしましょう。

  • 少しでも色落ちを抑えたい!
    そんな時に活躍するのは
    まさかの「塩」と「酢」!?

    たとえ中性洗剤を使ったとしても
    どれだけ摩擦を避けたとしても
    やはり色はずっと落ち続けますし、
    摩擦に弱いリネンは
    必ずいつかは「フィブリル化」します。


    だけど、
    できる限り綺麗な色を
    長持ちさせたい!


    そんなときに活躍するのは
    まさかの「塩」と「酢」。

    なんで?なにかお薬とかじゃないの?
    調味料なんかで色落ちがマシになるの?

    疑問は尽きないとは思いますが
    ここからは化学の時間です。

    塩が効果的な理由は、
    塩の含まれている
    マグネシウムやカルシウムなどが
    繊維と染料の結束を強くしてくれるため
    色落ちを軽減させる効果があります。

    酢が効果的な理由は、
    クエン酸などの成分が
    繊維と染料の結束を強めるという
    塩と同じ理由のほかに、
    アルカリ性に弱い染料を
    酸性で中和することで、
    洗剤などの色落ちから守ってくれる
    という効果もあります。

  • 塩を使う場合

    ※毎洗濯に塩を混ぜてください。


    <手洗いの場合>
    水1リットルにつき
    塩…大さじ1
    中性洗剤…大さじ1

    たらいなど大き目の容器に 上記の分量で優しく押し洗いしましょう。


    <洗濯機で洗う場合>
    少量の水で8割程度洋服がつかる分量で
    水量分の中性洗剤に
    大さじ1〜2杯程度塩を加える

    あとはドライコース/オシャレ着洗いコースで 手短に洗い上げるだけ。

  • 酢を使う場合

    こちらは色止めの作業ですので
    1〜2回処理するだけで効果が長続きします。


    <つけ置き液>
    水1リットルにつき
    酢…50ml

    上記の分量でたっぷりとつけ置き液を用意し お洋服を40分ほどつけ置きます。 つけ置き後は、同じく中性洗剤で手短にお洗濯しましょう。


  • 塩は毎回のお洗濯にプラスするだけで
    手軽に退色を抑えることができ
    無臭なので気軽さもありますよね。

    酢は少ない回数で長持ちするので
    経済的とも言えますが、
    お酢独特のにおいが気になるのが難点。
    しかし、衣類をふっくら仕上げたり
    皮脂や汗から発生する
    アンモニア臭を防ぐ効果もあり

    定期的に行うと
    衣類そのもののケアにもつながります。

    ご家庭にある意外な調味料が
    リネンの色落ちを防いでくれるなんて
    意外ですよね!





  • 【ご注意ください】

    あくまでもスタッフ個人によるお洗濯方法です。
    お洗濯の結果について保証は致しかねますので
    実際にお洗濯される前には
    必ずお洋服の洗濯表示をご確認の上
    自己責任でお試しください。

    自信がない場合は無理せず
    お近くのクリーニング店へご相談ください。

  • Kaji流の
    おうちでリネンお洗濯

    以上のご家庭でのケア方法や
    取り扱いの注意点を踏まえた
    Kaji流のおうちでリネンお洗濯を
    ご紹介いたします!

    Kajiはいつもこの方法でお洗濯していますが
    結果については保障は致しかねますので
    あくまでも自己責任で
    お願いいたします。

    リネンはものすごい高級品もありますので
    そのようなアイテムは無理にご家庭で洗わず
    お近くのクリーニング店に出しましょう。


  • 羽織るだけでこなれて見える
    リネンカーディガン

    お洗濯してみるのはKajiの私物の
    リネンカーディガンです!
    現在も好評発売中のアイテムですので
    是非ご覧下さいませ。
    商品ページはこちら


  • 濃色の場合は色落ち予防しよう

    今回は黒のカーディガンですので
    色落ち予防に先ほど紹介した
    酢のつけ置き液につけます。

  • まずはつけ置く前に、
    裏返して大き目の洗濯ネットに入れます。
    ふんわりと左右に半分、上下に半分の
    四つ折りになるくらいで
    ネットに入れてチャックを閉めます。


    お酢のつけ置き液をおさらい

  • 酢を使う場合

    こちらは色止めの作業ですので
    1〜2回処理するだけで効果が長続きします。


    <つけ置き液>
    水1リットルにつき
    酢…50ml

    上記の分量でたっぷりとつけ置き液を用意し お洋服を40分ほどつけ置きます。 つけ置き後は、同じく中性洗剤で手短にお洗濯しましょう。




  • 恥ずかしながら
    自宅にたらいがありませんでしたので
    足湯用のバケツで失礼します。

    今回のつけ置き液は
    水7リットルに対して
    お酢350ml
    を入れました。

    かなりお酢を使いますので
    つけ置き液もこんなに黄色い!
    においもすっぱーい。

    ここに優しくカーディガンを沈め
    40分タイマーをセットして放置。


  • 新品のお酢を使いましたが
    こんなに減りました…!


  • つけ置き後はたっぷりの水で
    1度すすぎましょう

    わかりますか…?
    つけ置きをするだけでも
    多少の色落ちは発生します。
    注視しないと気が付きませんが
    こうやって比較すると
    うっすら黒くなってますね。

    つけ置きが終わったら
    今度はたっぷりの真水で
    1度すすぎます。

    さすがにお酢たっぷりのまま
    洗濯機に入れてしまうと
    機械を傷つけたり
    故障の原因になる可能性があります
    ので
    リネンを傷つけない程度に
    お酢をすすぎます。




  • つけ置き+すすぎが終わったら
    洗濯機の中へポイッ!


