公式競技会における公認水着について

国際水泳連盟 ( FINA ) 規定の概要

(1) 水着の形状(身体を覆う範囲)は次の通り。

 1)男子はへそを超えず、膝までとする。
 2)女子は肩から膝までとする。ただし首、肩を覆うことはできない 。

(2) 素材は繊維のみとする。重ね着は、禁止。着用できる水着は一枚のみとする。
(3) 重ね着は、禁止。着用できる水着は一枚のみとする。
(4) 水着あるいは身体へのテーピングは禁止とする。
FINAに承認された水着には、FINA公認マークが水着に付いています。

国内規定

日本水泳連盟

国内で行われる本協会公式・公認競技会においては、水着の規定を2010年4月1日より下記の通りと致します。

(1)水着の形状(身体を覆う範囲)は次の通り。

イ)男子はへそを超えず、膝までとする。
ロ)女子は肩から膝までとする。ただし首、肩を覆うことはできない

(2)重ね着は、禁止。着用できる水着は一枚のみとする。

(3)水着あるいは身体へのテーピングは禁止とする

(4)素材は繊維のみとする。(ラバー及びパネルを貼ったものは不可)


※国際水泳連盟(FINA)の承認を受けていないものでも構わない。(ただし形状・素材は守ること)
※但し、世界新記録、日本新記録(高校〜学童新記録を含む)の公認は、すべて国際水泳連盟(FINA)に
  承認された水着であることを条件とする。


(理由)
国際水泳連盟(FINA)に承認された水着が、すべての競技者に直ちに供給されることは、難しいと考え、
暫定的に国内規則を設ける。2009年以前に販売された水着でも使用可能とする。

本規則の適用期間は平成22年4月1日より平成23年(2011年)3月末までとする。

   
(参考資料)
国際水泳連盟(FINA)の水着に関する決定事項は下記の通り(2009年7月24日)
(1) 水着の形状(身体を覆う範囲)は次の通り
  イ) 男子はへそを超えず、膝までとする。
ロ) 女子は肩から膝までとする。ただし首、肩を覆うことはできない。
(2) 重ね着は、禁止。着用できる水着は一枚のみとする。
(3) 水着あるいは身体へのテーピングは禁止とする。
(4) 素材は繊維のみとする。
  イ) 素材の厚さを最大0.8ミリとする。
ロ) 浮力の効果を0.5ニュートン(N)以下とする。
ハ) 透過性最小値は80l/?/秒とする。尚、計測は素材を上下左右に25%伸ばした状態で行われる。
ニ) テストは必ず科学者チームにより、科学的方法で行われる。
ホ) 認可テストの後の修正・改造は禁止する。



(社)日本マスターズ水泳協会 競技委員会

国内で行われる本協会公式・公認競技会においては、水着の規定を下記の通りと致します。

1、FINAの水着規定変更に合わせ、平成22年6月1日以降、FINAへの世界新記録の申請、日本新記録
  の公認については、有効なFINA公認マークが付いた水着を着用して泳いだ記録のみを対象とする。
(水着の確認を行う)

2、素材については、繊維を中心とした水着とする。ラバー及び大きなパネル(空気を通さない水着)が貼ってある水着は、禁止とする。

素材の規定は、平成22年7月15日より適用する。

3、形状については、水着が身体を覆う範囲を次の通りとする。

1) 男性はへそを超えず、膝までとする。
2) 女性は肩から膝までとする。ただし首、肩を覆うことはできない。

形状の規定は、平成23年4月1日より適用する

4、平成23年4月1日以降も、FINAの承認を受けていない水着でも使用可能とする。
(ただし、素材、形状については、上記2項、3項を守ること)

A)重ね着は禁止とし着用できる水着は一枚とするが、水泳威容インナーショーツ(サポーター)などの
 モディスティースーツ(不適切な露出を避けることを目的とした水着)、女性用インナーパット(カップ)などの
 使用は認める。
B)現在有効なFINA公認マークは、2009年9月と11月にFINAから承認された
 水着につけられた、下のマーク。FINAの文字の下の09/09の数字は年度で変更あり。

FINA公認マーク

※水着の改造は禁止。
※テーピングを必要とする場合、審判長の許可が必要。
世界記録
日本記録の公認
国際大会(FINA主催及び
FINA公認)
世界記録・日本記録に
該当しない選手
6/1

7/14
現在FINAが認定している水着を着用すること。
WR:承認マークの写真撮影・コード番号確認
NR:審判長が承認マーク確認
現在FINAが認定している水着を着用すること。
(召集等で確認など)

FINA公認の国際大会は主催者側へ確認が必要
現行通り
水着の重ね着禁止:
インナーショーツ(サポーター)などのモディスティースーツ・女性用インナーパット(カップ)は使用可能
7/15

3/31
上記通り
上記通り
ラバー素材・大きくパネル(空気を通さない素材)を貼り付けてある水着は使用禁止。ロングスパッツ・小さなパネルの貼り付けは使用可能。
2011年度
4/1〜
上記通り
上記通り
形状はFINA承認のものに限る。(ロングスパッツ禁止)
素材は小さなパネルは使用可。FINA承認マークはなくてもよい。

最近、高速水着と称される身体の締め付けがきつい水着を着用したスイマーの、大会会場での体調不良
が多数報告されています。このような水着を着用する場合は、長時間の着用を避け、また自身の体調管理
をしっかり行って下さい。

社会法人日本マスターズ協会(2010.04.02)