バイオリンと木

 

スプルース、メープルという事で、とうひ、カエデなどとも訳されますが、

本来日本に生育していない別個の樹木です。酷寒の北欧の山に生育

しているものが、上質とされております。バイオリンは他の多くの楽器

と比べて比較的シンプルな構造になっております。

それだけに、素材としての材質の良否は音質の良否に直結します。

ストラデバリウスを始めイタリアの歴史に残る名工達もみずから山深く

分け入り自ら銘木を探し求めたといわれております。

 

ワインほどではもちろんありませんが、木も湿度の大きな

変化の無い静かな所で、ゆっくりと時間のながれの中で

繊維がしっかりと熟成していきます。出来立てのロマネ

コンティよりは飲み頃のサンヴィバンの方がお奨めな様に

、、、、??虎杢も木がしっかり乾燥していての話です。

工業的な脱水処理は、低価格のバイオリンにはやむ得な

いとしても、長く使用されるバイオリンには出来うる限りの

良い木材のものが結局お得なのです。

ドレクセルシリーズの

バイオリンはこのスットク

の中の木から作られます。

この様にカットされて、バイオリンの

製作に使用されます。