生胡椒(塩漬け) カンボジア産/ Fresh Green Pepper
生胡椒とは?
日本国内で胡椒と言えば、乾燥させたブラックペッパーやホワイトペッパーが広く流通しています。元々胡椒は「コショウ科コショウ属」のつる性植物の果実のことで、収穫時には鮮やかな緑色をしています。これを生のまま塩漬けしたものを青胡椒または緑胡椒(グリーンペッパー)と呼び、現地ではフレッシュな刺激が楽しめる食材として日常的に親しまれています。
ブラックペッパーやホワイトペッパーなどの乾燥胡椒と異なり、生胡椒はミルなどで粉状に挽く必要はなく、そのまま食べることができます。プチっとした歯ざわりと爽やかで鮮烈な辛味は、乾燥胡椒とはまた違う美味しさです。
当店の塩漬け生胡椒は、房の状態でお届けします。その都度使う分だけ、粒を千切ってお使いください。粒のままでも、細かく刻んでも美味しくお召し上がりいただけます。
カンボジア産にこだわり、新鮮な胡椒をお届け
日本において、胡椒はほぼ100%輸入に頼っている食材のため、これまで生の状態ではほとんど流通していませんでした。有名な胡椒の産地は南アジアや東南アジア、南米等の各国ですが、当店にてお届けする塩漬け生胡椒は、世界的な胡椒の産地である「カンボジア産」のものです。
中世から1960年代までの間、カンボジア産の胡椒は、ヨーロッパでは「世界一の胡椒」として知られていました。内戦により一時生産は激減しましたが、多くの畑が復興され、今ではまた世界有数の胡椒原産国の地位を築いています。
当店では、大自然の中で育まれた新鮮な胡椒にこだわり、シェムリアップ北東の森の中にある「スラヤン村」の畑や、プノンペンからシアヌークビル方面へ向かう広大な胡椒畑で生産された胡椒を取り扱っております。世界有数の香りと味を持つカンボジア生胡椒を、是非お楽しみください。
収穫したての生の状態をすぐに塩漬け
新鮮な生の胡椒を、収穫後すぐに塩漬けすることで、風味を壊さずに保存しています。生の胡椒は、非常にデリケートな素材です。現地の市場でも、数日放置した生胡椒はひからびてしまい、採れたての風味は消えてしまうのです。
塩漬けに関しても、塩分が多すぎると生の食感や風味が損なわれるため、3年にわたって何度も試作を繰り返し、カンボジア人と日本人両方の舌で確認の上、保存性と風味のバランスをぎりぎりまで追求しました。その結果、塩辛すぎず、プチッと弾力ある歯ざわりが楽しい塩漬け生胡椒が出来上がりました。
使用法
・肉料理に添えて...
例えばステーキなどの肉料理との相性は抜群です。焼き上がったお肉の上に乗せてお召し上がりください。肉の旨味を邪魔することなく、素晴らしい風味を加えてくれます。
・魚料理の臭い消しに...
魚料理にお使いいただくと、臭い消しの効果があります。
・細かく刻んでソースやドレッシングに...
包丁で細かく刻めば、あらゆるソース・ドレッシングにお使いいただけます。オリーブオイルと合わせるだけで、香り高いペッパーオイルの出来上がり。
・そのままおつまみに...
ピリッとした風味は、お酒にぴったりです。
※生産地写真撮影:Keo visal