世界の中心国に、ドルに変化が訪れつつあります...





今年の春、G7の会議が広島で行われましたね。

ご存知のように、G7は世界の主要国家として、世界で起きている重要な事柄を話し合い、決定していきます。

ですから、多くの人は、このG7と言われるアメリカやイギリス、フランス、カナダ、ドイツ、イタリア、そして日本が世界の中心だと思っているでしょう。メディアでもそう伝えられ、学習の中でもそう言われてきました。

世界が変わりつつある!?

しかし、現実は少し違っています。世界情勢は刻々と変化していますからね。それは、世界の中心はG7から、BRICS(ブリックス)に移りつつあるということです。

BRICSとは、Brazil(ブラジル)、Russia(ロシア)、India(インド)、China(中国)、South Africa(南アフリカ)の頭文字を合わせた造語です。

これらの国は、今まで発展が遅れている国というイメージがあったと思います。しかし、今や、これらの国は経済的に強くなっているのです。

G7に比べると昔から人口は多かったですが、一人当たりが生産する金額や消費額も大きく増えて、G7やその他の欧米諸国などを抜いています。どんどん世界の中心的な存在となりつつあり、さまざまなことを決めていく国々になる可能性を大いに秘めているのです。

その理由とは!?

その理由のいくつかは、この5カ国は豊かな天然資源を持っていることや強い通貨もあることです。

今までは、サウジアラビアなどのアラブ諸国をG7がサポートしていくスタイルでしたが、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国が来年、ブリックスに加盟すると発表があり、ブリックスの影響が高まっているのがわかります。

これらのほとんどの国は大きな国土を持っており、天然ガス、石油、鉱山、金銀といったたくさんの資源を持っているため、元来の物理的な豊かさが大きな強みとなっています。

国の経済活動状況を示すGDP(国内総生産)を計算すると、ブリックスはG7と同じくらいか、もしかしたら若干ブリックスの方がG7より上かもしれません。

しかし、ブリックス諸国の人口や面積を考えると、その額はブリックス85に対して、G7は15くらいと言ってもいいでしょう。G7が合わさっても、ブリックスがもつ人口や面積、天然資源を考えると、そのくらいの比になるということです。

覇権国家(軍事や経済、文化など、他国を圧倒するような大きな国家)は世界で1番強い国であるため、その国が発行する通貨が1番強くなり、世界中で決済されます。

つまり、今はドル。しかし、ブリックスの勢力でドル市場が終わる可能性も否めません。ドルの影響力が弱まり、ブリックスに移っていくと、金本位制が復活する可能性があります。


通貨も変わるかも!?

金本位制は昔ながらの通貨制度。その国で発行された紙幣と同額の金を保有し、いつでも相互に交換することを保証する制度です。

通貨を発行する根拠は必要ですよね。その根拠が金(発行する元がゴールド)となります。つまり、ゴールドの価値に合わせて通貨を発行するという制度となります。

ロシアはゴールドを持っていますから、金本位制を使っています。ですから、通貨を発行した金額は、きちんとゴールドと交換できますという約束でロシア通貨を発行しているのです。

かたや、アメリカは金本位制ではないので、ゴールドがなくても好きなようにドルを発行できます。

しかし、昔から通貨の裏付けは、基本的にゴールドです。

ブリックスでは、統一通貨を作るという話もあるので、そうすると金本位制が完全に復活することもあるでしょう。

覇権国家が移り変わり、通貨もドルからブリックスの通貨に移り変わる──。そうなると、金の値段はポンと上がります。

それだけ、ゴールドというのは価値ある存在で、過去も、今も、未来も、その価値は変わらず存在するのです。

そのため、ゴールドを意識し、手にすることで、あなたの安心と安全を守ることができると考えています。



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