  • 我が家の洗濯機は
    「おうちクリーニングコース」ですが
    一般的には「ドライコース」など
    クリーニングアイテム用の
    おしゃれ着洗いコースに設定します。


    水の量に合わせて
    中性洗剤を投入!
    我が家はエ●ール派です。
    (香りが好きだからです)


  • 洗い少なめ、すすぎ多め
    脱水はかけすぎない。

    我が家の洗濯機ですが、
    1枚であれば
    Kajiはこの設定で洗います。

    リネンは摩擦に弱いので
    洗い回数は初期設定より
    1段階減らしています。

    ソフト脱水コースなど
    脱水しすぎないような設定がある場合

    脱水の止め忘れを回避できるので
    忘れずに設定しておきましょう。




  • 着用時のシワを防ぐには
    洗濯のりを入れるなどの方法があります。

    洗濯のりをお使いになる際には
    すすぎと脱水の間に洗濯機を止め
    水で溶いた洗濯のりを投入します。

    あとは手でかき混ぜて
    洗濯のりを撹拌させます。

    Kajiは洗濯のりは使わず
    洗濯機にお任せで進めていきます。

    我が家の洗濯機は 前述のとおり
    ソフト脱水コースがあるので安心ですが
    脱水が回り始めたら
    10秒ほどで洗濯機をストップさせましょう。
    このままうっかり脱水が完了すると
    シワシワになってしまいます。




  • 本当に水が滴るほど
    びしょびしょでOK

    もうこの時点では
    お酢のにおいは完全に消えています。

    みなさん結構びっくりするくらい
    この状態だとびしょびしょです。
    「え、うそでしょ」って
    思うかもしれませんが
    これで大丈夫なんですよ!

  • 見てください、
    こうやって撮影している間にも
    ぽたぽたと水滴が…!

  • 形を整えて後は乾かすだけ

    このまま干してしまうと
    本当に下に水たまりができてしまいます。
    外に直射日光が当たらない
    干す場所があればよいですが
    リネンは日光で色あせしますので
    部屋干しするのがオススメ。

    部屋干しする際は
    必ず下にバケツやたらい
    無い場合は写真のように
    畳んだバスタオル

    置いておくとよいです。

    (※撮影用に壁にかけていますが実際はきちんと物干し台に干しています。壁に色が移ってしまうのでマネしないでください。)

    あとは裏返しのままハンガーにかけて
    手である程度形を整え
    乾くのを待ちます。

    Kajiは虫が大の苦手で
    夫婦共働きですので
    完全部屋干し派です。

    リネンのお洗濯にはもってこいですね(笑)




  • 実はリネンにアイロンをかける
    ベストなタイミングは
    びしょびしょな今

    脱水止めるの忘れてもうた…。

    そんな絶望を味わっている方は
    今のうちにアイロンかけちゃいましょう!

    脱水を止めることに成功しても
    シワが気になる場合もあると思いますので
    びしょびしょの時点で
    アイロンをかければきれいにシワが伸びます。

    アタリ(テカテカになる現象)を避けるため
    必ず裏返しのままで
    あて布をして
    からアイロンをかけましょう。
    温度は中〜高。
    しっかり温まってからかけましょう。

    実はKaji、普段はアイロンかけません。
    超面倒くさがりなので
    濡れ干しを信じています(笑)

    濡れたまま干しても十分シワは取れますが
    みなさんにわかりやすいように
    半分だけアイロンをかけてみました!

  • 裏返しのままアイロンをかけます。
    写真で向かって右側、
    裏返しなので着た時も
    体の右側になる部分をアイロンかけしました。
    もう一方の左側はアイロンなしです。
    乾いたときに
    どう仕上がっているか楽しみです…。




  • 驚異の速乾性

    我が家は部屋干しで
    室内送風乾燥機を使っているのですが
    それでもさすがに乾くの早すぎる。

    先ほどのびしょびしょの状態から
    たった4時間でカラッカラに乾いてました。
    さすがリネン…、恐るべし…。

    さて、乾いたカーデを表に返してみました!
    表に戻したので
    アイロンをかけた側が左右逆になりましたね。
    向かって左側がアイロンあり
    右側がアイロンなしです。

    どうでしょう?
    正直アイロンなしとアイロンあり、
    見分けつきませんよね。

  • 大きくしてもほとんど見分けはつきませんね。
    アイロンなしでも十分
    シワが伸びて綺麗なのでは…?

    Kajiは濡れ干しでも
    綺麗になると信じていましたが
    実際に実験したのは初めてなので
    濡れ干しだけでも
    綺麗に仕上がることがわかり
    感動しました!

  • ----------------------------

    いかがでしたでしょうか?
    ポイントさえ押さえれば
    リネンの扱いも難しくないと
    思っていただけたでしょうか。

    もちろん大切なお洋服ですので
    自信がない場合は
    クリーニングに出されるのが一番です。

    試してみてもよいかな、と
    気軽に思えるときに是非
    今回のお手入れ方法を
    思い出してみていただけると幸いです。







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