まるで蜜入りの林檎のきもち。

ショーウィンドウに並んでいても 良さに気づいてもらえないかもしれません。

きらびやかに 並べられた中、わたしは 地味で、無地で、普通っぽいんです。

なんで柄で生まれてこなかったんだろうって思う事もあったけれど…

嗅ぎ分けて、ふと手にとってみて…! と心から思うのです。

わたしには隠された甘さで その人をきっと満足させる事ができるから。

ーかじると 中に黄色い蜜が詰まった林檎の様にー

わたしに袖を通してみてほしいのです。

全身に わたしを纏って見てほしいのです。

無地なのは、中心からの生地の動きが より美しく見えるためでした。

広がるほのかな甘さ。

一目でわかるより、袖を通して より 味わい深い。

蜜入り林檎 みたいな わたし <ワンピース>のきもち。

スタッフ カワイ