【コラム】ヨガとは

  1. ヨガの歴史
  2. ヨガの語源
  3. ヨガの目的
  4. ヨガの呼吸法
  5. ヨガの種類
  6. ヨガをすることでどう変化するか(ヨガの効果)
  7. ヨガはこんな人にオススメ
  8. ヨガを生活に取り入れるヒント
  9. 香り、音楽でヨガを楽しむ

1. ヨガの歴史

ヨガの歴史

インダス文明の都市国家の遺跡から、足を組んだヨガ行者の坐像が発掘されました。この紋章から今から5000年程前にはヨガを行じる人がいたのではないかと考えらています。

紀元前1000年頃にウパニシャッドという聖典に「ヨーガ」という言葉が記されていることがわかっており、400年頃にヨガの教典である「ヨーガ・スートラ」教典が成立しています。ヨガスートラでは「ヨガとは心の作用ととめること」と定義しています。
そして1300年頃になると私達がイメージする体を動かすヨガ「ハタ・ヨーガ」が大成されました。
1600年頃には体系化されたのち世界へヨガが広まっていきました。

現在日本も含め、世界中に普及しているヨガはこの「ハタ・ヨーガ」です。この頃からヨガは様々な流派に枝分かれして発展していったと考えられています。
2,010年代には日本のヨガ人口は100万人以上となり、その数は年々増え続け現在はさらに多くの人がヨガを日常に取り入れています。
この頃(2,010年以降)から全国でホットヨガが本格的なブームとなりホットヨガ専門スタジオが各地にできました。フィットネスクラブなどのプログラムにも採用され、人口がさらに拡大しています。
雑誌ヨガジャーナル日本版が行った「日本のヨガマーケット調査2017」によると、日本のヨガ人口は770万人に達しており、フィットネスクラブの参加人口約400万人の倍の参加者数に達しようとしています。

2. ヨガの語源

ヨガの語源はサンスクリット語の「Yuj(ユジュ)」。牛や馬と車を繋いでおく軛(くびき)を意味します。「結合する」、「調和する」、「繋ぐ」という意味です。

人の心を牛や馬にたとえ、絶えず激しく動き回る心を一点に結びつけて集中させるという意味もあります。

身体(body)、心(mind)、精神(spirit)に調和をもたらすものです。

3. ヨガの目的

ヨガの目的

ヨガは健康法や美容法でブームになっていますが、本来の目的はポーズや呼吸法、瞑想によって自分と向き合い、精神を穏やかにし、快適で安定している状態を作ることです。

続けることで肩こりなど体の不調がなくなる、筋肉量がアップする、身体が引き締まる、基礎代謝が上がる、身体が柔らかくなるなど様々な嬉しい効果がありますが、ヨガを実践することで集中力が高まり穏やかな精神状態を作り出すことができるでしょう。

4. ヨガの呼吸法

ヨガの効果を高めるために大切なのは基本となる呼吸です。ヨガの呼吸は吸うときも吐くときも鼻でおこないます。
呼吸をコントロールすることで体の気、血液、リンパなどが流れて全身の巡りが良くなり、交感神経と副交感神経のバランスが整います。

5. ヨガの種類

ヨガの目的

現在は色々な種類のヨガがあり、どんどん増えています。その中でも代表的な種類や流派をお伝えします。

1.ハタヨガ
ポーズや呼吸法を中心にしておこなうヨガで多くの流派の元になっています。一般的にヨガをするというとハタヨガをするということになります。これから紹介するヨガの源流ともなっています。

2.アイアンガーヨガ
B.K.S アイアンガー師によって考案され、一つ一つのポーズを正しいアライメントでおこなうヨガです。

3.アシュタンガヨガ
ヨガの中でも運動量の多いヨガで決まったポーズ呼吸と動きに連動させて順番どおりにおこなうスタイルのヨガです。

4.パワーヨガ
19990年にアメリカで考案されて世界に広まったヨガ。現代人の生活スタイルや趣向に合わせ、フィットネス要素を多く取り入れており、アシュタンガヨガと同じく呼吸と動きを連動させて動いていくヨガです。

5.ホットヨガ
室温36℃から40℃、湿度60%程度の環境でおこないホットヨガは現代の新しいヨガです。汗をかいてすっきりしたい方に人気です。

6.エアリアルヨガ
空中からぶら下げたハンモックを使うことで関節に負担をかけずに柔軟性や強靭性を高めてくれる人気の現代のヨガです。

7.シヴァナンダヨガ
伝統的なヨガの1つで、呼吸法や太陽礼拝、12個の基本ポーズや瞑想、チャンティングをバランスよく行っていくことが大きな特徴です。

8.陰ヨガ
ゆったりした動きと呼吸に重点を置いたスタイルが陰ヨガです。 座位や寝位が中心でひとつのポーズ時間が長くリラックス効果の高いヨガです。

9.クンダリーニヨガ
体内エネルギーの出入り口とされるチャクラを活性化させ、身体的な面だけではなく精神性の変化を重視したヨガです。

10.クリパルヨガ
スワミ・クリパル氏によって創設されたヨガ。伝統的なヨガを重んじながら、現代社会に合うように開発されたアメリカ発のヨガです。

11.ヴィンヤサヨガ
一体化した呼吸とポーズに意識を向け、ポーズを止めることなく行うシークエンスにフォーカスしたヨガです。アシュタンガヨガから派生したヨガの1つです。

ヨガの目的

6. ヨガをすることでどう変化するか(ヨガの効果)

・身体が少しずつ柔らかくなり可動域が広くなる
・基礎代謝が高まり痩せやすくなる
・肩こりや腰痛など慢性的な不調が緩和される
・体幹やインナーマッスルが強化され背骨や骨盤の歪みが矯正される
・睡眠の質が高まる
・頭が空っぽになりクリアになる
・呼吸法により自律神経が安定する
・ストレスを解消し、前向きな気持ちになれる

ボディメイクや体質改善だけでなくメンタルも安定させてくれます。

7. ヨガはこんな人にオススメ

ヨガの目的

体力があまりないお年寄りからアスリートまで様々な人がヨガを生活に取り入れています。
ヨガは自分にあった方法で実践できるので年齢や性別関係なく取り組めます。

ヨガスタジオではレベルや強度になどによってクラス分けがされていることも多いです。

ボディラインを整えたい方やストレスを解消したい方、どんな方も長く続けることで身体だけでなく、心もより良く変わっていくのを実感できることでしょう。

8. ヨガを生活に取り入れるヒント

ヨガは特別なものではなくヨガの練習を日々の生活に取りれることができればより良い生活を送ることができます。

一日5分でもヨガのポーズをとる、生活の中でイライラしたり不安に思ったときにヨガの安定した呼吸法を取り入れて心を落ち着かせる、ヨガは人と比べずに自分自身と向き合うもの。日常生活でも過去や未来、人と比べずに今おこなうべきことに集中するなど身体を動かすことだけでなく、ヨガの教えを実践すると良いでしょう。

そのように日々の生活に取り入れることで心身ともに健やかな毎日を過ごすことができるでしょう。

9. 香り、音楽でヨガを楽しむ


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