コラム一覧 >  特別なコットン、超長綿の話。

span

【超長綿について】


大人の女性を彩る重要アイテムといえば、“きちんと見えするTシャツ”
毎日着るものだけれどいつまでもプチプラ頼りもちょっと・・・
そんな本物志向の大人の女性に向けたspanからの”ご提案”
上品な質感のTシャツを着て、気持ちもシャンとして外出したいもの。 大人のTシャツは“いい糸”にこだわって選ぶのがオススメ。 ということで、今回は超長綿について詳しくご説明致します♪

綿花は、繊維の長さの違いで大きく4種類に分類されます。
綿は使用される繊維の数ミリの違いで細かく4つの分類に分けられます。
一般的に洋服で使用されている綿の繊維長は25mm前後が多い中、超長綿は35mm以上となり1.4倍ほど長い繊維となっております。
たった数ミリの違いですが、洋服の見た目や着心地に大きな違いをもたらします。
  • 【繊維長による名称の違い】
  • 短繊維綿 … ~21mm
  • 中繊維綿 … 21mm~28mm
  • 長繊維綿 … 28mm~
  • 超長綿 … 35mm~
ナチュラル
ナチュラル

【繊維が長いと何がいいの?】


繊維が長ければ長いほど細く繊細な繊維となり、しなやかな質感と上質な光沢を生み出します。
また、繊維が長くなると、糸をつぐむ際のつなぎ目が少なくなるので強度が増し、細くても強い生地にもなります。

  • 【超長綿のメリット】

  • ・カシミアのようなめらかな肌触り
  • ・しなやかな風合い
  • ・シルクのような光沢感
  • ・繊維が長く切れにくく丈夫
  • ・優れた吸水、吸湿、放湿性能
  • ・軽くて柔らかい

肌触りの良さ、強度、吸湿性、放湿性、軽さなどなど、様々な点で 優秀な素材なので、よく寝具やタオル、高級衣類などで使われます。 超長綿は、希少価値が高いだけでなく、機能性の高い素材でも あるわけです。

リネンニット
リネンニット

【綿の生まれ故郷】


リネンニット

一言で綿と言っても繊維の長さが違うように、綿花を生産する国も様々です。
生産国の中でインドが最も多くの綿を生産しており、次いで中国、アメリカの順となっています。
生産国が違うだけで同じ綿でも雰囲気がガラッと変わってきます。
今回は私たちがよく使用しているインドの超々綿とアメリカの超長綿をご紹介させて頂きます。

SUVIN COTTON

インドの長繊維綿スジャータ(SUJATA)とセントビンセント島産の海島綿(St.VINCENT)との交配によって生み出された 「スビン」は、他の綿よりも繊維が細くしなやかで、シルクの様な光沢とカシミアの様な肌触りが特徴です。
インド南部のタミル・ナードゥ州の限られた農家だけで栽培され、超長綿の中でも希少性が高く 生産量は超長綿全体のわずか0.05%しか生産できない超貴重で希少価値や高い品質から ”綿の宝石”と呼ばれるほどです。

SUPIMA COTTON

スーピマとは、USAコットンの中でも繊維長の長い綿花が使われているものの名称です。 米国のスーピマ協会が定めた厳正な基準を満たすものにだけその名称が許されます。 元々 通常のコットンに比べ、毛羽立ちが少なく光沢に優れ、丈夫なUSAコットンですが 超長綿を使用することでより光沢感があり、しなやかで高級感のある生地に仕上がります。