staff.伊藤 |
今回は秋冬必須アイテムのニット特集をお届けします! ネックや生地など様々な種類で分けてわかりやすくご紹介しています。 あなたのお好みの一着が見つかることと思います。 |
KNIT
秋冬のインナーに欠かせないアイテム、"ニット"
本来の意味は編物―――糸や毛糸を編んで作った布や衣類で、肌着からセーター、ジャージまで実はニットに分類されます。
(反対に縦糸と横糸を交差させて織ったものを織物(布帛・ふはく)と言います)
近年では毛糸を編んで作られたものを"ニット"という事が増えていますね。
ここではそんな"ニット"の歴史と魅力をご紹介。
<歴史>
編み物、という意味では旧石器時代の網が最古になります。
伸縮性のある編み物は3世紀のシリアで、産業としては16世紀フランスで発展したようです。
日本には17世紀後半(江戸時代)に入ってきて、靴下や足袋として普及し始めました。
<特徴>
1本の糸でループ(輪)を作りながら編むニットは空気を含みやすく、暖かいのが特徴。
ウールなどふわふわした糸で編んだものほど暖かくなります。
ふわふわ素材のニットは着心地が良く、優しい印象に仕上がるので好印象にもなりますね。
縦横への伸縮性にも優れ、シワになりにくいのも特徴。
▼素材により異なる特徴をチェック
<着こなし>
ピッタリで着たり、あえて大きめでオーバーサイズを楽しんだり。
メインアイテムとして一枚で着たり、シャツなどと重ねてレイヤードスタイルで遊んだり。
着こなし方は様々。
▼おすすめの着こなし方をチェック
FABRIC
― アクリルニット
合成繊維の一種であり、見た目はウールそのもの。柔らかな質感もウールのそれとほとんど変わらなかったりするくらい。
ただ、暖かではありますが、やはりウールには劣りますね。
その分嫌らしい話何といっても「安い!」というのがありますね!
それなりに暖かくて、安価で手に入れたいという方にはとくにオススメです。
また、お手入れも簡単なんですよね。
洗ってもとくに問題はなく、すぐに乾いてくれるのが嬉しい点。 さらに、縮みにくく、シワになりにくいという高ポイント付きです。
デザイン的にも染色に秀でているのでライトカラーなど鮮やかさも表現できます。
個性派な着こなしを楽しみたい方にはアクリルのものが多かったりするかもしれませんね。
― 綿ニット
一言にニットといわれるとウールがメインでイメージするかと思います。ここでは動物性のウールとはまた違った、植物性の“綿ニット”をご紹介します。
綿はカットソーやシャツなど直接肌に触れることの多いインナーに使われる素材。
つまり、それだけ肌に優しい天然の素材であるということがわかりますね。
チクチクとした触り心地はなく、アレルギー体質であっても大丈夫なことが多くあるんです。
そういった意味では万人に愛される素材なんだと思っております。
また、ウールと違って、家庭での洗濯もしやすく扱いやすいものになります。
とはいってもシワや型崩れなどが起こりやすいので、洗濯機にそのままぶち込むのではなく、
手洗いで丁寧に洗ってあげるのが長持ちするコツではないかと思います。
これは補足ではありますが、春ニットとしても楽しめる素材となりますので、
ロングシーズンで楽しめるというのも嬉しいポイントとしてあります。
― ウール混ニット
ウールとは一般的には羊毛のことをいいます。万人が自然とイメージしているであろう「暖かい!」ものですよね。
確かに間違いではありませんが、「保温性にとくに優れている」ということばかりでなく、
それにプラスして「吸湿性と通気性がある」という条件が揃っていることが重要なのです。
これらが揃っているのが“ウール”というものなのです。
ただ、それだけの良さがあるということは、反対にデメリットも生まれやすいものでもあります。
先に紹介したアクリルとの比較になりますが、価格がダントツで高くなるということ。
ウールにも種類がありますが、カシミアやアンゴラなどはドッと値が跳ね上がったり・・・。
お手入れ的にも少々大変なところがあり、基本的にはドライクリーニングかと思います。
洗濯機で洗ってしまったことで、大人服から子供服に変わったなんて話もあるくらい・・・。笑
面倒な人は、専門のクリーニング屋さんに持っていくことをオススメします。
それでも自然と手にとってしまう何かがあるように感じます。
アクリルの人工素材とは違って天然素材なので、肌触りなどすべてひっくるめると結局はNo.1になる存在なのではないでしょうか。
ITEMS
STYLING
今回はニット特集をお送り致しましたが、いかがでしたでしょうか?
気になったニットはございましたでしょうか?
一言にニットといっても、タートルネックやクルーネックなどネックの違いであったり、ウールやアクリルなど素材の違いなど様々。
とくに素材は何かとメリットとデメリットがあったりするので、ニット選びには注意したいポイントかと思います。
ぜひご参考にして頂けたら嬉しいです。