staff.伊藤 |
今回はダウンジャケット特集をお届け致します。 今季のおすすめ商品からそれを使った着こなし、ダウンジャケットそもそものお話まで、 総じてダウンジャケットの魅力をご紹介していきます。 ぜひこの冬はダウンジャケットで乗り切りましょう。 |
DOWN
歴史
1930年代にアメリカのアパレルメーカーが作ったのが始まりです。そのオーナーが友人と出掛けた際に、ウールのアウターが凍ってしまい、危うく凍死しそうに。
その経験を活かして、機能的なアウターの開発に取り組み、その結果羽毛の保温性に気づくのです。
それから世界初のダウンジャケットが作られ、その保温力の高さと軽量さから一気に注目されるものとなったのです。
もこもこの理由
ダウンジャケットというと“もこもこ”とした「均等な横方向の区切り」のイメージが強いのではないでしょうか。
実はこれには見た目だけでなく機能としてちゃんとした理由が存在するのです。
上述したように、羽毛の保温力の高さに着目したのはよいものの、とっても柔らかなものなので区切りがないデザインだと偏りが生じてしまい、形を保つことができませんでした。
これに苦悩した結果、現在でも採用されている横方向の区切り、キルティングをつけることでそれを解消しようと考えたのです。
それの行き着いた先がこの“もこもこ”としたデザインとなっているのです。
FABRIC
<中綿の種類>ダウン
一般的に中綿のなかでも高級なものとして知られているのが“ダウン”です。そもそもダウンというのは素材の名前となり、水鳥の胸部にのみ生えているふわふわとした毛のことをいいます。
例えるのであれば、タンポポの綿毛のような大変柔らかなもの。
水鳥の胸部からしか採取できないこととと、その採取できる量がごく少量ということが貴重性を生み、高級なものとなっているのです。
ダウンの特徴としては、もちろん保温力の高さに尽きるでしょう。
空気を含む割合が高いことで、その空気が温められたときに最大の保温力を纏わせるのです。
それでいて驚くほどに軽いということもあり、ダウンの比率が高いほどに軽い着心地を楽しめるのです。
こうしたことから高級である理由がわかるのではないでしょうか。
フェザー
ダウンと一緒に入れられることの多い“フェザー”これは羽軸を持った羽根のことをいい、羽根ペンのような一般的によくイメージされる鳥の羽になるかと思います。
フェザーの持つ特徴としては、“弾力性”と“通気性”です。
よく「ダウン90%・フェザー10%」のような混率を目にすることがあるかと思います。
だったら、「ダウン100%のほうがいいのではないか?」と考えたくなるものですが、それではダメなのです。
理由としては、ダウン100%になってしまうと大変軽くなってしまうので、潰れて型崩れを起こしやすくなってしまいます。
そのために、あえて弾力性のあるフェザーを混ぜて入れることで、それを防ぐ役割を担ってくれるのです。
そういった意味では、影で支える黒子のような存在ともいえるでしょう。
ダウンのような保温性は劣ってはしまうものの、ダウンとの掛け合わせによって本領発揮するなくてはならないものです。
綿(コットン)
ダウンジャケットと並んでよく目にする『中綿ジャケット』。この中綿が綿(コットン)になるわけです。羽毛であるダウンや現代の技術で作られた化学繊維のポリエステル綿が普及する以前から、防寒材として長く使われてきたのが植物性の“綿(コットン)”でもあります。
性能面として見れば、もちろんダウンには劣ってしまうのが正直なところ。
しかしながら、ダウンはモコモコしてしまいますが、コットンであればおさえられるので、シルエットを重視するようであれば大変活躍してくれる存在となります。
また、ダウンが高価なものである分コットンだと安価になるので、コストパフォーマンスとしてみると嬉しいものですね。
ITEMS
今季のイチオシはコイツ!
<ダウンフェザー+フェザー>
今季新作となるストレッチダウンジャケット。
カラバリが豊富ななかからおすすめの一着を。
ミリタリーな雰囲気を纏わせたカモフラージュ柄で見る目を楽しませてくれる総柄デザイン。
フロントはジップとスナップボタンの二重構造を採用し、全て閉めると首元をすっぽりと覆い隠すようなハイネック仕様となっているなど、防寒抜群の機能性を完備。
デザイン性、機能性ともに高いスペックを確保した一着は必ず重宝すると思います。
ストレッチダウンジャケット 13,824円
stretch down jacket
<カラーバリエーション>
<特徴>
こちらもおすすめ
<ダウンフェザー+フェザー+ポリエステル綿>
派手すぎず適度に大人な気品を漂わせたミリタリーダウン。
さり気なく入ったカモフラージュ柄がポイントになります。
カモフラ柄ダウンジャケット 13,824円
派手すぎず適度に大人な気品を漂わせたミリタリーダウン。
さり気なく入ったカモフラージュ柄がポイントになります。
カモフラ柄ダウンジャケット 13,824円
<ポリエステル綿>
モッズコートのようなデザインで、ミリタリーを感じさせる中綿入りのショート丈コート。
中綿の中でも特殊な機能素材の『サーモライト』を使用し、ダウンと同じくらい軽量でいて保温性に優れた一着です。
あまり見かけることのないレッドカラーは挿し色として使えるのでオススメですよ。
ナイロンツイルショート丈コート 13,824円
モッズコートのようなデザインで、ミリタリーを感じさせる中綿入りのショート丈コート。
中綿の中でも特殊な機能素材の『サーモライト』を使用し、ダウンと同じくらい軽量でいて保温性に優れた一着です。
あまり見かけることのないレッドカラーは挿し色として使えるのでオススメですよ。
ナイロンツイルショート丈コート 13,824円
STYLING
今回のダウンジャケット特集はいかがでしたでしょうか?
いろいろつ綴らせて頂きましたが、意外と初めて知ることが多くあったのではないでしょうか。
HKでもデザイン性や機能性など、様々な角度からアプローチした商品が揃っております。
ようやくダウンジャケットが楽しめる季節になった今、ぜひこれを機に一度お試し頂ければと思います。