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津波被災地の足跡

東京から1台の車に乗り石巻市のユーザーに向かった。組立て施工班(4人工)に道中現地の街並み状況を写真に収めてもらった。
今では当社にとって貴重な史料です。

2011年3月11日(金)14時46分、三陸沖に起きたマグニチユードMw9.0、最大震度7の大震災。この地震に続けて15時すぎから16時ごろにかけて、大きな津波が起こり、東日本の太平洋側の地域が甚大な被害を受けました。

9メートル以上の高さの津波が街を飲み込み、建物の5階まで浸水した地域もありました。東日本大震災の死者のほとんどが津波による被害とされ、現在も行方不明である2,527人の方の捜索活動は、今もなお続けられています。また、この震災によって避難した人は最大で約47万人です。

2011年3月11日、東日本大震災から10年を迎えました。昨年は帰還困難区域を除くすべての避難指示が解除され、東日本大震災・原子力災害伝承館の開館、三陸鉄道の二度目の全線復旧など、東日本大災害からの復興を象徴するような出来事も多く見られました。その上で、復興庁の設置期間は2031年3月末まで10年間の延長が決定。各地の復興はこれからも続いていきます。

被災当時と復旧後の現地写真

ユーザー様の津波被災の状況
YouTubeで自社屋上からの迫ってくる津波を公開(リンク)

ユーザー様の復旧後の全景
2011年4月某日。一本の電話をいただきました。被災で既存のスチールラック全てが損壊。新規に採用するため通販サイトから各社の情報を分析されました。当社のサイトは仕様図面が明示され、信用できるサイトとして絞り込んでいただきました。

ユーザー様の復旧後の全景
お客様の最大の選択基準は耐震性強化品であること。そして棚板の増減と棚板移動が簡単にできる機能性がお客様のニーズにマッチングしたことでした。即座に中軽量ラック200kq/段を選定されました。お電話をいただいた翌日の午前中、トップの稟議が下りご発注を賜りました。

現地組立て工事の模様

工事は1泊2日。お客様が常時利用するビジネスホテルを準備下さいました。施工業者4人は1台の車両で東京より現地に向かうことにしました。途中石巻市の街並みの写真撮影をお願いしました。石巻市で宿泊翌朝のAM8時、東大阪市の工場の物流センターより10トン車１台を現地で迎えました。写真はウイング車の自動ドアを上げ搬入の段取りに取りかかつているところです。